どういうタイプを高く評価するかは評価者次第、これはどこの組織も同じだ。“良いお店”は人それぞれ。私のそれは、同じ時間を共有する“人”の雰囲気。欲求が満たせれば安いほどよし。

2017年04月26日

人にはそれぞれ合うもの(こと)、合わないもの(こと)がある。それは仕事選びの一つの判断基準になる。

私はこれまで7回転職し8社に勤めましたが、仕事選びにおいては、「この仕事は自分に合う、合わない」というのを自分なりの判断基準にしていたように思います。
大学の時の就職活動では、自分には社交性やバイタリティあふれる行動力を求められる営業のような仕事は向かず地味にコツコツやる事務職が向いていると判断し、総務や人事職などを志望したものです。
ただ、後にいろんな仕事を経験してみると、案外他の職種でも自分に向いているのがあるようには感じました。
仕事にはいろんな面があり、性格的に合わないと思い込んでいた仕事が実際やってみると合っていたりすることもあるので、機会があればいろんな仕事を経験してみるのはいいかもしれません。
特に若い頃はたくさんの仕事を経験してみるとそれが仕事人人生の肥やしになるのでお勧めです。

私自身のことで言えば、直近の例としてはこんなのがあります。
50歳を目前にしたところで一大決心をしまったく未経験の飲食業界に飛び込みましたが、未経験ゆえどういう仕事が自分に合っているかよくわからず、とりあえずいろいろ経験してみることにしました。
集団調理の仕事、高級和食店の仕事、居酒屋の仕事など。
まだ経験は少ないのですが、自分には絶対合わないと思ったものはありました。
1年ほど銀座にある高級和食店で働きましたが、その仕事は絶対自分には合わないと思いました。
合わないのによく1年も働いたねと言う人もいるかもしれませんが、短か過ぎると奥深いところまではわからないだろうと考えとりあえず1年間は耐えて居続けようと思ったのです。
自分には合わないとは思いましたが、この経験自体はいい勉強になったと思います。


また、短期間ではありましたが、居酒屋の仕事をしていた時は、わりと自分には合っているかなと感じました。
職場が和気あいあいとしていて、お客さんも気取ったところがなくぶっちゃけトークができ、自分が客の立場だった時はそういうのが好きだったのでピッタリ合ったのかもしれません。
銀座の和食店では、師弟関係が非常に厳しく、和気あいあいの雰囲気はまったくなく、高級店だけあって客層の礼儀はいいのですが何となく気位が高そうな印象も受け、はっきり言って私にはすべてが合わない感じでした。
集団調理の場合は仕事の内容が飲食店とは異なりますが、現時点で、大手企業の社員食堂と学校給食を経験しており、自分に合っているかどうかはまだ判断がつきかねる状況です。
この業界(仕事)はまだまだ経験が足りないのでもっといろいろ経験してみようと思います。

あと、30代の頃に、早く管理職の仕事に就きたいという思いがあり、転職理由の一つになっていました。
そう思ったのは単純で、ずっと指示命令されて動くだけの立場ではなく、他人を動かして大きな仕事をし、それなりの報酬ももらいたいということでした。
で、転職しているうちに、マネージャー(課長、部長)職にはつけたのですが、実際やってみると自分には合わない役割だということに気付いたのです。
特に個性的な部下が多い部署のマネジメントをやった時は、もうこんな仕事はしたくないと思ったほどです。
だから、一プレーヤーとしての立場で仕事をした時は自分にはそのほうが合っていると思ったのでした。
現在は、正社員に比べると責任の軽いパートの仕事に就いていますが、正社員の責任者が憂鬱な表情をしていると、かつての自分を思い出し同情してしまいます。
まぁ、組織の中で長く仕事をしていると合わない仕事でもやらざるをえない時だってありますけどね。
何はともあれ、人にはそれぞれ合うもの(こと)、合わないもの(こと)があり、それは仕事選びの一つの判断基準になるってことでしょうか。

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