夢追い仕事人 vs 黄昏仕事人60代になってよく思うようになったこと

2025年06月21日

現場が弱っているのに有効な対策が打てない会社は危険!

取り壊し中の家
(あなたの会社の現場、弱ってきていませんか?)
かつて大企業の管理部門で働いていた頃、現場の人たちと話をすると、「現場は大変なのに経営者、本社の人は何もしてくれない!」と不平不満を言われることがよくありました。
当時、経験不足の若手ということもありましたが、「どうせ、この人は自分の能力のなさを経営者や本社のせいにしているんだろう」ぐらいに冷ややかにとらえていました。
また、経営企画といったいかにも中枢部門のようなところで仕事をしていた時は、採算の取れない仕事や部門は切り捨てたり、統廃合するのが経営的にはベスト、ベターなどと思い上がった考え方をしていました。

しかし、大企業を辞めて中小企業に転職し、まさに現場と一体となっての仕事をするようになってからは現場の大変さや問題がよくわかるようになりました。
大企業勤めを辞めてから20年が経ち、その間中小零細企業を転々としてきたので現場の感覚がすっかり身に付きました。
現在は業界的には中堅ながらいわゆる大企業の部類の会社で非正規雇用の従業員をしています。
最初は4時間勤務のパートタイム契約だったのですが、辞める人が多く、現在はフルタイム(8時間)勤務になり、かつ毎週固定残業もあります。


現在の職場は責任者を除けば私を含めたパートタイム従業員(4名)しかいないのですが、私以外は3、4時間程度の短時間勤務かつ同じ業務内容です。
私もかつては他の従業員と同じ業務内容だったのですが、(自分で言うのも何ですが)いろいろと活躍の幅を広げているうちに(これまでに蓄積された仕事人としてのノウハウやスキルを駆使して能力を発揮しているうちに)いつの間にか依頼される仕事が増え、結果、現在の体制では私がいないと仕事全体が回らないという状況になっています。
もちろん、何らかの事情で急に私が不在の状況になった時は会社として手は打つのでしょうが。

つまり、機械でいえばスペアパーツがないまま稼働している状況なので、一旦故障してしまったら作業に支障が出るのは自明の理だということです。
私が会社側の責任者であれば、そういう実態に気付いたら即座にスペアパーツを準備するでしょう。
気付いていながら何も手を打たないというのは無責任であり、会社側はそういう責任者なら任を解いて他の適任者をあてるべきでしょうね。
ところが、組織というのは面白いもので、問題があっても(例え気付いている人がいても)支障が表面化するまで放置していることもあります。
で、いざ支障が発生したらお互いに責任のなすり付け合いをして解決に時間がかかるなんてことも往々にしてあります。

こういう現象を長年の組織経験から知っている私としては、“現場が弱っているのに有効な対策が打てない会社は危険!”という思いがあります。
一方で、かつての私がそうであったように、いくら現場が問題を本社や経営側にあげてもそれを真剣に受け止めてくれなければ何も解決しないという根本的な問題があることも十分わかっています。
組織運営の難しさといってしまえばそれまでなのですが、本当にもどかしいですね。
長年本社勤務をしてきたから本社勤務の人の気持ちもよくわかるのですが、現場から大変だと不平不満を言われると、内心「何言ってんだ、こっちはこっちで全社に関わることをやっていてもっと大変なんだ!」と思ったりするんですよね。
たしかに本社の仕事には大変なことが多いのも事実ですが、ただ、やっぱり、「企業の稼ぎの原点(最前線)は現場にある!」ということを忘れはいけないような気がします。

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yoron at 07:03│Comments(0)仕事人の叫び 

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