2024年04月20日
経営者と従業員間のコミュニケーション問題、最悪なのは“笛吹けど踊らず”状態

(組織運営って本当に難しいものだ)
どんな企業、組織においても、もっとも難しい課題は「経営者と従業員間のコミュニケーション」ではないかと思います。
私は現在59歳で、これまでの転職は10数回、いろんな業界、いろんな規模の会社、いろんな仕事、いろんな雇用形態を経験してきました。
そんな自分自身の経験も踏まえて、この課題はどこでにもあるんだなとつくづく思っています。
そして、この課題をうまく解決できている企業や組織は発展し、逆にうまく解決できていない企業や組織は発展しないか衰退傾向があると感じています。
私は現在非正規雇用の従業員として組織の末端で働いています。
正社員の中には「お前のような(立場の)人間は我が社の経営方針について理解する必要などない。指示命令されたことに黙って従っていればいいんだ」と考える人もいるかもしれませんが(そういう社員がいないことを願うのではありますが)、ただ、もしそういう正社員が多く現場の末端まで経営方針が徹底されない会社なのであれば、私に言わせりゃ「もうこの会社(組織)は終わっているな」と。
私は、これまでの職務経歴において経営者の間近で仕事をしてきた経験が何度かありますが、経営者というのは経営方針が組織の隅々(末端)まで周知徹底されることを心から望んでいるものなんです。
しかし、それがそうならないのは、方針が経営者から末端の従業員に伝えられる過程において、伝達者の理解度や思惑の問題などがあって、周知徹底どころか薄められていくからです。
例えば、経営者が担当部門の部長に方針を伝えたとして、その部長が部下の課長に対し、「経営者はこんなことを言っているけどさ、我が社の実力じゃできっこないよな。まったくバカバカしい。まぁ、表面上は従うふりをして適当にやってくれや」と耳打ちしたらどうなるでしょうか。
課長はそれ(部長の言葉)がおかしいと思っても従うしかなく、同じように自分の部下たちにも言うかもしれません。
そうなってしまったら、方針はお題目だけになり、まさに絵に描いた餅です。
経営者と従業員間のコミュニケーションの問題で、最悪なのは“笛吹けど踊らず”状態になってしまうことです。
いくら経営者が立派なことを考え実行に移したくても、それを声高に叫んでも、組織が動かないのではどうしようもありません。
私の仕事先では、すべての従業員向けに経営者の言葉が載った配布物が届きますが、私の正直な感想としては、日頃の仕事の中ではそれが生かされているような気がしません。
配布物を受け取ったところで、経営者の意志を伝導しようという強い思いを持って動く上の人がいなければ、そういったことに関心のない末端の従業員は一瞥もしないでそれをゴミ箱に捨ててしまうでしょう。
世の中、ネットが発達して誰でもが気軽に情報の受発信ができる環境になったとはいえ、組織が健全に機能して組織目標を達成するためには、組織内のコミュニケーションがうまくいくことが最も重要です。
コミュニケーションというのは双方向のものであり、そして双方が理解し合うことが大事です。
上から指示命令されたから義務的に情報を発信しているだけ、情報が送られてきたので自動的に受け取るだけ、ではまったく意味もないし効果も期待できません。
このことって、多くの人は頭の中ではわかっているはずなのに、いざ実践となるとなかなか難しいんですよね。
あなたが働いている組織はいかがですか?
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例えば、経営者が担当部門の部長に方針を伝えたとして、その部長が部下の課長に対し、「経営者はこんなことを言っているけどさ、我が社の実力じゃできっこないよな。まったくバカバカしい。まぁ、表面上は従うふりをして適当にやってくれや」と耳打ちしたらどうなるでしょうか。
課長はそれ(部長の言葉)がおかしいと思っても従うしかなく、同じように自分の部下たちにも言うかもしれません。
そうなってしまったら、方針はお題目だけになり、まさに絵に描いた餅です。
経営者と従業員間のコミュニケーションの問題で、最悪なのは“笛吹けど踊らず”状態になってしまうことです。
いくら経営者が立派なことを考え実行に移したくても、それを声高に叫んでも、組織が動かないのではどうしようもありません。
私の仕事先では、すべての従業員向けに経営者の言葉が載った配布物が届きますが、私の正直な感想としては、日頃の仕事の中ではそれが生かされているような気がしません。
配布物を受け取ったところで、経営者の意志を伝導しようという強い思いを持って動く上の人がいなければ、そういったことに関心のない末端の従業員は一瞥もしないでそれをゴミ箱に捨ててしまうでしょう。
世の中、ネットが発達して誰でもが気軽に情報の受発信ができる環境になったとはいえ、組織が健全に機能して組織目標を達成するためには、組織内のコミュニケーションがうまくいくことが最も重要です。
コミュニケーションというのは双方向のものであり、そして双方が理解し合うことが大事です。
上から指示命令されたから義務的に情報を発信しているだけ、情報が送られてきたので自動的に受け取るだけ、ではまったく意味もないし効果も期待できません。
このことって、多くの人は頭の中ではわかっているはずなのに、いざ実践となるとなかなか難しいんですよね。
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yoron at 06:49│Comments(0)│仕事人の叫び