2022年04月17日
できる仕事人というのは、環境に対応できる人のことだ
(仕事ができないのを環境のせいにしていませんか?)
この4月、仕事人としてデビューした若者は多いでしょう。
あるいは、転職し新しい仕事に就いた人も多いかもしれません。
そんな若者や人たちに、35年以上前に仕事人としてのスタートを切り、10数回の転職経験のある私がアドバイスしたいのは、「環境に対応できる仕事人になれ!」ということです。
新人はまずは新しい環境に慣れることから始まりますが、その後環境に変化があった際は変化後の環境に慣れるよう意識を変え、行動を変えていくことが大事です。
仕事人デビューした若い人は柔軟性があるので比較的容易に環境変化に対応できるのですが、なまじっか仕事人経験があると、自分の経験や考え方に固執してしまい意識や行動が伴わないことがあるので要注意です。
私が現在身を置く飲食業界は、飲食店の世界だけみてもITに疎い仕事人が実に多いんです。
包丁を使って料理を作るのは上手でもIT機器はまったくダメという年輩の仕事人はたくさんいますし、若い人にもそこそこいます。
時代はそういうものが必要になり、それらを使いこなすノウハウやスキルが仕事人としての武器になっているというのにそんな状況では業界自体が発展どころか衰退していきかねません。
これからは料理を上手に作れて、なおかつIT機器も有効に活用できる業界人や企業が成長していくでしょう。
上司や先輩がそんなもんに時間を使わないで包丁の使い方でも練習しろと言っても、表面上は従うふりをしながら個人的には時代の環境変化に対応する力を身につけるべく努力するほうが賢明な生き方です。
かく言う私ですが、それなりにいろんな経験を積んで環境変化には強い人間になっているはずでも、やはり、歳とともに環境変化についていきづらいという意識が強くなっています。
つまり、人間というのは歳を取れば取るほど自然に環境変化への対応が難しくなるということです。
だからこそ、若いうちから環境変化に対応できる体質になるよう努力しておいたほうがいいのです。
大きな会社でいろんな恵まれたことによって仕事をしていた人が、それらを失った瞬間からまったく仕事ができないようではダメ仕事人の烙印を押されてしまいます。
そういう人ってね、世の中にたくさんいるんですよ。
有名企業の主力商品を売りまくってその会社では優秀なセールスパーソンだったのに、その実績を買われて名もない中小企業に入社したら、ほとんど売ることができず経営者からあっさり切り捨てられたなんて例はいくらでもあります。
自分自身にもいえることですが、“できる仕事人というのは、環境に対応できる人”だということを肝に銘じておきたいものです。
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yoron at 07:00│Comments(0)│仕事人の叫び