仕事人の叫び
2025年04月20日
カルチャーがまったく異なる会社を経験してみよ、大いに勉強になるから

(あなたの常識は世の中の非常識?)
私はこれまで転職14回、現在15社目に勤務しておりますが、この転職歴の中でとても面白い経験をさせてもらったことがあります。
それは、ある外資系企業(米国系グローバル企業)からNTT系の日系企業に転職した経験です。
外資系企業勤務時代、私は役員会の事務局の仕事をしていたことがありますが、当時、同企業のトップ(CEO)は本国から赴任してきた米国人でした。
ある時の役員会でこんなことがありました。
トップがプレゼンをする際、全役員にこんな資料が配布されたのです。
たしか、7枚程度のパワーポイント作成資料でしたが、すべてのページに書かれていたのは、“コミュニケーションは大事!”という言葉で、それもかなり大きなサイズの文字、情報はそれだけでした。
だから、資料を手にした人の中には、「なんじゃ、こりゃ!」と思った人もいたはずです。
要するに、トップは、経営の意思決定機関である役員会で決まった事柄を確実に実行するには、出席者全員が決定事項を理解した上で、それをコミュニケーションを通じて部下と完全に共有することが大事であるということを伝えたかったわけです。
とてもシンプルでしたが、同席していた私でもよくわかるトップのメッセージでした。
続きを読む
yoron at 04:38|Permalink│Comments(0)
2025年04月19日
他人(企業)はその人(企業)にとっての利益を常に考えているものである

(相手の言葉を真に受けてしまっていませんか?)
私は現在60歳。
新卒で日系の大手メーカーに就職した後、これまで14回の転職をし、現在非正規雇用の身分で15社目で働いています。
そんな私が、組織、ビジネス社会に身を置きながらつくづく感じていることがあります。
それはね、“他人(企業)はその人(企業)にとっての利益を常に考えているものである”ということです。
そんなのは当たり前じゃないかと思った人は、おそらく、それなりに世渡りの上手な人のような気がします。
というのも、最近、職場の同僚たちの言動を観察しながら、「あれっ、この人、他人(会社)の思惑に気付いていないのかな」と感じることがしばしばあるからです。
私の現在の身分は非正規雇用ではありますが、かつては、正規雇用で組織のトップのそばで仕事をした経験もあるので、組織(会社)の本音と建前みたいなものを嫌というほど見てきました。
現在の職場の同僚たちは上司を含めそういった経験のない人たちばかりです。
だから、組織の上部からいろんな指示命令があるとそれに忠実に従って業務を遂行し、その指示命令の背景にある思惑にまでは思いを巡らすことはないようです。
続きを読む
yoron at 06:16|Permalink│Comments(0)
2025年04月13日
自分の仕事周辺を観察すれば、ビジネスチャンスはいくらでもある!

(ビジネスチャンス?、まずは身近なところからですよ!)
新規ビジネスだのビジネス拡大なんていうと、なんか難しそうと思い込んでしまう人は多いかもしれません。
特に、こんな業務命令を仕事人経験が狭く浅い若い人が受けたら、「まずは関連書籍を読むことから始めよう」とか、「有望とみなされている分野の市場調査等のマーケティングが大事だな」とか考えたりするかもですね。
実際、私が若い頃はビジネス書おたくだったので、とにかく書籍や新聞等の活字を通して得た情報をもとに新規ビジネスやビジネス拡大のアイデアを考える傾向がありました。
しかし、現在60歳の私がこれまでいろんなビジネスやビジネス環境を経験してきて気付いたのは、“自分の仕事周辺を観察すれば、ビジネスチャンスはいくらでもある!”ということです。
私は、現在学生専用マンションの食堂で非正規雇用の調理スタッフとして働いていますが、今の環境下でいろんなこと、いろんな場所を観察しているだけでいろんなビジネスが発生していることがわかります。
このマンションはある運営会社が管理していて全国中に同様のマンションがあります。
入居しているのは、主に他地域出身の大学生や専門学校生、また、最近は海外(特に中国)からの留学生です。
続きを読む
yoron at 09:26|Permalink│Comments(0)
2025年04月12日
何十年もその仕事をやっていながら、仕事ができないってどういうこと?

(おいおい、あなたは長い間一体何をしてきたんだい?)
時々、こういう情けない仕事人に出会うことがあります。
大企業で何十年も経理の仕事に関わり、経理関連のことなら幅広く実務を経験しましたと。
ところが、その人が零細企業に転職し、ある日オーナー社長から「おい、これをうまく経理処理しとけ」と言われ、何かで使ったお金の領収書を渡されたら、その瞬間頭が真っ白になりどうしていいか困ってしまったと。
経理のプロがそんなことはないだろう、って?
いやいや、現実にはこういうケースって意外にあるんですよ。
大企業勤務時代は、わからないことがあったら指導してくれる上司がいて、詳しい先輩や同僚が懇切丁寧に教えてくれたかもしれませんが、そういう周囲の手助けが一切ない環境になったらパニックに陥る人が必ずいるものです。
何を隠そう、私もその一人でした。
新卒で大企業に入社し、その後いくつかの大企業に転職した後に中小企業に転職した際、担当者が自分一人という環境になった時には、本当にわからないことが多く、「あー、私はこれまで実践で役に立つことは何も身につけてこなかったんだなぁ」とつくづく自分の非力さを感じたものでした。
仕事人人生においてそういう経験をしたものだから、40代の後半でまったく未経験だった現在の飲食の仕事に就いた際は、ゼロからすべてを身に付けてやろうぐらいの気合で、調理専門学校に入学して基礎を学んだ後、今日に至るまで、いろんな仕事先を渡り歩きながら(転職9回)、必死になっていろんなノウハウ・スキルを身に付けました。
続きを読む
yoron at 05:45|Permalink│Comments(0)
2025年04月11日
組織では要領のいいやつが出世する、ただ

(組織で出世したいですか?)
私は現在60歳、現役仕事人(組織人)です。
仕事先が変わることを転職というなら、新卒で入社した会社を皮切りに14回転職をし現在15社目に勤務しています。
大企業、中小零細企業、創業したばかりのベンチャー企業、外資系企業、業界は、自動車業界、電機業界、建設業界、IT業界、セキュリティ業界、人材業界、飲食業界、仕事内容は、総務、人事、経理、秘書、経営企画、品質管理、宣伝・広報、営業、営業管理、調理等々、とにかくいろんな組織や仕事を経験してきました。
そんな私が経験を通してわかったことは、“組織では要領のいいやつが出世する”ということです。
要領がいいというのは、二つの意味があって、一つは、物事の処理能力が高いこと、手際がいいこと、二つ目は、上手に手を抜くこと、人に取り入るのがうまいこと、です。
特に組織においては後者(二つ目)の要領の良さは出世にとっては大事です。
仕事を遂行する能力はものすごく高いのになかなか出世できない(しない)人は意外と多いものです。
逆に、仕事の遂行能力はほどほどのレベルなのに、鞄持ちではありませんが、上司や権力者にうまく取り入って(相手に気に入られて)出世する人がいます。
続きを読む
yoron at 13:47|Permalink│Comments(0)
2025年04月06日
「私にはできる!」という自信があれば仕事は楽しい!

(あなたが自信がある仕事は何ですか?)
私は今、自分の仕事を楽しんでいます。
私は現在60歳ですが、現在の仕事である飲食の仕事に就いたのが約10年前。
それ以前はまったく畑違いの事務系の仕事をしていたのですが、その仕事では将来食っていけないと判断し、50歳を目前にした頃に思い切ってキャリアチェンジをし現在の職業を選びました。
この仕事が本当に自分に向いているかどうかもわからず、最初はまったく自信がないままスタートしました。
だから、この仕事でのノウハウもスキルも身についていなかった頃は、上司や先輩から「お前、やってみろ!」と経験したこともない仕事を指示されるといつも尻込み状態でした。
そんな私でも、いろんな仕事先でいろんな仕事を経験しているうちにいろいろと覚え、10年という歳月が経ってみると意外とたくさんのことができるようになっていて、そのことが自信となって冒頭の感じで仕事に取り組めるようになっています。
そういえば、駆け出しの頃、銀座の日本料理店で働いていた時に、当時の料理長からこんなことを言われたことがありました。
「料理人というのは、10年ぐらいするとそれなりに自信がつき自分で仕事を回せるようになるものだ。ただし、そこから一流というレベルまでいけるかどうかは、あとは本人の心掛け・努力次第だ」と。
続きを読む
yoron at 08:57|Permalink│Comments(0)
2025年04月05日
4月ぐらいは気分をリフレッシュしたいものだ

(今月は新鮮な気持ちでいこう!)
今週から4月がスタートし、今日(土曜日)は私にとっては最初の週末の休みです。
個人的なことで恐縮ですが、実は先週の土曜日から体調を崩し、その後徐々に回復傾向はあったものの今週は体調がいまひとつな感じで仕事をしなければならなかったので、やっと休みに入りホッとしているところです。
季節の変わり目は体調を崩しやすいとよくいわれていますが、最近かなりの寒暖差があったのでそのせいもあったかもと思ったりしています。
皆さんもどうぞお気をつけ下さいね。
ところで、4月といえば多くの企業では新年度のスタート、また学校は入学式と節目の月です。
職場には新人、学校には新入生の初々しい姿が見られ、何となく気分がリフレッシュする感じがします。
私の現在の仕事先は、学生専用マンションなのですが、今年も多数の入居学生を迎え、私の仕事である食堂での食事作りも忙しくなりました。
同時に、新入生たちがたくさんやって来るので、「今年はどんなキャラの学生さんがいるかなぁ」と若者観察を楽しんでおります。
おそらく、企業の職場でもベテラン社員たちが同じような思いで新人たちを見ているのではないでしょうか。
長年仕事人をやっていると、どうしてもマンネリ化したり、若い頃持っていたはずのバイタリティを失っていたりするものです。
そんな状況の時に、若い新人たちと接することで少しの間でも気分がリフレッシュできるのはありがたいことです。
人生、仕事人の先輩としてこちらが教えることが多い反面、新人たちから教えられることもあると思います。
皆さんの職場に新人は入ってきましたか?
あなたが今新人に一番教えたい(言っておきたい)ことは何ですか?
この記事に共感いただけましたら、以下アイコンのクリックお願いします。

yoron at 07:27|Permalink│Comments(0)
2025年03月30日
仕事に貴賤なし!、傲慢な態度を改めよ!

(あなたの態度のまずい点を他人から指摘されたことはありますか?)
先日、youtubeで年金生活者の実態レポートみたいな動画を見たのですが、その中で、かつて大手企業で働き、定年後の年金は月当たり20万円以上もらっているという男性がインタビューを受ける場面がありました。
インタビュアーが、「もう働く気はないのか?」と質問したところ、彼はこんなふうに答えていました。
「まともに働けるとこがあったら働きたいよ。でもなぁ、あるのは、警備とか清掃とかの仕事ばかりでまともな仕事がないんだよ」と。
私はこの回答を聞いて愕然としました。
この男性にとっては、世の中に必要とされるからこそある警備や清掃の仕事はまともな仕事ではなく、彼がかつて大企業勤務時代に経験したような仕事こそがまともな仕事なのでしょう。
正直言って、哀れです、惨めです。
私もずっと大企業勤務しか経験がなかったならば、定年後にこの男性と同じような人間になっていたかもしれません。
なぜなら、若い頃は上昇志向が強く、職業選別意識が強かったからです。
ぶっちゃけ、かっこいい(周囲に羨ましがられるような)仕事に就き、高い年収で、ポストもどんどん上がっていく、みたいなキャリアアップのイメージを描いていましたからね。
でも、40代あたりから、このイメージに違和感を覚えるようになり、仕事に貴賤はないんだという思いを抱くようになってから、キャリアチェンジを真剣に検討するようになりました。
続きを読む
yoron at 08:20|Permalink│Comments(0)
2025年03月29日
お金は大事!、使い途には優先順位を!

(あなたにとってお金とは?)
「人生、お金がすべてではない!」だの、「お金よりも大事なものがある!」だの、「お金のために働くな!」なんてなことを声高に言う人がいますが、それはある面でその通りですけど、資本主義の世の中を生き抜いていく上で、「それでもお金は大事!」、「お金があれば人生の選択肢が増える!」、「お金は自分を救い他人も助けるのに役立つものである!」ということを強く言いたいですね。
私は現在60歳ですが、これまでの人生経験も踏まえつつ言わせてもらえば、冒頭の言葉は、正直きれいごと過ぎるし、そういうことを平気で口にする人の中には、言い方は悪いですが詐欺師(悪人)もいます。
例えば、冒頭のような言葉を人生セミナーなどで語る講師について考えを巡らせてみて下さい。
そのセミナーに参加した聴衆の中には講演に感銘を受け自分の人生に生かそうと思う人もいるでしょう。
しかし、講師はそれを仕事で行っている以上、そのセミナーが盛況で参加した聴衆の参加料によってがっぽり稼ぎたいというのが本音のはずです。
世の中には、無料セミナーのようなものが多々ありますが、それはね、セミナーの後で参加者を自分(自社)のビジネスに引き込んでいくための仕掛けなんです。
ずばり、ビジネスは奉仕の慈善事業ではないのですから、仕掛ける側は必ず儲けを意図した行動をするものです。
続きを読む
yoron at 07:30|Permalink│Comments(0)
2025年03月23日
どんな仕事でも考え方次第で超楽しめる!

(仕事を楽しめるかどうかは、考え方ですよ、考え方!)
私が働く飲食業界。
ある面での世間の見方は、ブラック業界、低賃金、重労働、退職者が多い。
正直言って私も当初はこんなイメージを持っていて、実際最初の頃はまさにその通りだったと感じたこともあります。
自分が調理した料理をお客さんに提供して喜んでもらえたらやりがいがあるだろうなと思って就いた仕事なれど、最初は食器洗いや掃除等の下働きばかりで、上司や先輩たちからは怒鳴られてばかり。
その上、長時間勤務で自分の時間がなかなか確保できず、身体のあちこちを傷付けるという状況もあったため、時々「この仕事は自分には合っていなかったかも。もう辞めようかな」と思ったこともありました。
でも、今日に至るまで辞めずに10年間も続けられたのは、、実はそれなりに楽しめることもあったからです。
それはね、例えばこんなことです。
かつて住んでいた地域の自宅のすぐそばに、有名な大手企業の本社があって、外出時によくその本社ビルの前を通っていました。
その際、「この建物の中はどうなっているのだろう。中で働いている人はどんな感じかな」と思っていました。
そしたら、偶然その会社の社員食堂スタッフの募集があって応募したら採用してもらえたんです。
そのことによって私の思いが叶い、日々ワクワクしながら仕事ができました。
また、現在住んでいる地域で地元の大きな中学校の前をよく通ることがあるのですが、その時もその中学校の中の様子が気になっていました。
そしたら、その時もこの中学校の給食室スタッフの求人を見つけることができ、同様に思いが叶いました。
つまり、飲食の求人は実にたくさんあるので、私のような考え方をする人にとっては楽しい仕事選びと経験ができるのです。
私が関わっている飲食の仕事を例に出しましたが、こういうことってどんな仕事にも言えることだと思います。
どんな仕事でも考え方次第で超楽しめるということです。
だから、もしあなたが今の仕事を辛く、つまらなく感じているのなら、その仕事ならではの(その仕事に就いているからこそできる)メリットを探す努力をしてみてはどうかと思う次第であります。
この記事に共感いただけましたら、以下アイコンのクリックお願いします。

yoron at 04:24|Permalink│Comments(0)