2024年08月13日
自分の思いが他人に簡単に伝わると思うな
(自分の思いを伝えるのって難しいよね!)
あなたはこんな経験をしたことはありませんか?
ある事柄について強い思いを持った時、それを誰かに対し熱く語ったのに、相手は自分が思ったほどには共感してくれなかったということが。
私はよくあります。
先日、近所に住んでいる弟が我が家に遊びに来た際、二人の会話の中で、私は日頃関心を持っている国際政治についてあれこれ語ったのですが、弟は適当に話を合わせながらもこのテーマについてはあまり関心を持っていないようでした。
結局のところ、お互いに関心事が違えば相手の関心事についてはどうでもいいことであり、多少関心事に似ているところがあっても、どの点に強く関心があるのかという点で違えば、やはり相手は適当に話を合わせる程度にとどまってしまうでしょう。
私は以前創業したばかりのベンチャー企業で創業メンバーとして働いたことがありますが、当時代表者のもとに集まったメンバーはある程度は代表者の思いや経営理念みたいなものに共感しつつも、一緒に仕事していくうちに「私の思いとは違うところがある」というので、一人去り、二人去りとなってしまい、代表者を除く創業時のメンバーは全員がそれぞれ違う道へ進んでいきました。
こういう現象はベンチャー企業ではよくあると聞いていましたが、まさにその通りになったわけです。
代表者はメンバーの前で何度も自分の思いを熱く語ってきていたのでしょうが、本人が思う(願う)ほどにはメンバーには伝わらなかったということなのかもしれません。
そこが人と人のコミュニケーションの難しいところといってしまえばそれまでなんですけどね。
ただ、これは何をするにしても意識しておいたほうがいいと思いますが、自分の思いが思い通りに他人に伝わることはないということです。
簡単なことですらそうです。
横断歩道を渡る時に、「危ないから赤信号の時には絶対渡らないでね」と注意しても、車の姿が遠くにあって大丈夫そうだと思えば、赤信号でもダッシュで渡るなんてことは多くの人がやっています。
ルールを作った側は、誰でも簡単に理解できるし、これを全ての人が守れば交通事故は発生しないと考えるかもしれませんが、自分の勝手な判断で守らない人もいて、その挙句事故に遭ってしまうなんてこともあるわけです。
だから、自分はわかりやすい言葉で話しているのだから相手に伝わっているはずと思い込むのは危険なのです。
私が仕えた上司の中には、こういうコミュニケーションの難しさに気付いていた人もいて、その対策として、何度も同じことを部下に言う人もいましたが、私などは、言われる度に「はい、わかりました」と返事はするものの、何度も言われると適当に聞き流したり、自分の思いと違うことを言われた時は聞いたふりをしながら無視したこともあります。
このことからいえることは、どんな状況においても、他人に対して自分の思いを伝えようとする時は、自分の思いは他人に簡単に伝わらないということを予め意識しておいたほうがよいということです。
あなたは、誰かとのコミュニケーションにおいてその難しさを実感し、ほとほと困り果てた経験はありますか?
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簡単なことですらそうです。
横断歩道を渡る時に、「危ないから赤信号の時には絶対渡らないでね」と注意しても、車の姿が遠くにあって大丈夫そうだと思えば、赤信号でもダッシュで渡るなんてことは多くの人がやっています。
ルールを作った側は、誰でも簡単に理解できるし、これを全ての人が守れば交通事故は発生しないと考えるかもしれませんが、自分の勝手な判断で守らない人もいて、その挙句事故に遭ってしまうなんてこともあるわけです。
だから、自分はわかりやすい言葉で話しているのだから相手に伝わっているはずと思い込むのは危険なのです。
私が仕えた上司の中には、こういうコミュニケーションの難しさに気付いていた人もいて、その対策として、何度も同じことを部下に言う人もいましたが、私などは、言われる度に「はい、わかりました」と返事はするものの、何度も言われると適当に聞き流したり、自分の思いと違うことを言われた時は聞いたふりをしながら無視したこともあります。
このことからいえることは、どんな状況においても、他人に対して自分の思いを伝えようとする時は、自分の思いは他人に簡単に伝わらないということを予め意識しておいたほうがよいということです。
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yoron at 18:20│Comments(0)│仕事人の叫び