2024年03月23日
仕事人よ、いろんな環境を経験してたくましくなれ!
(初々しく仕事人デビューをする若い人たちに期待したいこと!)
時の流れというのは本当に早いもので、3月もあと一週間で終わりです。
3月は、年度の終了だったり、人事異動や卒業の時期だったりと節目の月でもあります。
仕事人の皆さん、あなたにとって今年度はどんな1年でしたか?
来年度を迎える心構え、準備はできていますか?
4月になったら、職場に新人が入ってくる会社、組織も多いと思います。
私の仕事先である学生専用マンションには、大学等への進学で地方から上京してくる学生さん、また海外から日本の大学に留学する学生さんがたくさん入居してくる予定です。
ところで、学校を卒業し、来月から仕事に就いて社会人としてのスタートを切る若い人たちは、今頃期待と不安の両方が入り混じった気持ちで時を過ごしているのではないでしょうか。
今年還暦に到達する私も、40年近く前の自分自身を振り返ってみると同じ気持ちでした。
長年仕事人をやっている人が同じようなことをよく言いますが、人生の時間が過ぎていくのは早いものです。
スタート地点では皆んなが平等でも、その後の仕事人人生の経験のし方によってそれぞれの格差が広がっていきます。
大企業に入社しようが、中小零細企業に入社しようが、正社員であろうが、非正規雇用であろうが、本人の思いと行動で自分なりの道を進んでいくことができます。
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2024年03月22日
とにかく目の前の仕事を頑張ること、それが仕事人の本分だ
(一旦仕事に取り掛かったら、その仕事に集中すべきだ)
目の前の仕事に没頭していたり、目の前の仕事に追われていると、こんなことを言う他人がいるかもしれません。
「目の前の仕事だけでなく、もっと他のことにも関心を持って視野を広げたほうがいいよ」と。
これは一見もっともらしく、説得力があるように思えますが、私のこれまでの人生経験も踏まえて言わせてもらうと(私の考え方が絶対正しいというわけではありませんが)、仕事人なら、まずは、とにかく目の前の仕事を頑張って成果を出すことに集中すべきです。
それでこそ、その人はこの分野の専門家だと見なされ他人に頼られるようになるのです。
私は、毎朝の日課として、ネットでヤフーが提供するニュース一覧にざっと目を通していますが、それは視野を広げるためというより、世間のニュースをいちおう情報として知っておきたいというレベルのものです。
正直言って、それらのニュースに関心を持って深掘りしてみたところで、自分の目の前の仕事に直接関係するような事柄でないかぎり、それによって得た知識は将来においてもあまり役立たないでしょう。
昨今のニュースとして、例えば、自民党安倍派の裏金問題、日経平均株価の過去最高4万円超え、JAXAのH3ロケット試験機2号機の打上げ成功等々ありますが、これらの出来事はあなたが現在関わっている仕事に何か影響しますか?
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2024年03月20日
人間関係は、相手に“有益”と思われたら勝ち、“有害”と思われたら負け
(あなたの人間関係、うまくいっていますか?)
人間関係というのはなかなか難しいもので、これで悩む人は世の中にたくさんいるでしょう。
身近なところでは、自分が生まれた時から始まる家族間での人間関係、親族間での人間関係、学校に入ったら学校生活での人間関係、仕事に就いたら仕事上の人間関係、住んでいる地域での人間関係、活動に参加している趣味や所属団体での人間関係など、私たちを取り巻く人間関係は多岐にわたります。
誰でもが自分が関わる人間関係は良好であってほしいと願うものでしょうが、何せ、人間関係というのは相手があることなので相手次第で良好な関係が築けることもあるし、逆に築けないこともあります。
良好な人間関係を築くにおいては、例えば、相手が助けを求めてきたら可能なかぎり助けてあげるとか、自分がされて嫌なことは相手にもしないとか、相手がやろうとしていることを邪魔しないとか、いろいろポイントがあるでしょうが、私が思うに、相手と良好な関係を構築する上で一番重要なことは、相手に自分が有益な人物であると思われること、かなと。
相手が「この人と付き合ったら得をする(将来役に立ちそうだ)」と思うならこれはしめたものです。
逆に言えば、相手に自分が有害な人物であると思われてしまったら終わりだということです。
「いや、私はあなたにとって有益な人物ですよ!」といくら自己主張してみたところで、人間関係では相手の心象(相手がどう思うか)のほうが大事なんです。
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2024年03月17日
名刺はたんなる情報だと思え
(名刺に囚われてしまっていませんか?)
組織に長く所属し、肩書なんかついてしまうと、それが仕事人としての自分の実力だと勘違いする人がいます。
特に、大きな組織であればあるほど、肩書が高ければ高いほど、それを受け取った相手がへりくだった態度を見せることもあるので、そうすると何だか自分のほうが上のような気になってしまうというのはよくありがちです。
TVドラマのシーンではありませんが、高級クラブのママなんかが「すごいところにお勤めなんですね!」などとお世辞の一つも言おうものなら、クラブ素人のサラリーマンなんざぁ舞い上がってしまうことでしょう(笑)。
こういう生き方で定年まで勤めた人の中には、プライドだけはずっと高いままで、再びどこかの組織に属し、何かしらの偉そうな肩書きを欲しがったりします。
そして、その組織、その肩書きが印字された名刺を持ちたがります。
実は私もかつてはそんなタイプの人間でした。
若い頃、大企業を退職して無職生活をしていた時、他人に会う際に一個人として対面する覚悟がなく、適当な名刺を作って持ち歩いていたことがあります。
相手が名刺を差し出した時にこちらが名刺を出せないことを恥ずかしく感じていたからです。
それだけ組織の看板というのは個人の生き方に影響を与えていたんでしょうね。
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2024年03月16日
身近にフォロー力のある人がいるかいないかは仕事の成果に影響する
(あなたの身近にはフォロー力のある人はいますか?)
私はどちらかいえば一人で仕事をするのを好むタイプですが、仕事をする上では、特に組織においては誰かの力を借りないと仕事を完遂できないし、成果も出せません。
これは私にかぎらず、個人技で勝負している職人のような仕事人だっていえることです。
つまり、人は一人だけでは仕事ができないということです。
で、仕事をするからには、誰だっていい仕事をしていい成果を出したいと思うでしょう。
そして、仕事の成果が誰かの役に立ち、誰かに認められ評価されて賞賛でもされようものなら、仕事人冥利に尽きると感じ嬉しいものです。
そこでポイントになるのが(いい仕事をしていい成果を出すにおいて)、身近にフォロー力のある人がいるかいないかということです。
これは仕事人としてのこれまでの経験も踏まえて言うのですが、身近にフォロー力のある人がいるかいないかは仕事の成果に大きく影響します。
ざっくりとした言い方になってしまいますが、フォロー力のある人が身近にいれば、いい仕事ができいい成果も出せますが、逆にフォロー力のない人しか身近にいない場合は、いい仕事ができず思ったほどの成果をあげられない場合が多いような気がします。
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2024年03月10日
他人が勝手に与えた情報は99.9%役に立たない
(本当に欲しい情報は、他人を期待して待っていてはいけない!)
SNSで私がいろんな投稿をすると、「この人にはこんな情報が役立つかも」と思ったのか、コメントで何かしらの情報を提供する人がいます。
しかし、残念ながらそれらのほとんどは私にとっては役立ちません。
そもそも、SNSのような多数の人が見れる場所に、こう言っては言い方が悪いかもしれませんが本当に真面目な投稿はしないものです。
おそらく、多くの人はネタ程度に投稿しているのではないでしょうか。
自分の仕事に直接影響する(大きく影響する)ような内容の投稿はしないはずです。
仕事関連ではなくても、例えば、自分が何かの重い病気にかかっていたとして、自分の病気についてSNSで詳しく書いて治療に関するアドバイスやら情報を求める人がいるでしょうか。
そういう人がいないとは言い切れませんが、私だったら、まずは自分が行った病院の主治医に相談すると思います。
主治医は自分の手に負えないと思えば他の病院や専門医を紹介するはずです。
まずはそういうステップを踏みます。
それでもどうしてもダメな場合の時に、それこそ藁をもつかむ思いでネットを使って情報収集したりするかもしれませんけどね。
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2024年03月09日
いろんな制約を乗り越えて成果を出すのが仕事人!
(どんな仕事にも制約はある、それを乗り越えてこそ仕事人として成長していける!)
世の中にはいろんなタイプの仕事人がいるものですが、一番情けないのが、アレがないコレがないといつも不満ばかり、そして「だからできない(のは当然だ)」と最初から仕事を投げてしまうタイプの仕事人です。
予算がない、人材がいない、権限がない、上の人に能力がない、、、組織内などではよく聞こえてくる不満です。
この不満を口にしている人たちというのは、結局のところ、それを口実にして仕事をしたくないということです。
かく言う私も実はかつてはよくこの言葉を口にしていました。
要するに、目の前の仕事から、プレッシャーから逃げたいんですよね。
今でもその傾向はあるので偉そうなことは言えませんが、ただ、長年いろんな仕事経験を積んできてつくづく思うのは、なんだかんだ言っても、“いろんな制約を乗り越えて成果を出すのが仕事人!”だよなということです。
仕事は、どんな仕事をする上でもいろんな制約があるのは当たり前です。
十分な予算、十分な人材、十分な権限、十分な能力、、、そんなものが最初からあるわけがありません。
仕事できっちり成果を出す人というのは、どんな環境下においても、その環境ではどんな制約があるのか理解し、その上で知恵・行動力でもってそれらの制約を何とか乗り越えているのです。
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2024年03月03日
今後ますます深刻化するであろう老人漂流社会の現実
(老人問題が自分自身に突き付けられている)
10年前にNHKで放送された『終の住処はどこに 老人漂流社会』という番組は反響を呼んだようですが、私が思うに、この問題、つまり、老人にとって息苦しい社会というのは今後ますます深刻化していくだろうなと。
なぜかといえば、国際競争の中で日本の地位、特に経済はこれから低下傾向に向かっていくと予想されるからです。
日本経済がおかしくなると何がまずいかといえば、お金が回らなくなるので総体的に個人の稼ぎが減ることになり、それは、稼ぐ力のない老人にとっては生活維持が困難な環境になることを意味するからです。
日本社会の大問題として少子高齢化が叫ばれて久しいのではありますが、少子化については、若者にとってはそれほど深刻な問題ではありません。
もちろん問題ではあるのですが、それは老人問題に比べれば影響は小さいということです。
日本経済が停滞して就職・転職活動が難しいとか、給料が増えないという問題が発生しても、若手労働者は少子化社会にあっては優位に立てるし、給料がそれなりにもらえるだけ生活はしていけます。
しかし、老人人口が増えれば増えるほど、労働力としてそれほど期待されない老人は仕事を見つけるのにも苦労するでしょうし、また、もらえる給料に対しては贅沢は言えなくなります。
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2024年03月02日
ビジネス目的なら、動く、動かせる人と付き合え
(あなたの人脈作り、間違っていませんか?)
仕事人なら誰しもが自分の仕事においては、自分に利を与えてくれる人と付き合いたいと思うでしょう。
特に、自分が何かお願いしたい事がある時に、実際に動いてその願いを叶えてくれる相手はありがたい存在です。
組織などにおいては、こういう人はキーパーソンとも呼ばれています。
仕事をしていくにおいては、あまたいる仕事人の中からこのキーパーソンを見つけ出し、その人物にうまくアプローチして良好な人間関係を築いていくことはとても重要なことです。
かつて、『下町ロケット』(池井戸潤原作)という人気のTVドラマがありましたが、そのことがよくわかるストーリーでしたね。
組織で働いたことのある人ならわかると思いますが、組織というところは自分の意のままにならないことがたくさんあります。
自分の思い通りに仕事ができないことでストレスがたまるのを多くの仕事人は何度も経験しているはずです。
ただ、そういうストレスを抱えるのが嫌で自分の仕事の負担を減らすことばかり考える人もいれば、ある種の使命感を感じて自分の任務を遂行しようと全力を尽くす人もいます。
当然、どちらの仕事人のほうが仕事ができるかは一目瞭然だし、仕事を依頼するなら、チームを組むなら仕事ができる人を選ぶほうが賢明です。
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2024年02月25日
仕事人人生、何が起きるかわからない。最悪のケースを想定しておこう!
(備えあれば患いなし)
昨年(2023年)の暮れ、12月25日、その出来事は起きました。
地元の飲食店街で火災が発生しました。
消防車等が48台も出動し、消火に7時間もかかり、出火元の飲食店は全焼の上隣接する建物などあわせて4棟が焼けるという大規模な火災でした。
不幸中の幸いは、ちょっとした軽症者が出た以外の人的被害がなかったことです。
出火場所と出火元の飲食店に関する情報を最初に耳にした時、もしやと不安が脳裏をかすめ、そして、出火元の飲食店名が明らかになった時はとても残念に思いました。
なぜならば、そのお店は私がかつて数ヶ月働いたことのあるお店だったからです。
店主含めスタッフはいい人ばかりで、私にとっては良い思い出が多く残るお店でした。
コロナの影響を受けて営業的には苦しい時期もあったようですが、新しい業態のお店も新規出店したばかりで、これからお店を発展させていこうと意気込んでいた時期でした。
そんな矢先に起きてしまった火災事故。
店主や関係者にとっては苦悩の日々が続いていることでしょう。
とはいえ、起きてしまったものはしょうがないので、後は前を向いて一歩一歩進んでいくしかありません。
話変わりますが、今年に入ったら、職場の責任者がいきなり緊急入院となって年始から今日に至るまでずっと療養生活を続けています。
きっとご本人は予期していなかった出来事に辛い日々を送っているのではと想像します。
こういった出来事に比べたら小さなことではありますが、私自身のことでいえば、比較的最近の出来事として、歯の炎症が見つかったり、仕事で腰を痛めてしまうということがありました。
もちろん私が予期していなかったことです。
まぁ、こんないろんなことが次から次へと起こってみると、「仕事人人生、何が起きるかわからないもんだなぁ」とつくづく思います。
そう思うにつけ、考えられる範囲内においては、常に最悪のケースを想定し備えをしておかなければならないなと思う今日この頃であります。
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2024年02月24日
他人のあおり言葉には要注意!
(他人にあおられる時は用心深くいこう!)
今から約10年前、調理専門学校に通って調理の勉強をしていた頃、周囲の友人や知人たちからけっこう言われたことがあります。
「ついに飲食店を開業するんだね!」、「お前はこれまで散々飲み食いし豊富な経験を積んできているから、飲食店やったら成功するのは間違いないね!」、「お前がお店をオープンしたから必ず行くから!」などなど。
当時、学校卒業後の将来構想として飲食店開業も一つの選択肢に入れていたので、こういった友人や知人たちのあおり言葉によってその気になったこともありました。
一方で、たくさんのいろんなお店で飲み食いしてきたからこそ、また飲食店開業についてあれこれ勉強したからこそ、生き残るための飲食店経営がいかに難しいかをわかっていました。
そして、その後コロナが日本中に蔓延して飲食業界が大打撃を受けた時は、安易に飲食店開業に踏み切らなくてよかったとつくづく思ったものです。
私が働いた創業70年を超える老舗の日本料理店でさえもコロナによる客離れによって閉店に追い込まれました。
今でも飲食店開業は仕事人人生の選択肢の一つとして持っていますが、それはあくまでも選択肢の中に入っているというだけで、実際やると決めて踏み出す時はかなり慎重に計画を練り上げるでしょう。
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2024年02月23日
まったく秀逸ですな、『無理をさせ、無理をするなと無理を言う』
(無理のし過ぎはよくないと思うけど、仕事人なら多少の無理はすべし)
第一生命保険が毎年募集しその中から秀逸な作品を発表している「サラリーマン川柳」。
たまにしか見ないのではありますが、それでも、過去の作品で「こりゃ秀逸だわ〜!」と今でも記憶に残り続けているのが次の一句です。
『無理をさせ、無理をするなと無理を言う』
頑張っている人、苦労している人、辛そうな人などを見ると誰でもがつい口にしてしまいがちですよね。
「あんまり無理するなよ」と。
私も他人に対し何度この言葉を掛けたかわかりません。
しかし、現在59歳の私がこれまでの仕事人人生を振り返ってつくづく思うのは、仕事人というのは必ず無理を承知で自分の仕事をする時があるんですよね。
私は40代の時にそんな無理がたたって大病を経験したことがありますが、それでも、その後も仕事においては無理をする時があります。
そのような自身の経験も踏まえて、先程紹介した川柳が仕事人の本音に刺さる秀逸な作品だと思うわけです。
仕事をするにおいては、環境とか事情とかが無理を強いるというのもあるので、そういう時は気合とか根性のような精神論バリバリで乗り切るしかないのです。
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2024年02月18日
稼ぐには、金持ち企業・人を狙え、追加サービスを売り込め
(稼ぎたいのに稼げない、その理由について考えたことはありますか?)
かつて、ある中小企業で働いていた頃、営業マネージャーの会議で社長がよく言っていたのは、「お前たちは既存顧客だけの対応で手いっぱいになっていて拡販活動ができていない。売上を伸ばすには、現状を変え、お金を持っている企業を探して売り込み(新規開拓)をすることが大事だぞ。そのためにはどうすべきか知恵を出し、工夫して動け」と。
また、かつて勤めた外資系メーカーでは、外国人のトップが経営幹部の会議でこんなことを言っていました。
「顧客に製品単体だけを売っていては稼げない(利益は増えない)。製品を売った後のメンテナンスサービスも一緒に売ったほうが稼ぎは増えるのでその戦術でビジネスを展開するように」と。
こういうトップの考え方というか指示命令はまったくその通りでしょう。
営業にとって新規開拓はとても大事な活動ですが、売り込み先を間違えてお金のない企業や人ばかりにアプローチしていては労多くして益なしの状態にしかなりません。
事実、私が勤務先で購買の仕事をしていた時に会社が業績不振だった際は、いろんな会社の営業マンが売り込みに来る度に、口では「検討させていただきます」と言いながら本音のところではほとんど買う気もなく適当に対応している感じでした。
しかし、営業マンによってはこの言葉を真に受け(脈がありそうだと勘違いして)その後もコンタクトしてきた人もいましたが、残念ながら相手の成果に結び付くことはありませんでした。
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2024年02月16日
何歳になっても叱ってくれる人がいるのはありがたいことだ
(叱られたら、なぜ叱られたのか考えてみよう)
自宅の書棚にあった以前読んだ本を先日から再読しています。
『叱ってちょーだい』(リクナビNEXT編集部、KKベストセラーズ、2006年発行)
内容は、20代、30代の若い仕事人たちの悩みに対し、有名人の先輩仕事人たちが喝を入れ、アドバイスをするというものです。
それぞれの悩みを読みながら、そういや、私も若い頃は似たような悩みがあったなぁとか、先輩仕事人たちの言葉を読みながら、そうだよなぁ私もそう思うよ、などと共感したりしています。
まぁ、長い仕事人人生においては、新人時代から始まり、いろんな経験を経ているうちに思いもどんどん変わっていくものなので、自分が悩んでいた当事者から悩んでいる人に喝を入れ、アドバイスをする側になるのは自然な流れかもしれませんね。
ところで、私は、何歳になっても叱ってくれる人がいるのはありがたいことだと思っています。
私は今年の誕生日を迎えれば60歳になりますが、職場では上司や同僚から叱られることがよくあります。
主には年長の上司からですが。
年長でなくても、仮に私より若い上司であっても、理不尽な叱られ方でなければ、自分の至らない点を指摘してくれたのだと受け止めるようにしています。
叱るというのは、感情にまかせて怒るというのは違って、ある意味相手のことを思ってやる行為でもありますからね。
だから、たんに怒鳴られたりするより納得できるところがあるんです。
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2024年02月12日
60代以降は、“健康と仕事のバランス”がより大事になる
(あなたは、これまでの仕事人人生において健康を害した経験はありますか?)
以前の記事で、今年は年始早々、職場の責任者が緊急入院したということを言いましたが、その責任者は退院こそしたものの、現時点ではまだ自宅療養が続いている状態です。
(聞くところによれば来週あたりから様子見しながら職場復帰のようですが)
この責任者は70歳近い方ですが、現在の職場は60代が多いため、それぞれに何かしら健康不安はあるようです。
かく言う私は、今年の誕生日を迎えればいよいよ60代に突入します。
そんな私の健康状態はといえば、血圧が高いので毎日降圧剤を服用しており、また、歯に炎症が発生したため根管治療を行っている最中です。
他にも、身内の兄弟姉妹の中にも病気患いをしている人が増えてきており、この歳になるとますます健康に気を遣わないとまずいなと思うことが多くなってきました。
仕事人人生の目標としては、以前から生涯現役を目指したいと言っていますが、それとて健康が維持できていることが大前提なので、とにかく、今後はより一層健康を意識しながら日常生活を送り、仕事を続けたいと思っています。
仕事というのは時には無理をしないとできない状況があったり、ストレスも溜まりやすいものですが、そこは健康に悪影響を及ぼさない範囲で頑張りたいと思います。
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2024年02月11日
予めわかっているなら、着々と手を打つのが賢明な生き方だ
(それって予めわかっていることですよね?、なぜ手を打たないのですか?)
人間、いつかは死が訪れます。
人生100年時代といわれる昨今ではありますが、何歳まで生きられるかは個人差があれど死ぬのは間違いありません。
勤務先に定年制度があるのであれば、いずれ定年は到来しその勤務先を去る日が必ずやってきます。
定年後の再雇用制度を設けている組織でも勤務期間には限界があります。
こういったことは、誰でもが予めわかっていることです。
わかっていることであれば、何もせずにその日が来るのを待っているのではなく、それなりに計画を練って着々と手を打つほうがいいに決まっています。
定年で勤務先を辞めた後も何かしら仕事をするつもりなら、定年前に次の仕事の準備をしておく必要があるでしょう。
定年後も働くつもりだなどと口では言いながら、勤務先での仕事が暇になったのをいいことにただぶらぶら遊んでばかりいては実際に定年を迎えた時に辛い現実に直面するだけです。
仕事人はやめて趣味を楽しむんだとばかりに趣味に熱中する人もいるようですが、定年後から死ぬまでの長い人生を考えれば、果たして趣味だけで充実した人生を送ることができるのか個人的には疑問があったりします。
まぁ、老後の生き方は人それぞれなので好きにすればいいとは思いますけれど。
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2024年02月10日
どんな仕事でも面白いと感じる時はある!、少し耐えてみよう
(仕事には忍耐力も必要、それは続けることできっと気付くはず)
私の飲食業界歴もかれこれ10年ほどになりますが、まったく未経験の分野に飛び込んだ最初の頃は辛いことが多くて、ほんと、自分にはこの仕事は向いてないから辞めようと思ったことが何度もありました。
もちろん、あえて未経験の仕事に挑戦したのは、それなりの思いがあったからではありますけど。
そんな私も、紆余曲折ありながら、仕事を続けているうちには何度か仕事が面白いと感じられる時がありました。
今はまさにその時かもしれません。
こういう時って仕事人人生が充実するんですよね。
私はこれまでいろんな仕事を経験してきました。
業界的にも、新卒で最初に経験した自動車業界に始まり、建設業界、IT業界、セキュリティ業界、人材業界、飲食業界などいろいろと。
働いた企業の規模は大から小まで、また外資系企業勤務も経験しました。
こういった仕事人人生を振り返りながらつくづく思うのは、どんな仕事に就いても、辛いことや嫌なことはたくさんあるけれども、逆に面白く感じられる時もあるってことです。
どういう時にそれを感じるのかといえば、それなりにノウハウやスキルが身につき、確実に自分がその仕事をやれていると思う時ですね。
そして、付け加えるなら、自分がやった仕事の成果を誰かに喜んでもらえる時です。
些細なことかもしれませんが、例えば、あなたがやった仕事に対し、お客さんや上司から「ありがとう!」とか「ご苦労さん!」とか一声掛けてもらうだけでモチベーションが上がります。
私の今の仕事でいえば、自分が作って提供した料理を、食べる人がそれを食べて「美味しかったです!」と反応してくれると本当に嬉しくなります。
この時は、それ以前にいろいろあったことなど忘れてしまい、その仕事を続けてきたことをよかったと思います。
だから、今の仕事を辞めたいと思っている人に言いたいには(特に若い人に対し)、その仕事に就いてまだ日が浅いなら、もう少し耐えてその仕事を続けてみませんか?、ということでしょうかね。
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2024年02月04日
仕事に大きいも小さいもあるもんか!
(他人をその人が就いている仕事で評価してしまっていませんか?)
大企業や官公庁などに勤務していて大きなプロジェクトに関わる機会があると、自分が何か大きな仕事をやっているように気になったりするものです。
また、組織の規模が大きいと自分の仕事の成果が大勢の人に影響を与えるので、これまた同様の気になります。
私が新卒で入社した会社は日系の大手メーカーでしたが、最初に担当したのが同社が主催していた女子プロゴルフトーナメント関係の仕事で、運営費が億単位だったこともあって自分がすごい仕事をしているように感じていました。
その後、その会社を辞めて他社に転職する際は、職務経歴書でこんなビッグイベントの企画から運営までを担当し成功させたとアピールしていました。
同様のことは転職する度にやっていました。
そんな私は、これまで10数回の転職をし、いろんな業界のいろんな規模の会社でいろんな仕事を経験してきました。
そして、現在はある学生専用マンションの食堂でパートタイマーとして調理補助の仕事に就いています。
若い頃の私からみれば、今の仕事はきっと小さくて付加価値が低いものに思えるでしょう。
他人視点で見れば、「非正規雇用、かつ時給制の安い給料でなんて情けない仕事をしているんだ」と自分を卑下したかもしれません。
飲食業界で非正規労働者として働き出して約10年になりますが、20代、30代の頃はこんな将来を迎えるとは微塵も思っていませんでした。
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2024年02月03日
仕事人なら、“損して得取る”意識を持っていよう
(その仕事、本当にあなたにとって損ですか?)
『損して得取れ』という言葉があります。
意味は、一時的(短期的)には損をするかもしれないけど、将来は役に立つ(得をする、それ以上の利益を得られる)ことならやるべきということです。
これは、私自身のこれまでの仕事人人生を振り返ってみてもまさにその通りだと思います。
そして、私は今これを実践中です。
以前の記事で、今年の年初から職場の責任者が入院不在のため私が責任者の業務を代行しているということを書きました。
具体的に言うと、私の現在の仕事は食堂の厨房の調理補助なのですが、調理責任者がいないので私が調理を担当しているということです。
厨房の世界、特に施設食堂などの集団調理の世界では、調理担当(専任調理師)と調理補助(パート)の役割は明確に分けられているのが一般的で(私が経験してきた範囲では)、補助職の人がメイン料理の調理をすることは原則ありません。
例えば、学校給食の例であれば、会社の正社員スタッフが調理を担当し、パートのスタッフたちがその補助をするという感じです。
もし正社員スタッフが何らかの理由で足りなくなった場合は、他事業所から応援の正社員スタッフがきてその穴埋めをしたりします。
そういう点で、パートの人が調理業務をやってみたいと思ってもなかなかできないのです。
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2024年01月28日
未経験の仕事(分野)に対しては、謙虚な姿勢で当事者の話に耳を傾けるべし
(他人の前で偉そうな言動をしてしまうことってないですか?)
私の知人に、名の知れた大企業に新卒から定年まで勤めた人がいるのですが、その人は、自分がまったく経験したことのない業界、仕事についても、自分の過去の経験で得たノウハウやスキルをもとに偉そうに語る癖があります。
例えば、私が現在の仕事上の悩みや問題点について話すと、「そういう問題に対しては、こういう考え方・やり方で解決できる」だとか、「お前は仕事に対する意識が低い、もっと大所から物事を考える習慣を身につけろ。でないとお前は仕事人として成長できない」だとか。
そう言われた時は、表面上だけ適当に合わせておいて(実際は完全無視)、内心はバカにしています。
これまで10数回の転職をして、いろんな業界、いろんな会社、いろんな仕事、いろんな規模の組織を経験してきた私からすると、ぶっちゃけ、たった一つの会社、しかも一つの業界しか経験がなく、なおかつ組織の中の一部分の仕事しか経験したことのない人間なんて、関わった仕事を通して得た多少のノウハウやスキルはあるかもしれないが、所詮視野が狭く、他の業界、会社、仕事では戦力になりえないと思っています。
例えば、飲食業界を例にとっても、私がかつて勤めた個人経営の飲食店などは、考える前に動くぐらいでないと仕事ができませんでした。
お客さんがどんどん入店して誰もが忙しくなる状況下で、お酒や料理の注文がどんどん入ってきたら、そのスピードについていかないかぎりお店は回りません(仕事はできません)。
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