2022年11月03日
雇用市場で感じる年齢の壁、誰にでもやって来る高齢人生

(誰でも年をとります。世の中の現実を直視しながら、うまく生きていきたいものです)
私は現在58歳で、これまで10数回の転職をし、いろんな業界、会社、仕事を経験してきました。
転職のツールとしては、40代までは転職サイトや人材紹介会社をよく利用し、50代以降は主にハローワークを利用しました。
転職活動をして、またこういったツールを利用しながら、雇われて働く身として雇用市場でいやというほど年齢の壁を感じました。
50代以降にはなぜハローワークが主体になったのかといえば、この年齢になると転職サイトの良さげな求人に応募してもほとんど書類審査さえ通過できないし、人材紹介会社からのコンタクトもほとんどなくなったからです。
これは、かつて私自身が人材紹介会社でキャリアコンサルタントとして仕事をしていたのでよくわかるのですが、人材紹介会社は売れる人材を顧客に紹介して成約した場合に料金を受け取るビジネスモデルなので、売れない人材にはコンタクトしないのです。
当時、私が人材としてみていたのは、20〜40代の層で、特に20〜30代の若手、職種によっては40代後半まで可といった感じで、50代以降はほとんど眼中にありませんでした。
だから、自分が50代で転職者側になった時、人材紹介会社には登録しませんでした。
正直言うと、一度、大手転職サイトのリクナビやマイナビに登録し、人材紹介会社からのスカウトメール機能を利用したことがあったのですが、時々送られてきたメールは「フランチャイズのオーナーになりませんか」みたいな希望とはマッチしないものばかりでした。
昨今、働く高齢者(60〜70代)が増えているということで、国は年金保険料の納付期間を延ばそうとしたり、年金の支給開始年齢を遅くしたらもらえる金額が増えますよと甘いささやきをしていますが、こういう施策は、年金制度のしくみの破綻を防ぎたいという支給側の思惑にしかすぎません。
そもそも論として、現実の雇用市場の実態からいえば、高齢者が希望通りの仕事に就いて働き続けるというのはかなりハードルが高いでしょう。
現実でいえば、60歳や65歳あたりで定年退職した人が再就職しようにも、選べる仕事の幅はかなり狭いし、収入もそれほど期待できず、また、運良く勤務先で再雇用契約を結べたにしても待遇面は大幅に悪くなるのがふつうです。
60代になったら日頃あたためていた事業構想を実現するために起業するぞと意気込んで行動を起こしても、そう簡単に物事が順調に展開していかないだろうことは自明の理です。
私が時々読んでいるある高齢者の転職活動ブログがあるのですが、その方は定年後から70代になる今日まで仕事を探し続け、そして働き続けています。
60代以降は長期で雇用してくれるところはなかったようですが、期限付きの短期雇用ではあっても、比較的自分の希望に沿った求人に応募し続けているようです。
本人談では、ずっと会社勤めの仕事人をやってきたので、終日自宅にいて暇な長い時間を過ごす日常の環境に耐えられないのだとか。
だから、仕事を続けることで日常生活のリズムを保っていると。
おそらく、私自身もこの方のような仕事人人生を送るかもしれません。
雇用市場での年齢の壁は知りつつ、雇用されて働くか、自分で起業するかは別にして、働き続ける人生が自分には合っていると考えています。
あなたは、どんな高齢人生の過ごし方を考えていますか?
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そもそも論として、現実の雇用市場の実態からいえば、高齢者が希望通りの仕事に就いて働き続けるというのはかなりハードルが高いでしょう。
現実でいえば、60歳や65歳あたりで定年退職した人が再就職しようにも、選べる仕事の幅はかなり狭いし、収入もそれほど期待できず、また、運良く勤務先で再雇用契約を結べたにしても待遇面は大幅に悪くなるのがふつうです。
60代になったら日頃あたためていた事業構想を実現するために起業するぞと意気込んで行動を起こしても、そう簡単に物事が順調に展開していかないだろうことは自明の理です。
私が時々読んでいるある高齢者の転職活動ブログがあるのですが、その方は定年後から70代になる今日まで仕事を探し続け、そして働き続けています。
60代以降は長期で雇用してくれるところはなかったようですが、期限付きの短期雇用ではあっても、比較的自分の希望に沿った求人に応募し続けているようです。
本人談では、ずっと会社勤めの仕事人をやってきたので、終日自宅にいて暇な長い時間を過ごす日常の環境に耐えられないのだとか。
だから、仕事を続けることで日常生活のリズムを保っていると。
おそらく、私自身もこの方のような仕事人人生を送るかもしれません。
雇用市場での年齢の壁は知りつつ、雇用されて働くか、自分で起業するかは別にして、働き続ける人生が自分には合っていると考えています。
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yoron at 16:48│Comments(0)│仕事人の叫び