高齢仕事人は、“ささやかな楽しみ”を持つべし“理不尽だらけが世の常”と日頃から思っていれば腹も立つまい

2024年12月01日

「ああすべきだ、こうすべきだ」ではなく、自分でやる人間になれ

トヨタ式
(決してただの評論家になってはいけない!)
日頃、自分自身の戒めとしても心の中でつぶやいているのは、“自ら動いて成し遂げようとはせずに、「ああすべきだ、こうすべきだ」と評論家のように口先だけでものを言い、やるのは他人任せという人間にはなってはいけない”ということです。
評論を職業としている方には申し訳ない言い方になってしまいましたが、言いたいのは、仕事人なら常に自分が感じた(見つけた)問題や課題に対しては自らがその解決に向けて動いてほしいということです。

私は現在非正規雇用の立場で現場の最前線で仕事をしているのですが、最前線で働いている人たちというのは常に自分で実行することが求められています。
お客さんから要望があったりクレームがあるとまずは自分で対応しなければなりません。
もちろん、自分の手に負えないものは上司等に対応をお願いせざるをえないわけですが。
どこの企業、経営者も“現場が大事”と言います。
しかし、それが表面的なものであれば、組織の人たちはそれを実感しないまま仕事をしてしまう危険があります。
現に私の現在の勤務先においても、めったに現場にやってこない本部の正社員が現場の実状を知らないのに、「ああすべきだ、こうすべきだ」と言ってくる傾向があります。


何を隠そう、恥ずかしながらかつての私もそうでした。
新卒で最初に入社した大企業(8年半勤務)では、最初の配属が本社の管理部門でその会社の最後の配属部署は経営企画部門でした。
まさに現場を知らずして企画を立てたり偉そうなことを言ったりしていました。
当時のことに思いを巡らしてみると、現場を知らない人にいろんなことをやらされた現場は大変だっただろうなぁと思います。
まぁ、仕事人人生の途中で「こんなんじゃいかん!」との反省心が持てたおかげで自ら現場の最前線で仕事をする経験を積む方向へ舵を切ることができたんですけどね。

よくいろんなところで、日本(企業)はこんな分野で人材が足りないから強化すべきだなどといった話を聞きますが、私がこれまで経験したいろんな現場の実態を見るかぎり、どの現場においてもすぐに人材を補強できる現場はありませんでした。
人材を採用する段階で難儀し、採用しても使えるようになるまでに教育するのに時間を要し、場合によってはせっかく採用した人材が途中で辞めてしまうとか、そんなことの繰り返しで苦労の連続でした。
人材の強化というのは言葉にすると簡単ですが、実行・実現はとても大変なことなんです。
これが現実です。
だから、繰り返しになりますが、仕事人は、「ああすべきだ、こうすべきだ」ではなく、自分でやる意識を持つことが大事ですね。

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yoron at 07:15│Comments(0)仕事人の叫び 

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