2024年09月07日
華麗なキャリアだって?、そんなの関係ねー!

(表面的なもの、外見に騙されるな!)
現在自民党の総裁選が何かと話題になっていますが、大手メディアが候補者の人物紹介をする際に、“華麗なキャリア”を積んできた人、みたいな紹介のし方をしているのを見かけます。
ここで言っている華麗なキャリアというのは、例えば、東大卒業後、アメリカの有名大学で学び、その後、有名企業の勤務経験があるとか、霞ヶ関の官庁勤務を経験したとか、政治家になってからは重要なポストを歴任したとか、といったようなことです。
こういう報道を見る度に思うのは、その人がその時々に身を置いた環境で力を発揮して成果を上げたなら素晴らしいことですが、ただ身を置いていただけで成果らしい成果を出せていなかたっとしたら、それは単に見掛け倒しだよなと。
そのあたりをしっかり調査しないで、転職者が自己PRで使う職務経歴書(いいことしか書かない)のような薄っぺらな情報だけをもとに“仕事ができそうな人”と視聴者や読者に誤ったイメージを持たせてしまうのはいかがなものかと。
何が言いたいかというと、例えば、こういう言い方をすればわかりやすいのではないでしょうか。
ある人の過去のキャリアが冒頭で書いたような一見立派なものだったとしましょう。
その人がそのキャリアを買われてある重要なポストに就いたとして、仕事の重要な局面において、誤った判断、誤った決断をし、いろんな方面に多大な損失を発生させてしまったとします。
そして、そういう事例が度々あったとします。
そうなってしまったら、過去のキャリアなど何の意味もなかったことになります。
もちろん、仕事を遂行する上で失敗は付きものです。
仕事ができる仕事人だって失敗はします。
しかし、その人に本当に実力があるかどうかは、その失敗から学びそれを次の仕事の成功に結びつけられるかどうかです。
私は40代半ば頃までは、自分のキャリア作りにこだわっていました。
そのキャリアというのは、恥ずかしながら、先程言った見掛け倒しのようなものでした。
大企業に就職し、何となくかっこよさげな部署に所属し、何となくかっこよさげな仕事を担当し、あわよくば何かしらの肩書をもらい、転職するならやはり大企業で、みたいな。
この頃は、自分が本当にやりたい仕事にこだわり、その仕事ができるなら名もない中小零細企業でもかまわないといったような考えは一切ありませんでした。
言い方は悪いかもしれませんが、相手に名刺を差し出した時に相手が「おっ、〇〇社にお勤めなんですね!」、「すごいお仕事されているんですね!」と尊敬してくれることを期待していたように思います。
でもね、40代半ば以降に気付いたんです。
どんな仕事人であれ、どんな立場であれ、「仕事をするというのは、その時に持っている実力を大いに発揮してきちんと成果を出す(期待に応える)こと」なんだと。
影響度に違いはあっても、このことは総理大臣であろうが下町の工場の一職人であろうが同じなんですよね。
そう考えたら、タレントの小島よしおさんの有名なフレーズではありませんが、「華麗なキャリア?、実際の仕事の前では、そんなの関係ねー!」といったところでしょうか。
過去の仕事人人生では、人事採用の仕事に関わったことがありますが、応募書類と面接時の人物評価だけで採用してみたらあまり活躍してもらえなかったいう経験を度々しました。
採用したほうが悪いと言われればそれまでなんですが、ぶっちゃけ、相手の好印象獲得が狙いの応募書類や短時間の面接だけでは、相手の本当の実力なんてわからないものです。
結局のところ、華麗なキャリアの持ち主と紹介されても、仕事人は実際の仕事ぶりを見てその人の実力を見極めたほうがいいと思うのであります。
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そのキャリアというのは、恥ずかしながら、先程言った見掛け倒しのようなものでした。
大企業に就職し、何となくかっこよさげな部署に所属し、何となくかっこよさげな仕事を担当し、あわよくば何かしらの肩書をもらい、転職するならやはり大企業で、みたいな。
この頃は、自分が本当にやりたい仕事にこだわり、その仕事ができるなら名もない中小零細企業でもかまわないといったような考えは一切ありませんでした。
言い方は悪いかもしれませんが、相手に名刺を差し出した時に相手が「おっ、〇〇社にお勤めなんですね!」、「すごいお仕事されているんですね!」と尊敬してくれることを期待していたように思います。
でもね、40代半ば以降に気付いたんです。
どんな仕事人であれ、どんな立場であれ、「仕事をするというのは、その時に持っている実力を大いに発揮してきちんと成果を出す(期待に応える)こと」なんだと。
影響度に違いはあっても、このことは総理大臣であろうが下町の工場の一職人であろうが同じなんですよね。
そう考えたら、タレントの小島よしおさんの有名なフレーズではありませんが、「華麗なキャリア?、実際の仕事の前では、そんなの関係ねー!」といったところでしょうか。
過去の仕事人人生では、人事採用の仕事に関わったことがありますが、応募書類と面接時の人物評価だけで採用してみたらあまり活躍してもらえなかったいう経験を度々しました。
採用したほうが悪いと言われればそれまでなんですが、ぶっちゃけ、相手の好印象獲得が狙いの応募書類や短時間の面接だけでは、相手の本当の実力なんてわからないものです。
結局のところ、華麗なキャリアの持ち主と紹介されても、仕事人は実際の仕事ぶりを見てその人の実力を見極めたほうがいいと思うのであります。
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yoron at 10:16│Comments(0)│世の中を斬る!