仕事はやりこなせると確実に自信がつく!仕事人なら、“損して得取る”意識を持っていよう

2024年01月28日

未経験の仕事(分野)に対しては、謙虚な姿勢で当事者の話に耳を傾けるべし

フレッシュ!ザ・頭 002
(他人の前で偉そうな言動をしてしまうことってないですか?)
私の知人に、名の知れた大企業に新卒から定年まで勤めた人がいるのですが、その人は、自分がまったく経験したことのない業界、仕事についても、自分の過去の経験で得たノウハウやスキルをもとに偉そうに語る癖があります。
例えば、私が現在の仕事上の悩みや問題点について話すと、「そういう問題に対しては、こういう考え方・やり方で解決できる」だとか、「お前は仕事に対する意識が低い、もっと大所から物事を考える習慣を身につけろ。でないとお前は仕事人として成長できない」だとか。
そう言われた時は、表面上だけ適当に合わせておいて(実際は完全無視)、内心はバカにしています。

これまで10数回の転職をして、いろんな業界、いろんな会社、いろんな仕事、いろんな規模の組織を経験してきた私からすると、ぶっちゃけ、たった一つの会社、しかも一つの業界しか経験がなく、なおかつ組織の中の一部分の仕事しか経験したことのない人間なんて、関わった仕事を通して得た多少のノウハウやスキルはあるかもしれないが、所詮視野が狭く、他の業界、会社、仕事では戦力になりえないと思っています。
例えば、飲食業界を例にとっても、私がかつて勤めた個人経営の飲食店などは、考える前に動くぐらいでないと仕事ができませんでした。
お客さんがどんどん入店して誰もが忙しくなる状況下で、お酒や料理の注文がどんどん入ってきたら、そのスピードについていかないかぎりお店は回りません(仕事はできません)。


これを私は身を持って経験しているのですが、そういう環境で仕事をしたことのない人は、私が仕事上で起こした失敗やミスに対して、「それは仕事のやり方が効率的でないからだ」とか、「改善の余地はいくらでもあるはずだ」などと勝手なことを言います。
たしかに、失敗やミスが起きればその原因や要因を探って対策を検討し実施するのは必要です。
言葉だけなら大企業の仕事でも小さな飲食店でも同じです。
しかし、実際の仕事になると求められるノウハウやスキルは違ってきます。
飲食業未経験の大企業出身者がいきなり飲食の仕事の現場に飛び込んでも仕事は回せないし、逆に飲食店出身者が未経験の業界の大企業に飛び込んだら何がなんだかよくわからず仕事はまともにできないでしょう。

かつて、新卒で入社した日系の大手メーカーを退職した後、大手の建設系企業に転職したことがあります。
転職した最初の頃は、建設業界はなんて古臭い非効率的な仕事のやり方をしているんだと感じることが多々ありました。
でも、何年も身を置いていたら、そこには長い年月で形成された業界ならではの商習慣があり、また、どうやって儲けるかの独特のノウハウがあることもわかるようになりました。
営業のやり方もかなり違っていました。
メーカーであれば製品や商品を直接購入してくれるお客さんに売り込めばいいのですが、建設企業の場合は、一つの建物を建てるにあたって、その建物の建設に関わるすべての方面(施主、設計者、ゼネコン、サブコン、時にはフィクサーなど)に営業をしなければなりません。
こんなに違うので、当然、お客さんに対する接待のし方やお金のかけ方なんかも違ってくるわけです。

いろいろ言いましたが、自分自身の経験も踏まえつつ、言いたかったのは、未経験の仕事(分野)に対しては、謙虚な姿勢で当事者の話に耳を傾けたほうがいいということでした。
冒頭で紹介した知人のように、過去に自分が経験したこと(狭い範囲)で得たノウハウ・スキルや情報だけをもとに偉そうなことを言ってはダメで、そういう言動は相手(当事者)にとっては迷惑なだけです。
そういう言動を続ければ続けるほど、残念ながらその人は周囲から煙たがられてしまう一方です。
どんな仕事をする上でも、いやどんなことをする上でも同じでしょうが、自分が経験したこともない、知らないこと(分野)に関しては、まずは相手の話に耳を傾けることから始め、情報収集したり、自分も経験してみたり、そういう謙虚なアプローチをするべきだと思うのです。
相手との良好な人間関係を築くためにも、相手から「アナタ、お呼びでないから」と思われないようにしたいものです。

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yoron at 07:39│Comments(0)仕事人の叫び 

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