経営側の考えと現場側の考えが違うことはしばしばあるものだ人間なら誰でも直面する、老い、死

2024年04月13日

他人の言葉を鵜呑みにするな、自分で現場・現物・現実を確認する努力を!

トヨタ式
(あなたが言っていること、それは本当ですか?。その情報はどこから?)
私の仕事人デビューは、自動車業界でした。
勤務先は部品を作っている会社でしたけど、カーメーカーの企業体質の影響が強かったせいもあり、新人時代からずっと、“現場・現物・現実”(三現主義)の重要性について教え込まれてきました。
加えて言うと、普段の仕事においては、“5S”(整理・整頓・清掃・清潔・躾)についても叩き込まれました。
このことが私の仕事人人生に与えた影響はかなり大きく、今振り返ってみると、仕事人として成長する上でいい影響を受けたなとつくづく思っています。

どういう時にそれを感じるかといえば、普段、ネットや他人との会話などからいろんな情報を得ることが多いのですが、私はすぐにそれを鵜呑みにすることはなく、できる範囲においては自分で現場・現物・現実を確認してからその情報の価値や真偽を自分自身の頭で考え判断しています。
そうすると、私は他人とは違う視点を持っていることにしばしば気付きます。
例えば、総理大臣がこんなことを言ったというニュースをメディアが報じた場合、メディアは自社の視点から総理大臣の発した言葉の一部を切り取りそれに自社の見方を付けますが、総理大臣が話したすべての内容を動画などで確認できると自分の視点でそれを理解することができます。
受け止め方は人それぞれでしょうが、大事なのは、他人の言葉を鵜呑みにしないで、あくまでも自分の視点を持って自分なりに理解することです。


私の現在の職場の同僚は、私より年輩(60代以上)の人ばかりでかつ女性です。
彼女らと会話していると、テレビ番組から得たこととか、主婦仲間との会話から得たこととか、あるいは自分の日常行動において目撃したこととか、そんなのが話題の大半を占めています。
たまたまかもしれませんが、全員ネットの世界には疎いようで、ネットを活用しての情報収集みたいなのはほとんどやっていないようなのです。
ネット上にあふれている情報はもちろん玉石混交ではありますが、それでも、テレビ・新聞・ラジオ等などの旧メディアに比べたら圧倒的に情報量が多く、そしていろんな角度から情報が発信されているので、情報を受け取る側からしたら物事を見る上での判断に役立ちます。
「テレビで〇〇さんという専門家がこう言っていた」とそれを信じ込んでいる人よりは偏りが少なくてすむわけです。

人というのは、生まれ育ちが違えば、またどんな環境でどんな人生を送ったかによって、考え方も行動スタイルも違います。
冒頭で、私が最初に仕事人デビューした時の業界環境で影響を受けた話をしましたが、私とは違う業界で、また違う職種で仕事をしてきた人は、同じ仕事人ではあっても仕事観や人生観が違うかもしれません。
それはそれでいいと思います。
ただ、それは前提にあったとしても、やはり、いい仕事をしていい成果を出すには、自分自身で現場・現物・現実を確認する努力をしたほうがいいでしょう。
多くの企業が現場が大事とよく言いますが、従業員の中には言葉としては知っていながら現場の実態を知らないまま目の前の仕事だけしている人もいるものです。
あなたはいかがですか?

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yoron at 06:25│Comments(0)仕事人の叫び 

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