2024年10月05日
日本人高齢労働者 vs 外国人若者労働者、どっちが仕事できる?

(現場ではよくわかる仕事人のレベル)
労働力人口比率(人口に占める労働力人口の割合)について国が調査した直近のデータによれば、65〜69歳で何かしら仕事をしている人の割合は52.0%、70〜74歳では33.9%となっており、いずれも長期的に見れば上昇傾向であるとか。
“人生100年時代”ともいわれる昨今、さもありなんといった調査結果かもしれません。
私は現在60歳ですが、仕事人としていろんな力が衰えてきていることは実感しつつも、自分ができる仕事さえ見つかれば現役仕事人としてまだまだやっていけそうな気がしています。
おそらく、同世代の多くの人はそんな思いを持っているのではないかと想像します。
そんな日本社会の労働市場においては、現在、多くの日本人の高齢労働者と外国人の若者労働者が混在して働いています。
私が飲食業界で働き出してからかれこれ10年以上の歳月が過ぎましたが、この間、いろんな職場を経験していく中で、たくさんの日本人の高齢労働者や外国人の若者労働者と一緒に仕事をしました。
その経験から、これはあくまでも私の主観的な見方ですが、どちらが仕事の現場で生産性が高く、どちらが仕事ができるかといえば、それはもう外国人の若者労働者だと感じています。
どうしても流ちょうな日本語と日本語の書類の読み書き能力が必要とされるような仕事でもないかぎり、外国人の若者労働者のほうがいい仕事をします。
これは私自身も反省すべきことですが、日本人の高齢労働者は、大変そうな仕事は避けたがり、難しそうな仕事には挑戦したがらない傾向があります。
以前、ある日本料理店の厨房で働いていた頃、3人のベトナム人の若者と一緒でしたが、彼らはベテランの板前たちに食らいつくようにして仕事を覚えていました。
その姿勢に板前たちは相手の熱意を感じ多くのことを教え込んでいました。
一方で、私の中には「できれば無理をしたくない、新しいことに挑戦して失敗したくない」という思いがあったため、ベテラン板前たちとは距離を置いて付き合っていました。
その消極的な私の姿勢のせいで、同じ地点からのスタートだったのに、仕事上のノウハウやスキルはベトナム人の若者よりはるかに劣ってしまいました。
これは、別の日本料理店で2人のネパール人の若者と一緒に働いた時も同じでした。
現在の仕事先は、同僚は日本人の高齢女性ばかりです。
彼女らに、私がこれまで身につけた仕事上のノウハウやスキルを教えようとしても積極的な姿勢は示してくれません。
逆に、「何でそんな面倒くさいことやらなきゃいけないの」とか、「その仕事はあなたができるんだからあなたがやればいいじゃないの」といった態度で、ある意味とても消極的なのです。
もちろん、これは私が関わった(関わっている)仕事だけで感じていることなので、先程紹介した外国人の若者労働者のように積極的な姿勢で仕事に臨む日本人の高齢労働者もたくさんいるかもしれません。
それを前提にこの記事を読んでいただければと思います。
日本に外国人の労働者が大量に入り込んでくることを警戒する論調もよく見かけますが、上述したような現在の労働環境を考えれば、企業・経営者側が、言葉は悪いですけど、使えない日本人の高齢労働者を雇うより、より安いコストでより使える外国人若者労働者を雇いたがるのは当然の帰結です。
「疲れた〜」という言葉をよく口にし、文句ばかり言っている日本人の高齢労働者より、異国の地で生き抜くために必死になって頑張る外国人の若者労働者のほうが好感を持てるのは言うまでもないし、実際、いい仕事をしてくれます。
そんなことで、タイトルの「日本人高齢労働者 vs 外国人若者労働者、どっちが仕事できる?」という問いに対する私の答えは、外国人若者労働者に軍配といったところでしょうか。
あなたの見方はどうですか?
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以前、ある日本料理店の厨房で働いていた頃、3人のベトナム人の若者と一緒でしたが、彼らはベテランの板前たちに食らいつくようにして仕事を覚えていました。
その姿勢に板前たちは相手の熱意を感じ多くのことを教え込んでいました。
一方で、私の中には「できれば無理をしたくない、新しいことに挑戦して失敗したくない」という思いがあったため、ベテラン板前たちとは距離を置いて付き合っていました。
その消極的な私の姿勢のせいで、同じ地点からのスタートだったのに、仕事上のノウハウやスキルはベトナム人の若者よりはるかに劣ってしまいました。
これは、別の日本料理店で2人のネパール人の若者と一緒に働いた時も同じでした。
現在の仕事先は、同僚は日本人の高齢女性ばかりです。
彼女らに、私がこれまで身につけた仕事上のノウハウやスキルを教えようとしても積極的な姿勢は示してくれません。
逆に、「何でそんな面倒くさいことやらなきゃいけないの」とか、「その仕事はあなたができるんだからあなたがやればいいじゃないの」といった態度で、ある意味とても消極的なのです。
もちろん、これは私が関わった(関わっている)仕事だけで感じていることなので、先程紹介した外国人の若者労働者のように積極的な姿勢で仕事に臨む日本人の高齢労働者もたくさんいるかもしれません。
それを前提にこの記事を読んでいただければと思います。
日本に外国人の労働者が大量に入り込んでくることを警戒する論調もよく見かけますが、上述したような現在の労働環境を考えれば、企業・経営者側が、言葉は悪いですけど、使えない日本人の高齢労働者を雇うより、より安いコストでより使える外国人若者労働者を雇いたがるのは当然の帰結です。
「疲れた〜」という言葉をよく口にし、文句ばかり言っている日本人の高齢労働者より、異国の地で生き抜くために必死になって頑張る外国人の若者労働者のほうが好感を持てるのは言うまでもないし、実際、いい仕事をしてくれます。
そんなことで、タイトルの「日本人高齢労働者 vs 外国人若者労働者、どっちが仕事できる?」という問いに対する私の答えは、外国人若者労働者に軍配といったところでしょうか。
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yoron at 07:59│Comments(0)│仕事人の叫び