仕事人の叫び

2024年12月01日

「ああすべきだ、こうすべきだ」ではなく、自分でやる人間になれ

トヨタ式
(決してただの評論家になってはいけない!)
日頃、自分自身の戒めとしても心の中でつぶやいているのは、“自ら動いて成し遂げようとはせずに、「ああすべきだ、こうすべきだ」と評論家のように口先だけでものを言い、やるのは他人任せという人間にはなってはいけない”ということです。
評論を職業としている方には申し訳ない言い方になってしまいましたが、言いたいのは、仕事人なら常に自分が感じた(見つけた)問題や課題に対しては自らがその解決に向けて動いてほしいということです。

私は現在非正規雇用の立場で現場の最前線で仕事をしているのですが、最前線で働いている人たちというのは常に自分で実行することが求められています。
お客さんから要望があったりクレームがあるとまずは自分で対応しなければなりません。
もちろん、自分の手に負えないものは上司等に対応をお願いせざるをえないわけですが。
どこの企業、経営者も“現場が大事”と言います。
しかし、それが表面的なものであれば、組織の人たちはそれを実感しないまま仕事をしてしまう危険があります。
現に私の現在の勤務先においても、めったに現場にやってこない本部の正社員が現場の実状を知らないのに、「ああすべきだ、こうすべきだ」と言ってくる傾向があります。
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yoron at 07:15|PermalinkComments(0)

2024年11月30日

高齢仕事人は、“ささやかな楽しみ”を持つべし

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(私のささやかな楽しみは、その時に食べたいと思った料理を自分で作って食べることさ)
私は現在60歳(還暦)。
独身一人暮らしです。
かつては、新卒後に正社員として入社した大企業を皮切りにいろんな業界で働き、いろんな経験をさせてもらいました。
そして、現在は、非正規雇用の身分で調理補助の仕事に就いています。
フルタイム勤務で月給は20万円程度(賞与なし)。
毎月の生活費としてはギリギリですが給与面での不満は特にありません。

そんな私には“ささやかな楽しみ”があります。
それはね、身につけた調理のスキルを活かし、仕事がない週末の休日に食べたい料理を自分で調理して食べることです。
スーパーへ行って自分であれこれ食材を選び、買った食材を持ち帰って調理する、調理をして自分一人で食べ、後片付けをする。
この一連の行動が楽しいのです。
これまでいろんな仕事を経験しいろんなノウハウやスキルを身につけたはずですが、今の生活に潤いを与える点において一番役立っているのは調理のスキルです。
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yoron at 22:03|PermalinkComments(0)

2024年11月24日

わかっちゃいたけど、今は“情報(印象)操作”が影響力になる時代だ

オフ会
(ネット時代にどう生きるか)
私がインターネットというものの存在を知り、興味を持って関わり出したのは30年以上前。
その時にも、「これからはネットが世の中に大きな影響を与える時代になる」、「ネットは新たなビジネスを生む」という確信がありました。
だから、今ネット絡みで世の中で起きているいろんな出来事に対しては、「まったく想像できなかった!」と驚愕するようなことはありません。
逆に、例えば、既存の大手メディア(TVや新聞等)で「ネットが世論に大きな影響を与える時代になった」などと報じられるとちゃんちゃらおかしくなります。

自分のネット活動経験でも実感していることですが、“情報の拡散・情報伝達のスピード”という観点から、ネットは情報操作をするのにとても有効なんですよね。
最近の政治の世界での出来事、例えば、アメリカ大統領選でのトランプ勝利、東京都知事選での石丸氏の第2位躍進、兵庫県知事選での斎藤氏の再選等々、ネットでの情報操作戦なくしては実現できなかったことでしょう。
自分で情報を取りにいかない、自分ではあまり情報発信をしないような情弱者の人たちは、言い方は悪いですが、自分がたまたま触れて影響を受けてしまった情報を鵜呑みにしやすいので、簡単に印象操作の影響を受けやすいものです。
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yoron at 10:02|PermalinkComments(0)

2024年11月23日

兵庫県知事選絡みで思ったこと、組織・権力者に抗っても勝てないのが普通

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(自ら告発なり批判する側になったら、心理面はその後針のむしろ状態かなと)
今回の兵庫県知事選を巡る一連の騒動については、いろんな人がうごめき、いろんな人の思惑が絡み合い、ネットや大手メディア等の媒体でいろんな情報が飛び交い、第三者にとっては真偽はよくわからない状況になっています。
なので、当事者でもない私は知事選に直接絡むことについては論評したいとは思いませんが、ただ、これまでの仕事人人生を通して、自らが当事者として経験したことを踏まえ思ったことを述べてみます。
どういうことを述べたいのかというと、簡単に言えば、ごく普通の仕事人は、組織・権力者に抗っても勝てないのが普通だということです。
強い信念があって、かつ勇気と覚悟がないかぎり、組織・権力者には抗わないほうが無難ということもできるかもしれません。

私自身の体験談についてお話します。
一つ目は、ある大手日系企業勤務時代、20代の頃の出来事ですが、その会社では毎朝職場で全員が順番に自由なテーマでスピーチをする慣習がありました。
当時仕事に負担を感じ、それが上層部の人たちのせいだと被害者意識の強かった私は、自分にスピーチの順番が回ってきた時に、暗に上層部を批判するために、“逆明利君”の話を少し長めにしたことがありました。
私以外の人たちのほとんどは、趣味だの日常身近で起きた出来事だのをテーマにして当たり障りのないスピーチをしていたので、私のスピーチは異例だったらしく、後で先輩同僚から「何だ今日のスピーチは。うちの組織を批判したのか」とチクリとやられました。
上層部の人たち(課長とか部長とか)は何も言いませんでしたが、おそらくこの先輩同僚のような受け止め方をした人もいたでしょうね。
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yoron at 07:31|PermalinkComments(0)

2024年11月17日

仕事で必要なスキル・知識は公私混同で身に付けるほうがよい

ドトールで簿記の勉強2
(公私混同ぐらいがちょうどいいということもある)
学校を卒業して会社に就職すると、仕事人として身に付けたほうがよいとアドバイスされるスキルとか知識というのがあります。
例えば、基本的な事柄としてまずは社会人としてのマナーみたいなものがありますが、それ以外にも、PCの操作スキルや基本知識とか、会社の財務諸表を理解するための知識とか。
私の新入社員時代、上司や先輩たちからこういったアドバイスをもらい、最初は書店へ行って関連書籍を買い、自宅で受験勉強のごとく勉強したものでした。
しかし、当時は、学生時代にほとんど勉強しなかった事柄だったのでとても難しく感じ、なかなか身に付けられませんでした。

ところが、社会人生活にも慣れてきた頃、思い切って自分でPCを買い、悪戦苦闘しながらもいろいろいじり回しているうちに、そのことによって身に付いたスキルや知識が仕事でも生かせるようになったのです。
当時、パソコン通信というのに興味があって始めたら、そこで出会った多くの仲間たちから多くのことを教えられ、それがまた私のPCスキル・知識の向上に大いに役立ちました。
また、財務諸表も最初の頃は何がなんだかわからない状態でしたが、自分で家計簿を作成して生活費を管理し始めたら、不思議なことに会社の財務諸表も次第にわかるようになりました。
例えば、家賃や生命保険料などのように毎月一定額が出ていくものは固定費、これに対し、毎月変わる食費とか飲み代とか趣味に使うお金は変動費、といった感じです。

倫理観としては、仕事のこととプライベートのことは分けて考え(公私混同しない)、会社のお金で買って仕事で使っている物を自宅に持ち帰ってプライベートで使うといったようなことはしないほうがいいと思いますが、ただ、仕事で必要なスキル・知識は、私自身の経験を踏まえていえば、公私混同で身に付けるほうがいいかなと思います。
仕事人やっていると公私混同の線引きをきっちりやるのは難しいのではありますが、悪用しなければ、それぞれで身に付けたスキルや知識は相乗効果を生むはずです。
あなたにもそんな経験はありませんか?

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yoron at 09:24|PermalinkComments(0)

2024年11月10日

「私は頭が良い」と思い込んでいる人は判断を間違う可能性がある

国会議事堂1
(おっと、その判断大丈夫ですか?)
私がやっているSNSの一つであるFacebookでつながっている人の学歴はほとんど大卒です。
中には、東大卒でハーバード大学留学といったような一見華々しい学歴の人もいますし、勤務先が有名企業とか官公庁とかの人も多く、またその人が仕事をしている分野では有名な人もいます。
Facebookは実名登録が基本であることから、安心できる人間関係にしたいということでこういうつながりにしているわけですけど、メンバーの日々の投稿を読みながら感じる特徴があります。
それはね、私が主観的に感じていることではありますが、ほとんどの人が頭が良く、文才があり、誰かに自分の投稿に関心を持ってもらうためのスキルを身につけているということです。

ここで言っている“頭が良い”というのは、何もアインシュタインやエジソンのような天才的なものではなく、自分以外の他人が言っていることを理解する力を持っているということです。
なんだそんなレベルのことかと思う人もいるかもしれませんが、それは、おそらく、あなたが企業の中で正社員として働き、日々他人とのコミュニケーションをとりながら頭脳を鍛えているからでしょう。
それに、組織の歯車的存在ではあっても組織に属することによって得られる情報、ノウハウやスキルというのは世の中を正しく見る頭の良さを作る上で大いに役立ちます。
私はこれまでいろんな業界、いろんな企業(組織)で働いてきましたが、この経験は今日の自分の人間形成に役立っていると思っています。
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yoron at 09:41|PermalinkComments(0)

2024年11月09日

適宜息抜き・手抜きするのが競争社会を生き抜くコツ

両津勘吉像1(亀有)
(仕事人人生は長い、上手な生き方を実践しよう!)
かつて、新卒で入社した大企業勤務時代、社員食堂のテーブルで一緒になった顔見知りの他部署の課長にこんな質問をしたことがあります。
「〇〇課長はどうして課長まで昇進できたんですか?」と。
この私の質問に対し、この課長はこう答えました。
「いやなに、私が優秀だったわけでもすごい成果を出したからでもないんだ。健康を心掛け、あまり無理をせず淡々と日々の仕事をこなしている間に、他の人たちが健康を害したりして勝手に脱落していったんだ」と。

この言葉を聞いた当時は、仕事人経験が少なく若いということもあってか、内心では「いや、そんなに単純じゃないだろ。きっとこの課長は優秀でいろいろ成果を出してきたからこそ評価されて出世したに違いない」と思っていました。
特に大企業のような大きな組織においては能力や成果は評価の大きなポイントだと考えていました。
ビジネス書などを読むと、そこには、健康で無理しないことが出世のコツなどとは書かれておらず、多くの場合、能力や成果を出すことの重要性が強調されています。
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yoron at 03:34|PermalinkComments(0)

2024年11月03日

いくら有名人とツーショット写真を撮っても意味がない、まずは己を磨け

両津勘吉像1(亀有)
(あなたにもこんな経験はありませんか?)
有名人に会うと(出会う機会があると)すぐツーショット写真を撮りたがる人っていますよね。
何を隠そう、私自身もかつてはそうでした。
今でも多少そういうところはあるかもしれませんが、かつてほどは強い思いはありません。
なぜ有名人とのツーショット写真を撮りたいのかといえば、それは、たんに個人的な記念写真というより、それをどこかで利用したいとか、己の自己PRに使いたいとか、つまり、功名心とか、虚栄心が裏にあるからだと思います。
それはそれでごくふつうの人にとっては“あるある”なことなので、そんことして何の意味(効果)がある!と斬り捨てるつもりはありません。

ただ、実際のところ、自分自身の経験も踏まえていえば、そういったツーショット写真は自己満足のためには使えても、他人との人間関係ではあまり役立たないのかなと。
他人に自慢気に見せたら、他人は一瞬だけ「おっ!」と反応はしてくれるでしょうがそれで終わりです。
それがビジネスシーンだとしたら、目の前の相手はあなたの仕事人としての本当の力量を見極めようとはしますが、あなたがどんな有名人とのツーショット写真を見せても「それが何か?」といった感じでしょう。
もっとも、あなたがその有名人とかなり深い付き合いがあってその有名人を動かせる人であれば違うでしょうけどね。
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yoron at 08:24|PermalinkComments(0)

2024年11月02日

60代以降は、かつての“苦”から解放される仕事に就こう

『九州いろり塾』(福岡)竹コップで飲む
(できることなら苦を感じない仕事を)
私は現在60歳。
現在の仕事内容は、近所の学生専用マンション内の食堂で入居している学生さんたちに朝食と夕食を調理して提供することです。
この仕事に就いて、かれこれ5年半ほどになります。
非正規雇用の身分で、昨年までは調理補助の立場で調理をメインではやっていなかったのですが、今年の年初から調理担当者が諸事情で調理の仕事に関わっていないため、代行で現在は調理の仕事もしています。
飲食業界の業界歴は約10年ですが、慣れるまでは大変なことも多々あって苦労していました。
しかし、現在の仕事にはすっかり慣れたので楽しみながらやっている感じです。

この年齢になってみると、若い頃(40代ぐらいまで)に比べいろんな力が衰えていることを実感します。
体力、気力、記憶力、その他諸々。
そんな私が最近つくづく思っているのは、かつて正社員として働いていた頃に感じていたいろんな“苦”から解放されているのでかなり気持ち良く働けているということです。
いろんな苦というのは、例えば、
・通勤時間が長く、かつ通勤手段が満員電車だったこと。
・管理の仕事だったので社内調整が多く、また社内政治もあり、面倒くさい仕事が多かったこと。
・上司や同僚たちとの人間関係が大変だったこと。
・そして、なんといっても一番の苦は、責任の重い正社員ゆえに強いストレスを感じたこと。
といったことなどです。
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yoron at 10:04|PermalinkComments(0)

2024年10月27日

信頼できる仕事人のネットワークをつくれ、それは強みになる!

人材研究所
(あなたの現在のネットワークには、仕事ができ信頼できる人はいますか?)
自分が仕事で困った時、あるいは誰かの困り事を助けたい時に、こういうことに関してはあの人がプロだからぜひお願いしてみようと思うことがありませんか?
そういう人がいなければ、世間のいろいろな宣伝広告や情報を頼りに手間をかけて探すしかありません。
今であれば、ネットで探すのが一般的かもしれませんね。
ただ、友人・知人に頼るのではなく、手探り状態で探した相手というのは当たり外れがあるものです。
どちらかといえば、外れる確率のほうが高いといっても過言ではないでしょう。

その一例ですけど、かつて、現在の住居に引っ越してきた際、ベランダ側に設置されていた洗濯機用の水道の蛇口が破損していたのに気付き、修理を依頼しようとネット検索で見つけた適当な業者にコンタクトしたことがありました。
(今にして思えば、自分で業者に依頼するのではなく、まずは大家さんに対応を依頼したほうがよかったのかなと、修理費用は不要だったかもしれないし)
やって来た業者は修理を終えた後、その場で見積もり・費用請求をしたのですが、現金払いで1万数千円かかりました。
内訳は、部品代と人件費・交通費等でしたが、後で近所のホームセンターに行ったら、同部品は数百円で売られており、修理自体は簡単そうだったので、自分でやっていたら余計な出費はしなくて済んだなと思ったものの、後の祭りでした。
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yoron at 09:05|PermalinkComments(0)