2025年04月12日
何十年もその仕事をやっていながら、仕事ができないってどういうこと?

(おいおい、あなたは長い間一体何をしてきたんだい?)
時々、こういう情けない仕事人に出会うことがあります。
大企業で何十年も経理の仕事に関わり、経理関連のことなら幅広く実務を経験しましたと。
ところが、その人が零細企業に転職し、ある日オーナー社長から「おい、これをうまく経理処理しとけ」と言われ、何かで使ったお金の領収書を渡されたら、その瞬間頭が真っ白になりどうしていいか困ってしまったと。
経理のプロがそんなことはないだろう、って?
いやいや、現実にはこういうケースって意外にあるんですよ。
大企業勤務時代は、わからないことがあったら指導してくれる上司がいて、詳しい先輩や同僚が懇切丁寧に教えてくれたかもしれませんが、そういう周囲の手助けが一切ない環境になったらパニックに陥る人が必ずいるものです。
何を隠そう、私もその一人でした。
新卒で大企業に入社し、その後いくつかの大企業に転職した後に中小企業に転職した際、担当者が自分一人という環境になった時には、本当にわからないことが多く、「あー、私はこれまで実践で役に立つことは何も身につけてこなかったんだなぁ」とつくづく自分の非力さを感じたものでした。
仕事人人生においてそういう経験をしたものだから、40代の後半でまったく未経験だった現在の飲食の仕事に就いた際は、ゼロからすべてを身に付けてやろうぐらいの気合で、調理専門学校に入学して基礎を学んだ後、今日に至るまで、いろんな仕事先を渡り歩きながら(転職9回)、必死になっていろんなノウハウ・スキルを身に付けました。
おかげで、現在の職場においては、自分一人で調理をこなせるレベルで、かつその他の仕事にもほとんど対応できるほどの力があります。
実は大企業時代に身に付けたスキルだって役立つ場面がありました。
例えば、現在の仕事先である学生専用マンションには海外からの留学生も多数いるのですが、いかんせん、働いているスタッフは語学力のないパートのおばさんばかりなので語学力が必要な場面では何もできまでん。
しかしながら、私はかつて外資系企業で働いたこともあるので、その時の経験を生かし語学対応もしています。
他にも大企業勤務時代に培った文書作成能力を生かし、いろんな案内文なども作成して掲示しています。
私の場合は、自分の弱みに気付いてからは、転職という手段でそれを埋めていくべく努力を重ねたわけですけど、自分の弱みに気付けないまま同じ仕事を同じスタイルで続けていたら、何十年もその仕事をやっていながら仕事ができない人になってしまう可能性は大ですね。
同じ大企業に定年まで勤めた、同じ役所に定年まで勤めた人が、定年後も何か仕事をしようと思ったら、そのあたりのことを自覚したほうがいいかもしれません。
ただし、何事も心掛けとか努力でカバーできるところもあるので、どんなに年を食っていても、本気でその気になればやれることはたくさんあるはずです。
何歳になっても学ぶ姿勢と行動は大事ですね!
あなたは今、自分の弱みに気付いていますか?
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実は大企業時代に身に付けたスキルだって役立つ場面がありました。
例えば、現在の仕事先である学生専用マンションには海外からの留学生も多数いるのですが、いかんせん、働いているスタッフは語学力のないパートのおばさんばかりなので語学力が必要な場面では何もできまでん。
しかしながら、私はかつて外資系企業で働いたこともあるので、その時の経験を生かし語学対応もしています。
他にも大企業勤務時代に培った文書作成能力を生かし、いろんな案内文なども作成して掲示しています。
私の場合は、自分の弱みに気付いてからは、転職という手段でそれを埋めていくべく努力を重ねたわけですけど、自分の弱みに気付けないまま同じ仕事を同じスタイルで続けていたら、何十年もその仕事をやっていながら仕事ができない人になってしまう可能性は大ですね。
同じ大企業に定年まで勤めた、同じ役所に定年まで勤めた人が、定年後も何か仕事をしようと思ったら、そのあたりのことを自覚したほうがいいかもしれません。
ただし、何事も心掛けとか努力でカバーできるところもあるので、どんなに年を食っていても、本気でその気になればやれることはたくさんあるはずです。
何歳になっても学ぶ姿勢と行動は大事ですね!
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yoron at 05:45│Comments(0)│仕事人の叫び