カルチャーがまったく異なる会社を経験してみよ、大いに勉強になるから仕事は、歳とってからのほうが面白さに気付くこともある

2025年04月25日

組織人なら、上司批判にはリスクが伴うことを知っておくべし!

両津勘吉像1(亀有)
(上司批判、よくやりますか?、それともあまりやりませんか?)
どこかの組織に所属して働いているなら、自分の上司がどんな人物であれ、上司批判にはリスクが伴うことを知っておいたほうがいいでしょう。
組織というところは何かとストレスが溜まりやすく、特に上司の自分に対する対応・態度によっては、仕事に対するモチベーションが上がらず、毎日辛い思いが募るばかりなんてこともあるでしょう。
時には、上司の無能ぶりや自己保身ぶりに我慢ができず、周囲に不満をぶちまけたり、上司のさらに上司に直訴に及ぶということだってあるかもしれません。

私は現在60歳でこれまで14回転職し、現在15社目で非正規雇用の立場で仕事をしています。
そんな私が自分のこれまでの仕事人人生を踏まえながらつくづく思っているのが、冒頭で述べたことです。
上司批判にはリスクが伴うとはどういうことなのかというと、はっきり言って、組織内での出世というのは、その人の能力とか実績だけで決まるものではないので、上司よりも自分のほうが能力も実績もあるという思いで上司批判をしたとしても、組織側は逆に部下のほうを組織を乱す好ましからざる人物とみなすこともあるからです。


仮に、あなたが所属する部署の所属長があなたの視点からは無能に見えたとしましょうか。
でも、その人をその部署の責任者ポストに就けたのにはそれを決定した人の思惑があるのです。
かつて、私はある大手企業の秘書部門の責任者を務めたことがありますが、当時、部下たちから私の上司に対する不満が出ていて、私自身も不満があったので、我が部署全体の総意である趣旨の批判文を作成して会社のトップに直訴したことがあります。
この時、トップからのリアクションは今でも鮮明に覚えています。
「上司を飛び越して直訴するとは何事だ!」とこっぴどく叱られ、「問題があるなら上司と納得いくまで話し合うべきだ」と諭されたのです。

たしかに、当時の私の行為はやや見切り発車的な面があったなと反省するところはありましたが、後から起きた出来事などを思い出してみると、その上司をそのポストに就けたトップの思惑みたいなものが少しわかった気がしました。
その上司は、部下とのコミュニケーションはあまりうまいほうではなかったし、実務処理能力も高くなかったのですが、性格的には非情なところがあって、周囲からいろんな批判があっても動じないところがありました。
そんな一面が買われたのかもしれないと思ったのが、会社が人員整理(リストラ)を実行した時のことです。
その上司がその施策を実施する部門の責任者だったのですが、彼はその任務を淡々と実行していました。

別の例ですが、同僚が上司のパワハラを会社の相談窓口に訴えた時のことです。
本来あってはならないことなのでしょうが、相談を受けた側はその件を上司に知らせたのです。
困った上司は対応を会社側と協議し、結局、同僚は泣き寝入りするようなかたちで職場を去っていきました。
後で職場の他の同僚たちとこの件を話した時、この同僚の訴えはもっともだと同情した人たちもいました。
まぁ、私自身は上司批判自体は、組織健全化の上では役立つ部分もあると考えていますが、ただ、自分が実際にそれをやる際は、覚悟を持ち、それによって起きる事態の責任は自らとらなければならないとも思う次第です。

この記事に共感いただけましたら、以下アイコンのクリックお願いします。
人気ブログ><blockquote></blockquote>

<br><br clear=
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
yoron at 11:44│Comments(0)仕事人の叫び 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
カルチャーがまったく異なる会社を経験してみよ、大いに勉強になるから仕事は、歳とってからのほうが面白さに気付くこともある