2025年05月10日
言いたいことを口にするのはよいが、“口は禍の元”も意識せよ

“口は禍の元”ということわざがあります。
不用意な言葉は災いを招く元になるので言葉は慎むべきという意味です。
軽はずみや不注意な言葉がトラブルや不幸を招く恐れがあるため、慎重に言葉を選ぶべきだという戒めです。
このことわざや意味は知っていても、日常生活において発する言葉の中には、自分で後から振り返って「あんなこと言わなきゃよかったなぁ」と思ったり、他人が聞いて「あの人、あんなこと言わなきゃいいのに」と思う言葉はよくあるものです。
特に仕事の現場においては人間関係に利害が絡むので、一度発した言葉が独り歩きして後悔につながることだってあります。
自分はそんなつもりで言っていなかったのに、言われた他人はそれを悪く解釈し言った本人の評価が落ちることはありがちなことです。
身近な例ですが、最近、職場の上司が辞めたいということを部下の前でよく口にします。
言われた部下の側は神妙な表情をしてその言葉を聞くわけですが、上司の指示命令のもとで働く部下としてはそんなことを言われたら仕事に対するモチベーションが下がるだけです。
また、その上司は他人と会話する際に、その場にいない人の悪口を言うことがあります。
言った本人はどこかで目の前の相手をその時だけは信用し、自分が口にしたその場にいない人の悪口は漏れないだろうと勝手に思い込んでいたりします。
なぜそう思い込んでしまうかといえば、会話の相手が部下のような立場が弱い人だったりすると、相手は適当に話を合わせ、「ほんとそうですよねぇ、あの人も困ったものですよねぇ」などと返すので、「私だけじゃなく他の人もそう思ったいたんだなぁ」と妙に自信を持ってしまうからです。
ところが、世の中というか、人間社会は不思議なもので、誰かが陰でコソコソ言っていた自分の悪口が耳に入ってくることがしばしばあるものです。
そして、時には、誰が自分の悪口を言ったのかということまで特定できることがあります。
それを一旦知ってしまうと、当然のことながら、「なんだ、あの人は裏で私のことをそんなふうに言っていたのか」と思い、言った人に対し悪い印象、感情を抱くようになります。
そうなってしまうと、上下関係があった場合は仕事上表面的には付き合うが、人間関係での信頼関係はなくなってしまいます。
これって、本当に大きな損失ですよね。
仕事の現場では、「言いたいことがあったら言え」なんてことがよく言われます。
言いたいことを口にすることのメリットは、具体的に言葉にしないと自分の考えが伝わらないし、また、自己主張の強い人の言い分が通ってしまう現実があるからです。
それは事実ではあるのですが、一方で、言い方は大事です。
周囲や他人を平気で傷付けたり、敵をたくさん作ってしまうような言葉遣いはデメリットにしかなりません。
創業者として自分が一代で築いた会社だとばかりワンマン社長で威張っていたら、社員の心は離れ、いつしか業績は傾き破滅の道へと突き進んでいくしかないでしょう。
“口は禍の元”、言葉を発する時、常に頭の片隅に置いておきたいものですね。
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言った本人はどこかで目の前の相手をその時だけは信用し、自分が口にしたその場にいない人の悪口は漏れないだろうと勝手に思い込んでいたりします。
なぜそう思い込んでしまうかといえば、会話の相手が部下のような立場が弱い人だったりすると、相手は適当に話を合わせ、「ほんとそうですよねぇ、あの人も困ったものですよねぇ」などと返すので、「私だけじゃなく他の人もそう思ったいたんだなぁ」と妙に自信を持ってしまうからです。
ところが、世の中というか、人間社会は不思議なもので、誰かが陰でコソコソ言っていた自分の悪口が耳に入ってくることがしばしばあるものです。
そして、時には、誰が自分の悪口を言ったのかということまで特定できることがあります。
それを一旦知ってしまうと、当然のことながら、「なんだ、あの人は裏で私のことをそんなふうに言っていたのか」と思い、言った人に対し悪い印象、感情を抱くようになります。
そうなってしまうと、上下関係があった場合は仕事上表面的には付き合うが、人間関係での信頼関係はなくなってしまいます。
これって、本当に大きな損失ですよね。
仕事の現場では、「言いたいことがあったら言え」なんてことがよく言われます。
言いたいことを口にすることのメリットは、具体的に言葉にしないと自分の考えが伝わらないし、また、自己主張の強い人の言い分が通ってしまう現実があるからです。
それは事実ではあるのですが、一方で、言い方は大事です。
周囲や他人を平気で傷付けたり、敵をたくさん作ってしまうような言葉遣いはデメリットにしかなりません。
創業者として自分が一代で築いた会社だとばかりワンマン社長で威張っていたら、社員の心は離れ、いつしか業績は傾き破滅の道へと突き進んでいくしかないでしょう。
“口は禍の元”、言葉を発する時、常に頭の片隅に置いておきたいものですね。
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yoron at 10:57│Comments(0)│仕事人の叫び