中高年からでも技を身につけろ、出番は必ず回ってくる60代の私、ますます忙しくなってきたぞ!

2026年03月20日

ビジネスによって求められるものが違うのは当然だ

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(どんな仕事でも短絡的な見方をしてはいけない)
ど素人の状態から飲食業界に飛び込んで仕事を始め、かれこれ10年以上の歳月が過ぎました。
最初は皿洗いや職場の清掃業務ばかりしていた頃に比べ、現在は一人でお客さんに提供する料理を調理できるレベルまで到達することができました。
これまで9回仕事先を替わり、いろんな業態に関わり、いろんな飲食の仕事を経験してノウハウやスキルを身につけました。
いろんな仕事を経験してはっきりわかったのは、飲食ビジネスというのは本当に幅が広くて奥が深く、どの分野を狙うかによってビジネスや仕事のやり方が違うし、従事する仕事人に求められるもの(力)も違うということです。

このことは他の業界にも共通していることだ思いますが、私自身が実際に関わっている業界、仕事を例にして説明します。
飲食ビジネス、仕事のことをあまり(ほとんど)知らない人は、極端な話、料理を上手に作れる人がいたら、「あなたならすぐ飲食店がやれそうですね」とか、「料理人というは、究極の目標は美味しく見栄えのいい料理を作れることなんでしょうね」などと言ったりします。
こう思ってしまうのはしかたのないことですが、10年以上この世界に身を置きいろんなことを経験してきた私に言わせれば、これらの考え方は一面正しいところもありますが、短絡的過ぎるところもあります。


まず最初に指摘したいのは、仕事と趣味は違うということです。
言わずもがなかもしれませんが、趣味では、作りたい料理を作るために、コストを無視して食材をそろえ、調理時間も無視して丹念に作り込み、食べる人(お客さん)を待たせてもいいという考えで調理場に立つことができるかもしれません。
しかし、仕事になると、当然利益確保を優先しなければなりませんので、これらのやり方はすべて改めなければなりません。
つまり、いい食材を選ぶにしてもコストには徹底的にこだわらないといけないし、調理のプロセスも徹底的に効率化して無駄がないようにしないといけないし、食べる人(お客さん)を待たせないようにスピードを重視しなければなりません。

次に、美味しく見栄えのいい料理を提供するのはどのビジネスでも必要ではありますが、例えば、街中の一流レストラン、ファミレス、居酒屋、病院、学校、介護施設、弁当屋等、それぞれに成果物には違いがあります。
病気で病院に入院した経験のある人はわかると思いますが、一般的に病院食というのは豪華とは程遠く、なんか貧祖、悪い言い方をすればあまり美味しくないという印象がありますよね。
そして、自分の好みで料理を選べないというのもあります。
それはなぜなのかといえば、病院食というのは、病人に合わせ提供する内容が決められるからです。
病院で働く調理関係者に求められるのは、そういう視点なのです。

私は、飲食の仕事でも、病院と介護施設はやりたくないと思っているのですが、なぜって、両方とも調理作業が面倒くさいからです。
世の中に必要な仕事だとはわかっているのですが、飲食の仕事自体がもともと面倒くさいことが多いので、なるべくなら健常者相手の調理の仕事がしたいというのが偽らざる本音です。
それはそれとして、このように、病院や介護施設等をビジネスの対象として選ぶなら、当然、そこで働く仕事人たちに求められるもの(力)は違ってきます。
だから、このビジネスに関わりたいと思ったら、自分に求められるもの(力)を理解した上で、自分が活躍できるよう環境に合わせたノウハウ・スキルを身につけていく必要があるわけです。

長くなってしまいましたが、結局のところ、どんな業界でも単純ではなく、狙うビジネスによって必要とされる人材、求められるノウハウ・スキルは違うということです。
以前私が長く身を置いた建設業界においても、簡単にいえば、ゼネコンの現場で長く働いた経験があっても末端の下請け企業で仕事ができるわけではないということです。
私はこれまで14回転職し、いろんな業界、いろんな規模の会社、いろんな仕事を経験してきましたが、それらの経験を通してこのことを身にしみて感じている次第です。

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yoron at 06:23│Comments(0)仕事人の叫び 

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