2024年03月24日
時給で働く非正規労働者の辛いところは

(自分が実際に非正規労働者をやってみると現実がよくわかる)
私は、現在非正規労働者の立場で飲食関係の仕事をしています。
現在の仕事先は勤め出して5年目になりますが、上司からはそれなりに仕事ぶりを評価してもらっています。
ただ、給料は時給制であり、入社以来時給がアップしたのは1回のみで金額は20円でした。
大企業の賃金アップが数万円で妥結したなどというニュースを聞くと、やはり、正規労働者と非正規労働者の間にはかなりの格差があるよなと現実の厳しさを実感します。
私もかつては大企業の正社員として働いたこともあるので実情はそれなりに知ってはいるわけですけども。
ところで、先程、上司から仕事ぶりを評価してもらっていると言いましたが、現場の上司は一存で時給を上げるわけにはいかないので、どうしているかといえば、私の労働時間を意図的に長くすることで私の収入を増やすようにしています。
つまり、全体の仕事量に対し私が担当する仕事時間が長いということです。
とはいえ、時給制だから大した金額にはなりませんけどね。
それはそれで収入増という面では嬉しい反面、長時間労働になるので精神的、肉体的にきつくなります。
若い頃なら体力があったので何とかなったかもしれませんが、今年還暦を迎える身としてはなかなかしんどいですね。
正社員であれば、労働時間の長さではなく、仕事の成果で評価されるのがふつうでしょう。
かつては、生活残業という言葉があり、残業をすることで収入を増やしている人もいましたが、今は逆に、所定の労働時間内で仕事をこなせなければ能力が低いとみなされてしまうかもしれません。
こういう正社員の評価の視点からみれば、非正規労働者に対する評価のし方はまだ甘いというか、評価制度そのものが整っていないような気がします。
こう言っては何ですが、現在の仕事先では、仕事ができる人もできない人も時給は同じですからね。
私の場合は、非正規労働者のそういう諸々の不利な条件を承知の上で現在の仕事を選んでいるのでいいのですが、非正規労働者の労働条件・環境の実態をよく知らないで仕事に就くと辛いものがあるよなと。
「私はあの人より仕事ができる」と思ったところで(実際にそうだとしても)、全員平等に時給が一律だったらモチベーションは上がらないかもしれません。
私の上司が私の収入を増やすようにして配慮してくれているのは、ある意味苦肉の策といったところでしょう。
昨今、賃金アップの話題がよく出ていますが、世の中全体としていい方向へ持っていくには、全労働人口の約40%をしめる非正規労働者の評価や賃金もあわせて考えるべきではないかと思う次第です。
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かつては、生活残業という言葉があり、残業をすることで収入を増やしている人もいましたが、今は逆に、所定の労働時間内で仕事をこなせなければ能力が低いとみなされてしまうかもしれません。
こういう正社員の評価の視点からみれば、非正規労働者に対する評価のし方はまだ甘いというか、評価制度そのものが整っていないような気がします。
こう言っては何ですが、現在の仕事先では、仕事ができる人もできない人も時給は同じですからね。
私の場合は、非正規労働者のそういう諸々の不利な条件を承知の上で現在の仕事を選んでいるのでいいのですが、非正規労働者の労働条件・環境の実態をよく知らないで仕事に就くと辛いものがあるよなと。
「私はあの人より仕事ができる」と思ったところで(実際にそうだとしても)、全員平等に時給が一律だったらモチベーションは上がらないかもしれません。
私の上司が私の収入を増やすようにして配慮してくれているのは、ある意味苦肉の策といったところでしょう。
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yoron at 17:37│Comments(0)│仕事人の叫び