他人の考えより自分の考えを優先するべきと思う特別なノウハウやスキルを持たない高齢者に立ちはだかる年齢の壁

2024年05月25日

いわゆる“サラリーマン”が心しておくべきこと

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(「今の会社(組織)を辞めたらあなたは何ができますか?」と問われたら)
あなたが、学校卒業後どこかの会社(組織)に入社したとします。
そこからあなたの仕事人人生がスタートするでしょう。
日々の仕事は会社(組織)が与えてくれます。
直接的には直属の上司や先輩かもしれませんが。
その後転職したとしても、勤め人としての仕事人であれば、いわゆる“サラリーマン”として仕事人人生を送っていくことになります。
今日に至るまで私の人生がまさにそうです。

来月で還暦を迎える私ですが、これまでの仕事人人生を振り返りながらつくづく思うことがあります。
それはね、サラリーマン人生を送っている人は、心しておくべきことがあるということです。
どういうことかといえば、仕事人といっても、雇われて働いている人は、仕事に対する姿勢がどうしても受け身である場合が多いので、雇ってくれている会社や組織から離れて一個人になると、自分の力だけで仕事を見つけたり、つくったりするノウハウやスキル、また行動力がないというか、弱い面があるんです。
例えば、ある商品の営業のプロ、ある商品開発のプロ、ある事務のプロだといっても、それは自分が所属している会社や組織の環境やバックアップがあったればこそ、ということが往々にしてあるのです。


ある大手企業で実績を積んでその会社では評価の高かった人でも、無名の中小零細企業に転職したら、どんな高い地位についたところで前職のような実績は出せないことはあります。
私自身もそうでしたし、身近でそんな事例をたくさん見てきました。
転職の面接の際にはいかにもできそうな仕事人を演じながら、実際採用してみたらまったく役に立たず、その結果、本人は「この会社は私をまっとうに評価できなかった」とか、「この会社はレベルが低過ぎて私が働く場所ではなかった」とか、自分に対する客観的な評価は認めようとせず、自分を正当化して去っていくとか。
本当に実力があって自分に自信がある人なら、環境適応力を持っているものです。
実績が出せないのを、他人や会社(組織)のせいだけにするようなことはしません。

私は現在の飲食業の仕事に就いて約10年になりますが、未経験でこの業界に飛び込んだ時、それ以前のサラリーマン的働き方を反省し、自分に仕事人としての確かなノウハウやスキルを身につけるべく努力することを決意しました。
そこで、それを実現するために、あえて厳しい環境で働く道を選びました。
未経験なので最初はどうしても受け身で仕事を覚えるしかありませんでしたが、少しずつノウハウやスキルが身に付き出してからは、自分を高めるために新しい環境を求めて、タイミングを見計らった上で仕事先を変え、自分に足りないノウハウやスキルを身に付けるようにしました。
以前の記事でも書きましたが、現在の職場で上司が不在になった後、上司がやっていた仕事を引き継ぎ問題なくこなせているのは、こういったこれまでの努力の賜物でもあるのです。

営業のプロとして勝負していくのであれば、売る商品が変わっても、マーケティング、ターゲティング、人脈構築、行動力、各種営業ツールの駆使、等々の力を身につけておく必要があるでしょう。
事務職のプロを自認するのであれば、会社(組織)が変わってもその環境に応じ仕事のやり方を変えてスムーズな職務遂行ができる力を身につけておかなければなりません。
もっともまずいのは、常に受け身の姿勢で仕事に臨み、口から出るのは会社・組織・他人に対する不平不満ばかり、出勤して就業時間をただ漫然と過ごしてさえいれば自動的に給料がもらえると思っている感覚でいることです。
常に心掛けておくべきことは、「私は今やっている仕事の本当のプロなのだろうか」という自問自答です。
あなたは、仕事人としての今の自分自身の実力についてどういう自己評価をしていますか?

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yoron at 06:18│Comments(0)仕事人の叫び 

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