2024年04月06日
経営側の考えと現場側の考えが違うことはしばしばあるものだ

(仕事は、現場視点も大事なれど経営視点も大事)
私の現在の仕事は今月(4月)になってから忙しくなりました。
年間を通じて一番忙しい時期です。
一現場担当者としては新たにスタッフを増やしてほしいぐらいです。
その一方で、今月から仕事で使う商品類の仕入れコストが大幅に上昇し、利益面でのマイナス圧力が強まっています。
こうなると、当然のことながら、経営側の視点でいえばコスト削減に焦点が当たることになります。
そして、人件費以外の仕入れや備品等のコスト削減に限界を感じたら、次はいよいよ人件費に着手となります。
人件費削減というのは、どこの業界でもどこの企業でもセンシティブな問題なので、手をつけやすいところから順次やっていくのがふつうです。
例えば、まずは残業代を削減し、影響の少ない手当類を削減し、正社員以外の非正規雇用のパートやアルバイトスタッフを削減し、といった感じ。
私の場合は、非正規雇用のパートスタッフなので削減対象になりやすい立場です。
で、現在の仕事ではどういう対応をしているかといえば、仕事の繁閑に応じてスタッフ(非正規雇用)の勤務時間を減らすということをやっています。
かつて勤めた外資系企業では、業績が厳しくなった際、かなりドラスティックな経営行動が取られました。
当時、自社の主力工場が現場ではかなり繁忙になっているにも関わらず、経営視点でみれば効率が悪く採算が取れていないという状況になっていました。
現場の工場のトップは現場側の意を汲んで現場の窮状を訴え人員の増員要望を出し続けていたのですが、経営側の判断・決断は工場を自社の組織から切り捨てる(切り離す)というものでした。
おそらく、現場側はそういった最終結論になるとは予想していなかったのではないでしょうか。
私は現在は現場の末端で仕事をしていますが、過去の仕事人人生においては何度か経営者に近い部署で仕事をしていたので、経営側の考えと現場側の考えが違うことはしばしばあるということを理解しています。
だから、現在の自分の仕事を取り巻く状況はよくわかるのです。
今月は忙しいといっても以前に比べたらそれほどでもなくなっているし、それに加え、競合も増えてきている経営環境のもと、仕入れコストも上昇しているとあっては経営は苦しくなるのが自然です。
ということは、正社員でもない自分の身も危ないと考えざるをえません。
なんとか5年目まで続けることができていますが、今後の展開次第では身の振り方を考えなければと思っている今日この頃です。
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当時、自社の主力工場が現場ではかなり繁忙になっているにも関わらず、経営視点でみれば効率が悪く採算が取れていないという状況になっていました。
現場の工場のトップは現場側の意を汲んで現場の窮状を訴え人員の増員要望を出し続けていたのですが、経営側の判断・決断は工場を自社の組織から切り捨てる(切り離す)というものでした。
おそらく、現場側はそういった最終結論になるとは予想していなかったのではないでしょうか。
私は現在は現場の末端で仕事をしていますが、過去の仕事人人生においては何度か経営者に近い部署で仕事をしていたので、経営側の考えと現場側の考えが違うことはしばしばあるということを理解しています。
だから、現在の自分の仕事を取り巻く状況はよくわかるのです。
今月は忙しいといっても以前に比べたらそれほどでもなくなっているし、それに加え、競合も増えてきている経営環境のもと、仕入れコストも上昇しているとあっては経営は苦しくなるのが自然です。
ということは、正社員でもない自分の身も危ないと考えざるをえません。
なんとか5年目まで続けることができていますが、今後の展開次第では身の振り方を考えなければと思っている今日この頃です。
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yoron at 11:34│Comments(0)│仕事人の叫び