中高年になったら改めて考えてみたい「働くということ」デジタル技術に依存し過ぎるのは超危険!

2024年07月20日

経験は大事だが、実力に結び付かない経験は意味がない!

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(経験するからにはその仕事をしっかり自分のものにしよう!)
私はここ10年ほど非正規労働者の立場で調理補助の仕事をしています。
最近でこそこの仕事ができるようになったとある程度の自信が持てるようになったのですが、数年前まではまだまだ未熟で、この仕事の経験者だと他人の前で堂々と言うことができませんでした。
ところが、こんな私と違い、これまで一緒に仕事をしたことのある同僚たちの中には、入社早々、「私はこの仕事の経験があるのでそれなりに対応できると思います!」と自信ありげに堂々と言う人が何人もいました。
ところがところがである、そういう人たちの中には実際の仕事でまったく力を発揮しない人もけっこういたんです。

要するに、口では経験したと言っても、その仕事を遂行するだけの実力は持っていなかったということです。
はっきり言いますが、仕事の現場では実力に結び付かない経験は意味がないんですよね。
当たり前かもしれませんが、実力をつけるためには、仕事に主体的、積極的に関わり、その仕事を確実に自分のものにするぐらいの姿勢が必要です。
ただ会社に通勤し、職場では与えられた仕事をこなすだけ、やらされ感いっぱいで仕事をし、できれば手抜きしたいと考え、自分の仕事に対しては愚痴や不平不満しか出てこないというのでは実力が身につくはずもありません。


名の知れた大企業で経理の仕事を10年経験しましたといったところで、経理担当者不在で悩んでいた中小企業に採用され、社長から「経理の仕事をお任せします」と言われ何もできないようでは経験を買われた意味がありません。
これは笑い話ではなく実際によくある話で、私は自分が過去に勤めた中小企業でこういった事例を何度も見てきました。
社員十数人しかいない組織に数万人も社員のいた大企業で導入した人事の仕組みを導入しようとして、社長に一喝された大企業出身者もいました。
本当に実力のある経験者ならば、組織の実態をよく知った上でその組織に合った仕組みを考えるでしょう。

冒頭で、私は現在やっている仕事にある程度の自信が持てるようになったと言いましたが、本当のところは、まだ実力不足の面はいろいろあると思っています。
ただ、以前の記事にも書きましたが、今年の年初から職場の責任者が病気療養で不在が続いている中で、その人の仕事を代行できているのは自分が持っていた実力のおかげであることは間違いありません。
私は調理補助という仕事に就いた時から、いつかは調理そのものをできる力を身につけたいと考え、食材を切ったり、食器類の洗いものをするという補助の本来の仕事以外に、簡単でも何か料理を調理させてもらえる機会が与えられたら必死にその技術を習得すべく努力しました。
そういうことの積み重ねがあって今があると思っています。

繰り返しになりますが、仕事の現場では実力に結び付かない経験は意味がないんです。
仕事人という立場は同じであっても、実力のある人とない人では仕事の成果、やり方に明確な差が出ます。
他人のやり方を批判するんだったら、「じゃ、あなたがもっといいやり方をやってみて下さい」と言われたらどうしますか?
やれる自信はありますか?
今の仕事が嫌で愚痴や不平不満しか出てこないなら、あなたが希望する仕事に就けたら前向きに仕事に取り組めますか?
そもそも、あなたが希望する仕事で成果を出す自信はありますか?

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yoron at 22:58│Comments(0)仕事人の叫び 

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