情弱者が陥りやすい罠勤め人ほど自社の業績に関心を持つべし!

2025年06月05日

勤務先の内側で起きる出来事をしっかり観察しておけ!

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(誰にでも見れるわけではない内側をのぞけるのは関係者の特権だ!)
人に表の顔と裏の顔があるように、企業や組織にも外側から見える姿と内側から見える姿というのがあるものです。
メディアにもよく取り上げられ一見素晴らしい経営者に見える人物も、間近にいていろいろ仕事が絡む社員からするととんでもなくひどい経営者だということだってありえます。
おそらく多くの仕事人が経験していると思うのですが、企業・組織の一員として働いていると、理不尽なことに直面したり、その企業・組織のえげつない一面を見てしまうことがあります。
それは決して肯定できることではありませんが、ただ、長い仕事人人生を送る上においては、そういう経験は必ず役立つはずです。

かつて、有名な大手の人材紹介会社からある留学斡旋会社の求人を紹介されて受けたことがあります。
社長面接まで進んだ際、社長に語られた同社のビジョンはとても素晴らしいものでした。
社長には迫力があってつい引き込まれてしまい、ぜひこの会社に入社して働きたいと思ったものでした。
しかし、面接後、しばらくしてその会社の不祥事が発覚しました。
その会社は留学の斡旋を希望した人からお金を預かっておきながら、そのお金を同社の運転資金に流用していたのです。
このニュースを聞いた時、世の中って本当にわからないもんだなぁとつくづく思ったものでした。
もし、私がその会社にその時の求人で入社していたなら、メディア等の外部対応等で大変な目に遭っていたのではないでしょうか。


また、これはかつて勤めた中小企業での出来事ですが、その会社に転職して後早々に上司から命じられた仕事は今思い出しても嫌な思いになる仕事でした。
その会社は技術系の会社でしたが、ある現場社員が仕事上の悩みからメンタルを病み、1年だか2年だか出勤しなくなるという出来事がありました。
会社の経営陣は、仕事をしていないのに社会保険料等は発生してしまう状況を快く思っていなかったらしく、この休職社員を自主的な依願退職にもっていけないかと考えたようでした。
その依頼役が私に回ってきたのです。
嫌な仕事ではありましたが、入社早々ということもあり、しかたくこの仕事を引き受けました。
連絡を取ろうと該当社員の自宅に何度か電話したものの、病気を理由になかなかコンタクトできませんでした。
それでも、何度目かにコンタクトできて直接面会することができました。
そして、会社側で用意した退職届用紙に署名捺印をさせて退職受理という運びになったのでした。
後日談ですが、この社員はその後他の会社に無事就職を果たし元気に働いていたそうです。

2つほど私自身の経験を紹介しましたが、私はこれまで14回転職していますので、もっとたくさんのいろんな理不尽なことを経験し、えげつない場面を見てきました。
それでも今もなお企業の一員として働き続けているのは、内側にいて関係者だからこそわかる本当の実態や現実を経験したいからです。
内部のことをまったく知らないで部外者としてああだこうだ言ってもしかたないし、それでは世の中のことをまったく知らないのと同じですからね。
企業・組織内部にいて悪い出来事の当事者になってしまった時は辛い思いをするものですが、その時は辛くても、過ぎて過去の出来事になってしまえば、私が今記事ネタにしているように貴重な経験になっていたりするものです。
それに、逆境や困難を乗り越えた仕事人ほど力強さがありますからね。
あなたも、縁あって勤めている現在の勤務先の内側で起きる出来事をしっかり観察してみてはいかがでしょうか。

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yoron at 12:46│Comments(0)仕事人の叫び 

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