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2024年01月20日

激務経験をして仕事人は強くなり、成長する!

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(激務は辛いけど、それを乗り越えると必ず得られるものがあります!)
激務の時は誰でもが必死だし、二度と同じことは経験したくないと思うでしょうし、仕事を辞めたくなることもあるでしょうし、愚痴をこぼしたり、誰かに不平不満を訴えたくもなるでしょう。
ただ、その激務を何とか乗り越えることができると、ホッとするし、仕事を辞めるのを思い止まることもあるし、やり切ったことで自信がついたりもするものです。
かつて、『20代、30代は激務の環境ぐらいがちょうどいい、後の人生に役立つから』(2015年06月30日付記事)という記事を書きましたが、この記事を改めて読みながら今思うことは、激務の経験は、体力・気力があれば40代でも50代でもやったほうがいいのではないかと。

というのも、私は現在59歳で今年の誕生日を迎えれば還暦になるわけですけど、今の業界に初めて足を踏み入れたのが50歳になる直前で、何せ未経験の仕事だったもんだから最初のうちは苦労の連続、かつ激務の環境が続きました。
ブラックな飲食店で働いた時は続けるのが限界かといった心境になったこともありました。
そんな私は、今年早々からちょっとした難局に直面しています。
私の現在の仕事は学生専用マンション内の食堂の調理補助なのですが、調理を担当していた責任者が急な病で入院となってまだ職場復帰の目途が立っていない状況となっているのです。
急だったので引き継ぎも何もないわけですが、過去の激務で鍛えられている私は何とかこの状況に対処できています。


他のスタッフには申し訳ないのですが、私以外のスタッフでは現在の状況に臨時対応はできないでしょう。
何ゆえそう思うのかといえば、日頃からその人たちの仕事ぶりを観察しているからです。
観察していて感じるのは、他のスタッフは過去に激務を経験したことがなさそうだということです。
もちろん、激務の経験があるからといって目の前の未経験の仕事に即うまく対応するというのは難しいかもしれません。
しかし、過去の激務で培われた気合と根性のへこたれない精神がカバーしてくれるというのはあるんですよ。
今回の私もちょっとした失敗やミスはありながらも少しずつうまく対応できるようになっています。

激務の経験で思い出したことがあります。
かつて創業して間もないベンチャー企業で働いていた時のことですけど、ある時、ややおっとり感のある人の良さそうな女性が入社してきました。
その人の経歴は新卒で官公庁に入職し、その後大手企業勤務というものでした。
人当たりが良く話しやすい人ではありましたが、ある日急に職場に来なくなり、かなり長い間病気で自宅療養をし、そしてその後に辞めた記憶があります。
ベンチャー企業に憧れ甘い幻想を持つ人もいるかもしれませんが、当然のことながら資金繰りは自転車操業状態なので全スタッフが必死で仕事しないと組織は持たないし成長させることもできません。
誰かの指示がないと動けないような人には向かない職場環境です。
その女性は、それまでの職場とはあまりにも違い過ぎる環境でプレッシャーやストレスに押し潰されてしまったのではないかと想像します。

私は子供の頃から気が小さく、大人しく、自分から率先して何かをやり他人を率いるようなタイプではないし、また、自己分析すればプレッシャーやストレスには弱いほうだと思っているのですが、ただ、幸か不幸か、これまで就いてきた仕事が必ずといっていいほど激務を経験せざるをえない環境にあったため、知らず知らずのうちに精神面が強くなったようです。
気が強い人なら、やりたくもない仕事が回ってきたら「こんな仕事なんかやってられっか!」と平然と拒否したりするかもしれませんが、私はとてもそんなことができないので、他人が拒否した仕事を内心では嫌でも引き受けて苦労しながらも黙々とやってきました。
逆にそんな性格だからこそ、多くの仕事を覚え、いろんなノウハウやスキルを身につけることができたのでしょうね。
今にして思うと、過去の激務経験が私を鍛えてくれたということでしょうか。
今となっては過去の激務環境に感謝したいぐらいであります。

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yoron at 05:58│Comments(0)仕事人の叫び 

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