「仕事納めの日」はホッとする、よね?会社(仕事)を辞めたくなったらどうすべきか

2023年12月29日

現場の実態を知らずとも組織は動かせる、でもね

国会議事堂1
(どんな仕事人でも、現場の実態を知っておくのは大事なことだ)
私は現在非正規雇用のパートタイマーとして働いていますが、仕事先はいろんな会社から給食を請け負っている給食会社です。
仕事のやり方としては、請負先の事業所へ契約スタッフを派遣して現場の実務にあたらせるというやり方です。
スタッフの大半は非正規雇用者で、会社の正社員は時々現場を巡回し、職場の責任者と打合せを行うという感じです。
私の長年の仕事人経験も踏まえて言うと、ぶっちゃけ、時々打合せで現場訪問する程度で現場の実態がわかるわけがありません。
自分自身が現場経験者なら多少は想像できるかもしれませんが、まったくの未経験者ならば打合せ相手の言うことを鵜呑みにするしかないでしょう。

私が身を置く現場は会社が請け負っている現場としては大きな現場なので、それなりに会社の売上(収益)には貢献しているはずです。
現時点に至るまで会社側に悪影響を与えるような問題は発生しておらず、逆に時々ほめられるようなこともあります。
おそらく、時々やって来る本部の担当者は、「この現場は大丈夫だ。このまま順調に推移して会社に利益を与え続けてほしい。運営は責任者に任せておこう」と思っているかもしれません。
現場責任者が、組織としてのあるいは日常の問題を把握していながらそれらについては何も言及せず、自分の評価を高めたいがために(下げたくないために)良いことばかり報告しているのなら、本部の担当者が何も知らずに安心して帰っていくのはしかたがないでしょう。


しかし、現場にいて現場の実態を知り尽くしている私に言わせりゃ、「今の状態をずっと維持し続けるのは困難。一旦歯車が狂えばその影響は甚大だろう」と。
内心、そのことは現場責任者だって気付いているはずだと思っています。
なぜかといえば、、、私の職場は、責任者以外に私を含め数名のパートタイムの派遣スタッフで仕事を回しているのですが、責任者と私以外のスタッフはすべて短時間契約で単純・簡単な仕事(誰でも簡単に替わりが務まる)にしか従事しておらず、責任者か私が何らかの事情で仕事ができない状態になると大変な状況になることが懸念されます。
たかがパートタイムの私が不在になるだけで仕事がスムーズにいかなくなるはずはないと思うかもしれませんが、パートスタッフの中で肝心な仕事の多くを担当しているのは私一人で、かつ仕事時間帯を柔軟に変えられるのも私一人だけという問題があります。

それに、派遣スタッフの中で一番業界経験が長く、現在の職場の在籍年数も長く、それゆえいろんな仕事に対しての対応力があるのは私のみという自負があります。
正直言って、日頃他のスタッフの働きぶりを見ていて、「この人、大丈夫かなぁ」と感じる場面が多々あります。
今は仕事が忙しくない時期だからいいようなものの、繁忙期にもし私が仕事に参加できない日々があったら現場はものすごく大変だろうなと容易に想像がつきます。
もちろん、そんな事態になったら会社側も何らかの対策を打って乗り切るとは思いますけれど。
もし私が現場責任者であれば、現在の状況に問題意識を持ち、本部の担当者との打合せにおいて事前の対策を講じておくでしょうね。

新卒で入社した日系の大企業勤務時代、私は本社スタッフの経験しかありませんでした。
その当時は、現場の最前線の仕事人がどういう働き方をしているかまったく知らなかったので、自分が企画に関わった仕事が成果を出していくことに喜びを感じ、現場が動いていくことに快感を感じていたのですが、現場を何度も経験してから今思うのは、当時の自分は組織をなんて理解していなかったのだろうということです。
たしかに、組織というところは現場の実態を知らない人でも何かしら仕事はできるし、その人の仕事によって組織が動くという一面はあります。
ただ、現場がいろんな多くの問題を抱えている時に、実態を無視した仕事の進め方をすればどこかの時点で大きな支障が発生して取り返しのつかない局面にぶち当たる可能性があります。
昨今起きたビッグモーターやダイハツの事例でもわかるはずです。
さて、あなたが所属している組織の実態はいかがですか?

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yoron at 07:13│Comments(0)仕事人の叫び 

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