2024年01月13日
土壇場力は、地道な経験の積み重ねがあってこそ身につく
(あなたは、これまでどんなピンチを経験し、それをどうやって乗り切りましたか?。また、その経験からどんなことを思いましたか?)
今年は私にとっては“本厄”にあたるので、気を引き締めて用心しながら日々を過ごしたいと思っている今日この頃ですが、今年は年初早々に能登地震が起きたり、航空機衝突事故が起きたりと幸先の悪いスタートとなってしまいました。
そして、私の仕事にも影響した身近なところでは、年末年始休暇が終わった仕事始めの日、職場の調理責任者が体調を崩して仕事を休み、また同僚の一人もインフルエンザに罹患して同様に仕事を休むという状況が発生しました。
調理責任者は、その後さらに体調が悪化して救急車による病院への緊急搬送となり、しばらく入院するという状況になりました。
これにより、ただでさえスタッフが少ない職場の仕事の回し方が難しくなりました。
職場で抱えた問題は、誰がこの穴埋めをするのかということでした。
結論から先に言うと、実力、経験からいって私しかいませんでした。
現在の仕事先で働き出してから5年目なのですが、この間調理責任者がやっているような調理業務は一度もやったことがありません。
料理人の世界は職人気質で成り立っており、特に年輩者は「仕事はいちいち教えるものではなく、目で見て盗むもの」という昔ながらの考え方を持った人も多く、そのため、素人でこの世界に入ると仕事を覚えるのに苦労するものです。
今の責任者もそんな感じで、自分ができる仕事は全部自分で抱えて自己完結してしまうタイプです。
だから、へたをすれば、今回のような事態になった時、仕事全体が止まってしまい会社の損失が発生する可能性もあったわけです。
しかし、私は今の業界に入った時から上記のような業界体質に気付いたので、とにかく、より多くのことを自分でできるようにするために経験をたくさん積み重ねることを心掛けてきました。
以前の記事でも書いてきましたが、そのため、飲食業界で初めて働き出して以来今日まで何回も転職していろんな仕事を経験し、自分の中の引き出しを増やしてきました。
そのおかげで、仕事始めから臨時対応ができたのです。
これまで自分ではほとんどあるいはまったく作ったことがない料理でも、例えば、レシピがあれば、調理経験があるとそれなりに作れたりするものです。
ただ、時間がない時に、レシピが詳細し過ぎたり逆に大雑把過ぎて困るなんてこともあります。
そんな時は、例えば、料理が和食の煮物であれば、醤油、料理酒、味醂、砂糖等で味付けできるのを知っていると、分量はともかくとして手足を動かすことで短時間に作ることができます。
かつて、古い仕事人が得意とした“KKD(経験・勘・度胸)”は時代遅れで、これからは“ロジカルシンキング(論理的思考)”こそが仕事人に求められる最重要のものだなんてな論調がありました。
若い頃、私はこの考え方に共感し、小難しいビジネス書をたくさん読んでその思考を身につけようと頑張ったものでした。
もちろん、それは大事なものでしょうし、それが役立つ場面もありました。
しかし、今の仕事、今置かれている自分の環境において一番役立っているのは、なんといっても、過去の地道な努力(経験)で身につけてきたノウハウやスキルです。
いってみれば、土壇場に立った時に力を発揮するためには、地道な経験の積み重ねが必要だということです。
これは私の考え方なので違った考え方を持っている人もいるかもしれません。
私は今年の仕事始めから自分が直面した状況に対処しながら、こんなことを思ったということであります。
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以前の記事でも書いてきましたが、そのため、飲食業界で初めて働き出して以来今日まで何回も転職していろんな仕事を経験し、自分の中の引き出しを増やしてきました。
そのおかげで、仕事始めから臨時対応ができたのです。
これまで自分ではほとんどあるいはまったく作ったことがない料理でも、例えば、レシピがあれば、調理経験があるとそれなりに作れたりするものです。
ただ、時間がない時に、レシピが詳細し過ぎたり逆に大雑把過ぎて困るなんてこともあります。
そんな時は、例えば、料理が和食の煮物であれば、醤油、料理酒、味醂、砂糖等で味付けできるのを知っていると、分量はともかくとして手足を動かすことで短時間に作ることができます。
かつて、古い仕事人が得意とした“KKD(経験・勘・度胸)”は時代遅れで、これからは“ロジカルシンキング(論理的思考)”こそが仕事人に求められる最重要のものだなんてな論調がありました。
若い頃、私はこの考え方に共感し、小難しいビジネス書をたくさん読んでその思考を身につけようと頑張ったものでした。
もちろん、それは大事なものでしょうし、それが役立つ場面もありました。
しかし、今の仕事、今置かれている自分の環境において一番役立っているのは、なんといっても、過去の地道な努力(経験)で身につけてきたノウハウやスキルです。
いってみれば、土壇場に立った時に力を発揮するためには、地道な経験の積み重ねが必要だということです。
これは私の考え方なので違った考え方を持っている人もいるかもしれません。
私は今年の仕事始めから自分が直面した状況に対処しながら、こんなことを思ったということであります。
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yoron at 06:13│Comments(0)│仕事人の叫び