“かつて”に戻ろうとするな、見つめるべきは、“今”と“これから”50歳を超えたら、なるべくストレスの溜まらない仕事を

2024年04月29日

まったく未経験の仕事に就き衝撃を受けるのもいいものだ

55歳以上の仕事探し
(仕事で衝撃を受けた出来事を経験したことはありますか?)
私が現在の飲食の仕事に就いたのはかれこれ10年前、50歳を目前にした頃でした。
まったく未経験の仕事だったので、最初は基礎の基礎から勉強するために調理専門学校の夜間部に入学し、同時に、勉強したことを実践を通して実務力に結びつけるため、日中はパートタイムで飲食の仕事に就きました。
仕事は当然のことながら初めてのことばかりだったので驚きというか新鮮な感じでしたが、一番衝撃を受けたのは、上司や周囲の同僚たちの言動でした。

飲食の仕事に就く前は、新卒で入社した大手メーカーを出発点として4回転職しましたが、業界はいろいろ変わったものの、基本的には事務系の職種でした。
約20年以上その仕事を経験してきたわけですけど、同じような仕事の延長だったせいか、「まぁ、勤め人人生はこんなものか」とどこの職場で働いても思ったものでした。
なぜなら、人間関係の悩みや仕事上の問題とか悩みもそれぞれの組織において似たようなものだったからです。


そんな私が思い切ってそれまで一度も経験したことのない飲食業界に飛び込んだのは、趣味で飲み食いするのが好きだったので、それを仕事にしたら面白く、やりがいを感じるかもしれないと単純に思ったからでした。
ところが、現実は私の想像とまったく違っていました。
まず、上司や先輩同僚たちの言葉遣いの乱暴さに驚かされ、下の者を奴隷のように扱う態度に少なからず衝撃を受けました。
最初に就いた仕事では、上司から「大学まで出ていながらこんな最下層の仕事に就くなんてお前はバカだな」と嘲笑までされてしまいました。

調理専門学校を卒業後に就職した日本料理店では、当時の私より一回り以上も年齢が若い上司から、何かにつけ殴られたり蹴られたりといった肉体的暴力や言葉による暴力を頻繁に受けました。
また周囲の先輩同僚たちから理不尽なイジメを受けたこともあります。
こういうことは、飲食の仕事に就く以前にはほとんど経験したことがありませんでした。
言葉で叱られたり、怒鳴られることなどは何度も経験しましたが、さすがに、拳で殴られるとか、思いっきり蹴飛ばされるとか、そんなことはありませんでした。
後で知ったのですが、そういう行為はこの業界では珍しいことではないとのことでした。

うつ病にこそならなかったものの、飲食業界歴が浅かった頃は毎日仕事が辛くてしかたがありませんでした。
「この仕事は私には向いていないのでは?」と思うことも多く、辞めたいと思ったことは何度もありました。
でも、どこかで仕事の面白さを感じることもあったので、それが今日まで続けることができた理由なのかなと思います。
そして、10年という時が経ってみると、自分でやれることが多くなったせいか仕事そのものにやりがいを感じられるようになったところもあります。

他業界や他の仕事については、まったく未経験ではあっても、何らかの情報を得たり、外から見て感じたことなどをもとにあれこれ言うことはできます。
ただ、例えば、飲食業界にはブラックな面があるというのは情報として知っていても、自分がその当事者となって犠牲者(?)になってみないと本当のところはわからないというか実感できないものです。
私自身は、まったく未経験の仕事に就くことで衝撃を受けましたが、それはまたいい勉強にもなりました。
そう、私が思うに、まったく未経験の仕事に就き衝撃を受けるのは、勉強になり自分の成長に役立つのではないかと。
あなたの仕事はずっと同じですか?、それとも途中で変わりましたか?

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yoron at 11:20│Comments(0)仕事人の叫び 

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