職場(組織)の人間関係は実にやっかいだが、対人関係を学べる場でもある年を取ればとるほど、“好きなこと”、“やりたいこと”をより追い求めるべし

2024年10月20日

徹底して実務力を身につけよ、口先だけの仕事人になるな

寿司を握る
(口先だけ〜、はダメよ〜)
長年メガバンクとその関連会社で働き、定年で会社(勤め人)を引退した知人がこんなことを言っていました。
「会社勤め時代は口先だけで仕事できたので楽だったけど、今は家事その他で忙しくいろいろ苦労している」と。
多少謙遜的な言い方をしているとは思いますが、ただ、いくつかの大企業で働いた経験のある私もこの人が言っていることにある面で同意できるところがあります。
大企業では会社の看板で仕事ができるところがあり、また周囲に優秀な同僚たちがたくさんいるので、仕事で困ったことがあっても何かと助けてくれます。
困難にぶつかった時に一人だけでもがき必死になる必要はない環境がそこにはあるわけです。

しかし、勤め先が中小零細企業だったり、自営業だったりするとそれができません。
この環境下において頼れるのは自分だけで何とかする力、そしそれを可能にしてくれるのは“実務力”です。
使っていた電子機器が壊れ、外部に修理に出すには高い修理が必要となる場合、悪戦苦闘しながらも自分で直すか、代替品の安い機器を探して購入するか、その他の方法を模索するか、といった選択肢しかありません。
ここでは口先だけのスキルなんてまったく役に立ちませんし必要もありません。
ビジネスの現場ではたしかにプレゼン能力・スキルは必要な場面も多いのでそれらを身につけることは大事ですが、それでも最終的にものをいうのはやっぱり実務力です。

特に、私のように高齢者になって(今年60歳)今後とも長く現役仕事人を続けたいと考えている人は、とにかく何かしら実務力を身に付けていないと話になりません。
「長年サラリーマンをやってきていろんな仕事をしてきたのでいろんなことに柔軟に対応できる自信があります!」などと口先で自己PRして採用されたのはいいものの、配送の仕事の現場で荷物一つ持ち運べないようでは“仕事ができない人”のレッテルを貼られお払い箱になるだけです。
最前線の仕事の現場では、“できるか、できないかがすべて”なのです。
口先だけのスキルは面接では役立つかもしれませんが、実際の仕事ではほとんど役立たないのが現実です。
私は長年の事務職経験で培ったものは捨て(今でも役立っているスキルは多少ありますけど)、今じゃ職人として生きていくための実務力を磨いています。
あなたの今の仕事で必要な力は何ですか?

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yoron at 08:25│Comments(0)仕事人の叫び 

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職場(組織)の人間関係は実にやっかいだが、対人関係を学べる場でもある年を取ればとるほど、“好きなこと”、“やりたいこと”をより追い求めるべし