2025年05月23日
振り回される→忙しい→仕事している!、は大いなる勘違い

(仕事人としての自分の実力について考えたことはありますか?)
今年3月に学校を卒業し4月に就職した新社会人の皆さんは、会社が準備した新人研修を終え、各職場に配属となり、上司や先輩たちから基本的な仕事を教わりながら、ゴールデンウィークの休暇で一息つき、そして休み明けから本格的に自分に与えられた仕事をこなし毎日忙しい日々を送って今日に至る、そんな感じでしょうか。
もちろん、就職した会社、就いた仕事によってはこういう流れではないかもしれませんが、私が新卒で日系の大手メーカーに就職した後はそんな感じでした。
新人の頃は、知らないことばかりで覚えることが多く、休日には自己啓発に取り組み、とにかく何かと忙しかった記憶があります。
そんな新人時代を過ごした私が今自分の仕事人人生を振り返って思うのは、当時は、上司を始めいろんな人たちから振られた仕事をこなすだけで精一杯になり、その状態が続くと忙しさを感じ、そして「私は仕事をしている!」と思い込んでいましたが、それは大いなる勘違いだったということです。
ここで言いたいのは、他人から振られた仕事をただたんに受けてこなすだけでは、仕事人としての力はつかないということです。
極端な例で言うと、例えば、あなたが、毎日のごとく上司から資料の大量コピーを依頼されたり、何度も社外取引先への届け物運びを依頼されたり、専任で職場の清掃や電話対応を依頼されたとしたらどうでしょうか。
きっとあなたは毎日忙しいでしょう。
そして、一日が終わると「あー、今日も忙しかったー」、「今日は仕事漬けだったなー」と思うのではないでしょうか。
そんなあなたが、もしそんな仕事を何十年も続け中高年の域に達したします。
あなたは仕事人として力がついた言えるのでしょうか?
誰かが、「あなたは何ができますか?」と質問したら、あなたは何と答えますか?
もし、不運にもあなたの会社の業績が悪くなってリストラ対象になった時、あなたはその時点で他社に転職できるだけの何かのノウハウやスキルは身についていますか?
いえね、何を隠そう、これは私自身が40代の頃に転職活動をしていて突き当たった壁だったのです。
大企業を二社経験し、いろんな仕事経験をし仕事人としての力にも自信があって臨んだ転職活動でしたが、多くの会社から書類選考の段階での不採用通知をもらい、その時には正直なところけっこう凹みました。
結局、私はたくさんのいろんな仕事には関わったものの、それらは全部他人から振られたものをこなしていただけで、自分の頭で考えて自分で判断・決断・実行して成果を出したといえるような仕事上の実績は何一つなかったんですよね。
応募書類には、経験した仕事の羅列ばかりで実績らしい実績が書けず、結果的にその書類を見た応募企業側にインパクトを与えることができなかったわけです。
自分の過去を振り返ると偉そうなことは言えませんが、大企業のようにたくさん人がいる場所で働くと、「振り回される→忙しい→仕事している!」と思い込んでしまう傾向はあるでしょう。
会社の看板があってこそその仕事の一部に関われたのに、いかにもその仕事全体を自分がやったように言ってしまうのはそれはもう詐欺です。
〇〇システムの大規模開発をやりました!と実績をアピールしてみたところで、その過程の仕事は忙しかったかもしれませんけど、その人は全体の一部に関わったのみというのが本当のところでしょうし、それだってどこまで重要な役割だったのかもわかりません。
長くなってしまいましたが、言いたかったのは、「あなたは何ができますか?」と他人から質問されたら、「私はこれができます!」と言えるだけの仕事人としての実力をつけましょう、ということですかね。
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そして、一日が終わると「あー、今日も忙しかったー」、「今日は仕事漬けだったなー」と思うのではないでしょうか。
そんなあなたが、もしそんな仕事を何十年も続け中高年の域に達したします。
あなたは仕事人として力がついた言えるのでしょうか?
誰かが、「あなたは何ができますか?」と質問したら、あなたは何と答えますか?
もし、不運にもあなたの会社の業績が悪くなってリストラ対象になった時、あなたはその時点で他社に転職できるだけの何かのノウハウやスキルは身についていますか?
いえね、何を隠そう、これは私自身が40代の頃に転職活動をしていて突き当たった壁だったのです。
大企業を二社経験し、いろんな仕事経験をし仕事人としての力にも自信があって臨んだ転職活動でしたが、多くの会社から書類選考の段階での不採用通知をもらい、その時には正直なところけっこう凹みました。
結局、私はたくさんのいろんな仕事には関わったものの、それらは全部他人から振られたものをこなしていただけで、自分の頭で考えて自分で判断・決断・実行して成果を出したといえるような仕事上の実績は何一つなかったんですよね。
応募書類には、経験した仕事の羅列ばかりで実績らしい実績が書けず、結果的にその書類を見た応募企業側にインパクトを与えることができなかったわけです。
自分の過去を振り返ると偉そうなことは言えませんが、大企業のようにたくさん人がいる場所で働くと、「振り回される→忙しい→仕事している!」と思い込んでしまう傾向はあるでしょう。
会社の看板があってこそその仕事の一部に関われたのに、いかにもその仕事全体を自分がやったように言ってしまうのはそれはもう詐欺です。
〇〇システムの大規模開発をやりました!と実績をアピールしてみたところで、その過程の仕事は忙しかったかもしれませんけど、その人は全体の一部に関わったのみというのが本当のところでしょうし、それだってどこまで重要な役割だったのかもわかりません。
長くなってしまいましたが、言いたかったのは、「あなたは何ができますか?」と他人から質問されたら、「私はこれができます!」と言えるだけの仕事人としての実力をつけましょう、ということですかね。
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yoron at 12:24│Comments(0)│仕事人の叫び