2025年05月06日
捨てて、捨てて、捨てて、、、その先に気付くもの

(あなたは所有物を捨てる勇気を持っていますか?。写真は現在の蔵書)
以前の記事でも書いたことがあると思うのですが、私は、50代以降、“終活”を意識し、その一環として個人の所有物を減らす(捨てる)という活動を続けています。
その中でも一番力を入れたのが蔵書を減らすことでした。
30代の頃は、おそらくもっとも蔵書の数が多かったと思われ、1,000冊近くはあったのではないかと。
それだけあった蔵書も引っ越しの度に邪魔になったので都度捨ててはきたのですが、現在の住居に引っ越してからも大きな書棚いっぱい分はありました。
それだけあった蔵書も一冊ずつ手に取って価値判断をしながら少しずつ捨てていったら、現在では40冊に満たない程度まで減りました。
我ながらよくここまで減らせたものだと感心しています。
というのも、かつては読書家で読んだ本には愛着があり過ぎて捨てられない性分だったのに、終活を強く意識し出したらあっさり手放せたからです。
考えてみると、私の場合、一度読んでそれ以来読んだことのない本や、買ったのに一度も読んでいない本など、言ってみれば死蔵品みたいな本が多かったのです。
そういう意味では、それらの本を捨てたところで何も困ることはなかったわけです。
昨日の記事で、今後は立場とか地位といったものを重視しない生き方をしたいといったようなことを書きましたが、これも先程述べた本の処分と同じようなもので、それまで大事に思っていたものを捨てたら、実は生きる上で(日常生活において)何も支障はなかったということです。
私が身の周りのいろんなものをどんどん捨てていく中で、一番の大きな気付きはこのことでした。
よく、整理整頓のコツは“捨てる”ことだと言いますね。
若い頃は稼ぎが増える度にいろんなものを買って所有物を増やし、それが自分の豊かさにつながっているような気がしていたのですが、今になって思うのは、物欲というのは結局のところ精神的豊かさとイコールではなかったということでしょうか。
この記事に共感いただけましたら、以下アイコンのクリックお願いします。

yoron at 06:47│Comments(0)│仕事人の叫び