2023年06月04日
マニアックな専門家が活躍する時代になった
(今、何かマニアックにやっていることはありますか?)
今日のネット社会、動画社会を考察して強く感じているのは、世の中に情報があふれればあふれるほど、“マニアックな専門家”が活躍する環境になってきたなということです。
ある分野でそれなりに経験を積み、そこそこの知見があれば専門家とみなされたのがこれまでの時代ならば、これからは、ある分野についてとことん極め、かなりの知見を持つ人がその分野においてはより高く評価される時代になると。
仕事人の世界でいえば、たまたま就いた仕事に長く関わっていればその仕事のプロと思われていたのが、今後は関わった仕事の期間ではなく、どれだけその仕事に熟知し、その仕事でどれだけ成果を出せるかが厳しく問われるということです。
以前の記事でも書きましたが、私は大学時代に国際関係について勉強していたこともあり、現在進行中のロシア・ウクライナ戦争の展開を興味深く追い続けています。
大きな出来事なので専門家と称する多くの人たちがこの件に関しては論評をしていますが、私は、以前から東京大学先端科学技術研究センター専任講師の肩書を持つ小泉悠氏の言動に注目していました。
彼はロシアの軍事・安全保障政策を専門分野としているようですが、(言い方は悪いですが)風貌からしてややマニアックな雰囲気があります。
ただ、ロシア・ウクライナ戦争勃発以前にメディアに登場していた際の言動を見ていて、「この人は自分の専門分野についてかなり知見があり、話している内容にはかなり納得できる」という印象がありました。
その後、今が旬とばかりに彼がメディアに引っ張りだこ状態になっているのはご存知の通りです。
彼の知見や説得力のある話に比べたら、どこそこの有名大学の教授とか大手メディアのその分野の専門家と称する人たちの解説は底が浅いような印象を受けてしまいます。
(もちろんこれは私個人の見方ではありますが)。
これは、こういう事例で話せばわかりやすいかと思います。
あなたはある会社である仕事の担当をしていたとします。
もし、あなたがその仕事を一人で担当していたなら、実務や実情に関してはあなたが一番詳しいはずです。
あなたの上司の上司である部長などといった偉そうな肩書きのついた人は、他人からその仕事の詳細について問われても答えられないでしょう、簡単な概要程度のことなら語れるかもしれませんが。
つまり、有名大学の教授であれ大手メディアのその分野の専門家であれ、あるいは大企業の役職者であれ、知見を深める努力をせず、自分で経験する労を惜しんですべてを他人任せにするような姿勢であっては、これからの時代にあっては周囲から見放される可能性が高くなるということです。
私は暇な時間にはよくネットでyoutubeのいろんな動画を観て楽しんでいますが、私の知識の中ではまったく知らなかった人が作った動画にかなりの視聴者が付いていてビックリすることがよくあります。
で、その動画を観ながら、また観終わった後でわかります。
たしかにその動画は面白いし、その動画の作者の専門性はすごいなと。
こういうのって観る人が観たらすぐわかるんですよね。
先程紹介した小泉悠氏と他の専門家の解説を聞き比べてみたらどちらが説得力があるか、みたいなもんです。
話変わりますが、私の友人の中には、会社経営者、弁護士、ITエンジニアが本職でありながら料理を作るのが趣味という人がいます。
腕前はといえば、趣味と言いつつもプロ顔負けのレベルの料理を作っています。
飲食の仕事に就いている私でも到底勝てないレベルです(笑)。
おそらく、そういう人たちは、料理を作るにおいても本業なみに真剣に取り組むのでしょう、最高の成果を出すために。
会社で何となく仕事をして給料をもらい、趣味なども適当に息抜きする程度、その繰り返しで日々を送っている仕事人に比べたら人生はより充実しているに違いありません。
まぁ、何にしろ、言いたかったのは、これからの時代はマニアックな専門家が活躍できると思うので、もし現在マニアックにやっていることがあるならとことん極めていけば将来面白い展開があるかも?、ということですかね。
この記事に共感いただけましたら、以下アイコンのクリックお願いします。
彼の知見や説得力のある話に比べたら、どこそこの有名大学の教授とか大手メディアのその分野の専門家と称する人たちの解説は底が浅いような印象を受けてしまいます。
(もちろんこれは私個人の見方ではありますが)。
これは、こういう事例で話せばわかりやすいかと思います。
あなたはある会社である仕事の担当をしていたとします。
もし、あなたがその仕事を一人で担当していたなら、実務や実情に関してはあなたが一番詳しいはずです。
あなたの上司の上司である部長などといった偉そうな肩書きのついた人は、他人からその仕事の詳細について問われても答えられないでしょう、簡単な概要程度のことなら語れるかもしれませんが。
つまり、有名大学の教授であれ大手メディアのその分野の専門家であれ、あるいは大企業の役職者であれ、知見を深める努力をせず、自分で経験する労を惜しんですべてを他人任せにするような姿勢であっては、これからの時代にあっては周囲から見放される可能性が高くなるということです。
私は暇な時間にはよくネットでyoutubeのいろんな動画を観て楽しんでいますが、私の知識の中ではまったく知らなかった人が作った動画にかなりの視聴者が付いていてビックリすることがよくあります。
で、その動画を観ながら、また観終わった後でわかります。
たしかにその動画は面白いし、その動画の作者の専門性はすごいなと。
こういうのって観る人が観たらすぐわかるんですよね。
先程紹介した小泉悠氏と他の専門家の解説を聞き比べてみたらどちらが説得力があるか、みたいなもんです。
話変わりますが、私の友人の中には、会社経営者、弁護士、ITエンジニアが本職でありながら料理を作るのが趣味という人がいます。
腕前はといえば、趣味と言いつつもプロ顔負けのレベルの料理を作っています。
飲食の仕事に就いている私でも到底勝てないレベルです(笑)。
おそらく、そういう人たちは、料理を作るにおいても本業なみに真剣に取り組むのでしょう、最高の成果を出すために。
会社で何となく仕事をして給料をもらい、趣味なども適当に息抜きする程度、その繰り返しで日々を送っている仕事人に比べたら人生はより充実しているに違いありません。
まぁ、何にしろ、言いたかったのは、これからの時代はマニアックな専門家が活躍できると思うので、もし現在マニアックにやっていることがあるならとことん極めていけば将来面白い展開があるかも?、ということですかね。
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yoron at 08:53│Comments(0)│世の中を斬る!