世の中を斬る!

2024年12月30日

ネットが社会の隅々に浸透した影響は今後ますます大きくなる

新しいdynabook
(あなたが思う近未来の社会はどんなイメージですか?)
誰もが日常生活の中で当たり前に目にする光景。
多くの人、特に若者のほとんどは片手にスマホを持って眺めたり、操作している光景。
そう、彼・彼女らはネットを通して情報を得たり、ネットを通じて誰かとコミュニケーションをとったり、そんなことをしているのです。
私が勤務している学生専用マンションの食堂には大きな壁掛けTVがあって、営業時間中はずっと何らかのTV番組の放映がされているのですが、食事を摂っているほとんの学生はそれを見向きもせず、ひたすら手元のスマホを見ながら食事をしています。
これが今の若い世代のふつうのライフスタイルであり、おそらく、このスタイルは思考にも大きく影響を与えていることでしょう。

私が仕事人人生をスタートさせた20代の頃は、主な情報源はTV・新聞・雑誌・本、あとは誰かとのリアルなコミュニケーションからという感じでしたが、今はほとんどネットからです。
今や紙媒体で配信されている情報はネットでも配信される時代なので、ますます人々の紙媒体離れは進んでいます。
ということは、当たり前の帰結として、紙媒体であるTV・新聞・雑誌・本はどんどん売れなくなり、今後においては悲観的予測しかありません。
個人的にはその方向性はかなり前から気付いていたので、とっくに新聞の購読は辞めており、TVの受像機もかなり前に捨て、本や雑誌はもうめったに買わなくなりました。
書棚にあったたくさんの本は、時々再読しながらそれが終わるとひたすら捨てています。
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yoron at 06:44|PermalinkComments(0)

2024年10月14日

これからますます深刻になる日本社会の負のスパイラル

人口ピラミッド
(暗い予想は予想として、とにかく一仕事人としては頑張るのみ!)
日本社会が抱える大問題の一つに“人口減少”というのがあります。
これは以前からいわれていたことなので多くの人はわかっているでしょう。
この問題の本質はどこにあるかといえば、全体の人口というより、若者や子供のような未来の日本をつくっていく上で戦力になりうる層の人口の減少にあります。
私ぐらいの年齢(60歳以上)になると自分でも実感するのですが、高齢者はどうしてもバリバリ働くには体力、気力、その他の力が足りないんですよね。
個人差はあるにしても、私には、若い頃のように目的達成のために徹夜して成果を出して納期に間に合わせるなんていう仕事のやり方はもうできません。

そんな高齢者の人口がどんどん増えているのが今の日本の現状です。
人口ピラミッドの過去と現在を比べれば一目瞭然ですが、かつては、若者や子供が多かったので日本社会は生産性も高くて順調に発展でき、割合の少なかった高齢者は若い人たちの頑張りで支えることができていました。
しかし、今は、多数の高齢者の存在によって人口ピラミッドが健全なかたちではなくなったため、日本社会の生産性は落ちて発展が止まり、割合の多い高齢者を支えるための社会保障費が急増してしまい、その結果、若い人たちの負担が大幅に増えてしまいました。
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yoron at 09:24|PermalinkComments(0)

2024年09月07日

華麗なキャリアだって?、そんなの関係ねー!

国会議事堂1
(表面的なもの、外見に騙されるな!)
現在自民党の総裁選が何かと話題になっていますが、大手メディアが候補者の人物紹介をする際に、“華麗なキャリア”を積んできた人、みたいな紹介のし方をしているのを見かけます。
ここで言っている華麗なキャリアというのは、例えば、東大卒業後、アメリカの有名大学で学び、その後、有名企業の勤務経験があるとか、霞ヶ関の官庁勤務を経験したとか、政治家になってからは重要なポストを歴任したとか、といったようなことです。
こういう報道を見る度に思うのは、その人がその時々に身を置いた環境で力を発揮して成果を上げたなら素晴らしいことですが、ただ身を置いていただけで成果らしい成果を出せていなかたっとしたら、それは単に見掛け倒しだよなと。
そのあたりをしっかり調査しないで、転職者が自己PRで使う職務経歴書(いいことしか書かない)のような薄っぺらな情報だけをもとに“仕事ができそうな人”と視聴者や読者に誤ったイメージを持たせてしまうのはいかがなものかと。

何が言いたいかというと、例えば、こういう言い方をすればわかりやすいのではないでしょうか。
ある人の過去のキャリアが冒頭で書いたような一見立派なものだったとしましょう。
その人がそのキャリアを買われてある重要なポストに就いたとして、仕事の重要な局面において、誤った判断、誤った決断をし、いろんな方面に多大な損失を発生させてしまったとします。
そして、そういう事例が度々あったとします。
そうなってしまったら、過去のキャリアなど何の意味もなかったことになります。
もちろん、仕事を遂行する上で失敗は付きものです。
仕事ができる仕事人だって失敗はします。
しかし、その人に本当に実力があるかどうかは、その失敗から学びそれを次の仕事の成功に結びつけられるかどうかです。
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yoron at 10:16|PermalinkComments(0)

2024年07月21日

デジタル技術に依存し過ぎるのは超危険!

新しいdynabook
(ネット中毒になっていませんか?、あっ、それはまさに私自身のことです)
先日、アメリカのあるIT企業で起きたシステムトラブルの影響がまたたく間に世界中に波及し、日本のネットシステムでも障害が発生するという出来事がありました。
しばらくしてこの問題は解決したのではありますが、私は、こういう現象一つとっても、デジタル技術に依存し過ぎるのは超危険!だと感じています。
たしかに、デジタル技術、ネット技術の発展のおかげで世の中は便利になり、個々人の日常生活に面白いことや楽しいことを提供してくれています。
周囲を見渡すだけでもすぐわかりますが、多くの人が自分のスマホとにらめっこしながらいろんなことをしています。
しかも、多くの時間をそれに費やしています。

私は頻繁にこのブログの記事を更新していますが、この習慣は私の生活に潤いを与えてくれています。
ブログだけでなく、メンバーになっているいくつかのSNSにおいては、友人・知人たちとのネット空間での交流を楽しみ、諸連絡も瞬時にかつ簡単にできています。
そういう点において、デジタル技術、ネット技術の発展から私自身も大きな恩恵を受けているわけです。
こういう環境の社会で生きている現代人にとっては、もはやデジタル技術、ネット技術を使っていろんなことをするのは当たり前です。
逆に、それができない人にとっては住みづらい世の中になっていると思います。
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yoron at 07:04|PermalinkComments(0)

2024年05月11日

【現代社会の考察】ネットライフから現代社会を読み解く

新しいdynabook
(私も今やネットにどっぷりの日常)
今回はちょっと大きなテーマでの記事を。
私は、Facebookを含めいくつかのSNSを利用していますが、それらを利用しているうちに気付いたことがあります。
あなたは、“リア充”という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
Wikipedia(ウィキペディア:フリー百科事典)によれば、、、リア充とは、ブログやSNSなどを通した関係ではなく、実社会における人間関係や趣味活動を楽しんでいること、またはそのような人を指す、主にインターネット上などで使われる俗語。 対義語として「バーチャル充」がある。
とのこと。

これは、あくまでも私がSNSでつながっている人たちの言動を観察していて感じていることですが、多くの人が自分のリア充自慢をしたがっているんですよね。
私も例外ではありません。
とにかく、自分の日常で起きる些細な事柄などをネタに写真や動画付きの投稿をしている人が実に多いんです。
そして、おそらく、そういう投稿をしている人の多くが、それを見た、読んだ友人たちが押したイイネ!などの反応数に喜びを感じているのです。
私もそうです。
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yoron at 06:14|PermalinkComments(0)

2024年03月20日

人間関係は、相手に“有益”と思われたら勝ち、“有害”と思われたら負け

【クントゥグンジュ】全体風景1
(あなたの人間関係、うまくいっていますか?)
人間関係というのはなかなか難しいもので、これで悩む人は世の中にたくさんいるでしょう。
身近なところでは、自分が生まれた時から始まる家族間での人間関係、親族間での人間関係、学校に入ったら学校生活での人間関係、仕事に就いたら仕事上の人間関係、住んでいる地域での人間関係、活動に参加している趣味や所属団体での人間関係など、私たちを取り巻く人間関係は多岐にわたります。
誰でもが自分が関わる人間関係は良好であってほしいと願うものでしょうが、何せ、人間関係というのは相手があることなので相手次第で良好な関係が築けることもあるし、逆に築けないこともあります。

良好な人間関係を築くにおいては、例えば、相手が助けを求めてきたら可能なかぎり助けてあげるとか、自分がされて嫌なことは相手にもしないとか、相手がやろうとしていることを邪魔しないとか、いろいろポイントがあるでしょうが、私が思うに、相手と良好な関係を構築する上で一番重要なことは、相手に自分が有益な人物であると思われること、かなと。
相手が「この人と付き合ったら得をする(将来役に立ちそうだ)」と思うならこれはしめたものです。
逆に言えば、相手に自分が有害な人物であると思われてしまったら終わりだということです。
「いや、私はあなたにとって有益な人物ですよ!」といくら自己主張してみたところで、人間関係では相手の心象(相手がどう思うか)のほうが大事なんです。
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yoron at 12:54|PermalinkComments(0)

2024年03月03日

今後ますます深刻化するであろう老人漂流社会の現実

老人漂流社会
(老人問題が自分自身に突き付けられている)
10年前にNHKで放送された『終の住処はどこに 老人漂流社会』という番組は反響を呼んだようですが、私が思うに、この問題、つまり、老人にとって息苦しい社会というのは今後ますます深刻化していくだろうなと。
なぜかといえば、国際競争の中で日本の地位、特に経済はこれから低下傾向に向かっていくと予想されるからです。
日本経済がおかしくなると何がまずいかといえば、お金が回らなくなるので総体的に個人の稼ぎが減ることになり、それは、稼ぐ力のない老人にとっては生活維持が困難な環境になることを意味するからです。

日本社会の大問題として少子高齢化が叫ばれて久しいのではありますが、少子化については、若者にとってはそれほど深刻な問題ではありません。
もちろん問題ではあるのですが、それは老人問題に比べれば影響は小さいということです。
日本経済が停滞して就職・転職活動が難しいとか、給料が増えないという問題が発生しても、若手労働者は少子化社会にあっては優位に立てるし、給料がそれなりにもらえるだけ生活はしていけます。
しかし、老人人口が増えれば増えるほど、労働力としてそれほど期待されない老人は仕事を見つけるのにも苦労するでしょうし、また、もらえる給料に対しては贅沢は言えなくなります。
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yoron at 05:10|PermalinkComments(0)

2024年01月05日

“自分の身は自分で守る!”覚悟と行動がますます大事な時代になった

防災避難グッズ
(備え有れば患い無し)
日本では新年早々から能登地震、航空機衝突事故といった不幸な出来事が続きましたが、世界に目を転じれば、不幸な出来事はたくさん起きています。
多くの死傷者を出しながらも血で血を洗う戦争を続けているロシアとウクライナの問題はいまだ解決の糸口さえ見い出せず、そして、中東ではイスラエル対ハマスの戦いに端を発して地域周辺を巻き込み各所で紛争が勃発しつつあります。
また、きな臭い動きは南米でも起きていたり、日本の周辺でも中国、ロシア、北朝鮮といった専制主義国家が安全保障面に脅威を与える動きを見せています。

これらのいろいろな出来事は私たちの暮らしに直接影響を与える経済面にも波及し、昨年は物価高で家計が圧迫された人も多いと思います。
もちろんそれが仕事で影響したという仕事人も多いはずです。
私が現在関わっている仕事においても、諸食材の値上がりがお客さんに提供する料理に直接影響しました。
それは良い影響ではなく当然のことながら悪い影響です。
顧客満足どころか顧客不満足の結果になってしまったわけです。
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yoron at 06:42|PermalinkComments(0)

2023年10月07日

その問題、本当に重要?、他にもっと重要な根深い問題があるのでは?

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(おいおい、それよりこっちのほうが重要な問題なんでは!)
私は地上波のTV番組をほとんど観ません。
なぜかといえば、観る価値をまったく感じなくなりTV受像機をもう何年も前に捨ててしまっているので、TV番組を観るのは、ネットにつながっている自宅のPCでyoutubeの動画になっているのをチョイスして観るか、仕事先(学生専用マンションの食堂)にあるTV受像機から仕事中たれ流しになっている番組を何気なく観ている時です。
このようにTVの重要性をあまり感じていない私ではありますが、このところ気になっているのは、多くの地上波放送局でジャニーズ問題に多くの時間を割いて番組を作っていることです。

それなりに問題があるのはわかりますが、私見で言わせてもらえば、日本社会全体の問題からすれば、「はっきり言ってどうでもいいじゃん!」としか思えないのです。
そりゃまぁ、放送局も公共放送を除けば利益重視の民間企業なので、視聴率重視で世間の関心をひきつけられるようなネタを使いたいのでしょう。
そのことを知ればしょうがないと思えなくもありません。
ただ、TVから流れてくる情報をわりと真に受けてしまい、それが自分にとっての情報源になっている人たちにとっては害悪になっているとしか思えないのです。
世の中には、問題の大小というのは必ずあり、大きな問題は、社会全体で優先的に解決に向けて取り組んでいかなければならない問題です。
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yoron at 05:57|PermalinkComments(0)

2023年08月15日

事実は視点を変えればまったく異なって見える

<10年前の今日、靖国神社を訪れた際の風景>
靖国神社参拝(1)

<10年前の今日、靖国神社で参拝する大勢の一般市民>
靖国神社参拝(2)

<10年前の今日、参拝する政治家を取材するために集まったマスメディア関係者>
靖国神社参拝(マスコミ)
(事実は自分でしっかり確認すべし)
今日は8月15日。
78回目の終戦の日です。
何年か前まではマスメディアでよく取り上げられる靖国神社に足を運んで参拝していました。
当時は、心から戦没者に哀悼の意を捧げるというような厳粛な気持ちではなく、話題性のある場所をよくニュースになる日に自分の目で見てみたいという思いから出掛けていたというのが本当のところでした。
自分がこの場所を自分の目で見る前は、いつもマスメディア(特にTV)の報道を通して情報を得ていたので、右翼関係者や保守系政治家が自分たちのスタンスを誇示する場所として利用するところ=靖国神社という認識しかありませんでした。

ところが、実際に現地に行って自分の目で見た風景は、マスメディアが報じたものとはまったく異なるものでした。
ものすごく大勢の一般の人たちがここを訪れ、暑い中長蛇の列を整然とつくって参拝していたのです。
一方で、そういった一般の人々の姿は無視するかのように、やって来る政治家をカメラに収めようと別の場所で待ち構えていたのがマスメディア関係者でした。
その時にはっきりわかりました。
「ははぁ、この人(マスメディア関係者)たちは自分たちの報道のためだけにここを利用していたのか」と。

ニュースについてはよくこんなことが言われます。
犬が人間を嚙んでもニュースにはならないが、人間が犬を嚙むとニュースになると。
つまり、よくありがちなことはニュースとしては面白くないので取り上げられないが、めったにないことはニュースとして面白いのでニュースにしやすいということです。
私は自分が実際に足を運んで自分の目で見た8月15日の靖国神社の風景を見てそのことを思い出しました。
そして、同時に、マスメディアが垂れ流す情報を鵜呑みにしてはいけないということを肝に銘じました。
「事実は視点を変えればまったく異なって見える」という教訓を得た出来事でもありました。
あなたは、私と同じような経験をしたことはありますか?

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yoron at 05:59|PermalinkComments(2)