今日、還暦を迎えた。今後望むのは安定飛行仕事人は自己満足のために仕事をすればいい。なぜなら

2024年06月29日

“衰え”は必ずやって来る。その現実から目をそらすな。

旬を過ぎた紫陽花
(最近、衰えを感じることはありますか?)
現在の仕事先は、自宅から歩いて片道10分のところにあります。
その通勤経路にある高層マンションの周りには、少し前まで紫陽花が咲き誇っていて目を楽しませてくれていました。
その紫陽花も旬を過ぎたのか、今は花の色も変わってあまり目立たなくなり、衰えを感じるようになりました。
そんな紫陽花を見ながらふと思いました。
衰えといえば、人間も、仕事人も同じだよなぁと。

私はつい最近還暦を迎え60代の人生がスタートしたばかりですが、60代にもなれば精神面はともかくもうお爺さん世代であることは間違いないでしょう。
今どきの60代は元気な人が多いとはよく言われることですが、60代で定年年齢を設定している企業は多いし、定年後は第一線を退いて以前よりはゆったりした、ゆっくりした人生を歩む人が多いのが現実です。
SNSでは、プロフィールに若い頃の写真を載せ、投稿では元気バリバリで人生を謳歌しているかのごとくアピールしている人もいますが、それは、自分の存在感が薄くなっていくことへの寂しさの裏返しではないかとも思います。


私自身はどうかといえば、今の自分が好きだし、今のライフスタイルを楽しんいる実感はありますが、一方で、以前に比べると明らかに体力は落ち、健康面での不具合が多くなり、もの覚えが悪くなり、仕事で稼ぐ力も落ち、人間としても仕事人としても確実に衰えを感じています。
でも、そんな本当の姿はあまり他人に知られたくないことでもあるので、他人の前では元気でまだまだやれるという自己アピールをすることもあります。
私の知人男性に70歳直前の人がいますが、その人が「人間、人生を本当に楽しめるのは70代からというじゃいないか。だから、私は70代になるのを楽しみにしているよ!」なんてことを言っていました。

こう言ってはその知人に失礼かもしれませんけど、おそらく、本当のところは、その人の意識の中には既に自分に死期が近づいているという悲壮感が間違いなくあるでしょう。
人生100年時代というキャッチフレーズはありますが、現在の日本人男性の平均寿命が80代であることを考えれば、多くの人は自分もその頃には死ぬんだろうなぁと想像するような気がするのです。
また、これは平均寿命なので、健康寿命という観点で考えれば、現在体の調子が悪くて病院通いをしていたり、薬を服用している人などは、さらに老化が進む先の人生については、どちらかといえば暗く考えるのではないかと思います。
そんな自分を慰めるために、「これからの人生が楽しみだ!」などと嘘ぶくのです。

私は思います。
現実は現実として、素直に受け入れるべきではないのかと。
以前できたことが、簡単だったことが、できなくなった、難しく感じるようになった、それは明らかに、人間として衰えた、仕事人として衰えたということです。
その時点でそのことをしっかり認識し、その後の人生の送り方を改めて考えたほうがいいでしょう。
例えば、私は現在、仕事面では非正規労働者としてパートタイムの仕事に就いています。
時給制でたまに支給される賞与は雀の涙程度、年収は正規労働者の足元にも及びません。
それでも、自分が置かれるいる現実を認識した上での働き方なので満足していますし、充実感もあります。
繰り返しになりますが、大事なことは、「“衰え”は必ずやって来る。その現実から目をそらさない」ことかなと思う次第であります。

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yoron at 05:56│Comments(0)人間バンザイ! 

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今日、還暦を迎えた。今後望むのは安定飛行仕事人は自己満足のために仕事をすればいい。なぜなら