2024年09月29日
その仕事の当事者であることを喜べ、部外者の言葉は薄っぺら

(あなたが当事者として関わっている仕事の話、ぜひ聞かせて下さい)
石破茂自民党総裁の就任直後に、日本テレビの番組で、石破総裁 vs 野田(佳彦)立憲民主党代表の初党首討論というのがありました。
短時間ではありましたが、お二人の話で印象に残ったのがありました。
それは、司会者が野田代表に石破総裁の弱点に関する質問をした際、「私には総裁の経験があるが彼にはない」と答えたことでした。
この言葉をどう受け止めたか司会者が石破総裁に聞くと、石破総裁はこう切り返しました。
「たしかに私には総裁の経験はないが数十年間政治家をやった経験がある」と。
私がここに注目した理由は、お二人とも“自分が(当事者として)実際に経験し、それで得たものが自分の強み”でありそれは必ず今後に生きると言っているのです。
これは、仕事人の世界においてはすべて言えることです。
すなわち、それは、今あるいはこれまでどんな仕事に関わっていようと、その経験が自分の武器であり、財産だということです。
私がこのブログの記事を書く際には、多くの場合、自分自身のこれまでの経験からネタを拾っています。
なぜかといえば、自分では経験したこともなくよく知らない事柄について、あれこれ話したところで、それらはすべて中身の薄い、読み手に何のインパクトも与えないつまらないものになる可能性が高いからです。
私はこれまで転職十数回、いろんな業界、いろんな仕事、いろんな働き方を経験してきましたが、それでも、世の中には、私が経験したことの仕事はたくさんありますし、知らないことはたくさんあります。
だから、自分が経験したことのない仕事や知らない事柄については、軽々に、ましてや知ったかぶりでは語らないように心掛けています。
若い頃は、ビジネス書を読んで得た知識をもとに、あるいは、仕事帰りに批判好きな同僚たちと飲みに行っては、上司や経営者(会社)を批判したり、自分では何もしないのに空虚な理想論を語ったりしていました。
所詮、経験もない、大した知見もない部外者の言葉は薄っぺらなものです。
繰り返しになりますが、今どんな仕事に就いているにしろ、毎日どんな仕事をしているにせよ、それは、絶対その人の武器になるし、財産になるんですよね。
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2024年09月28日
仕事が続かない人必見!の仕事人応援ブログ

(仕事続けられていますか?)
株式会社 R&Gというところが実施した「仕事が続かない理由に関する意識調査」(対象者数:475人)によれば、次の結果が出たということです。
1位:人間関係でつまずく。
2位:仕事に飽きる・他のことがしたくなる。
3位:仕事内容が合っていない。
4位:ストレスにうまく対処できない。
5位:やりがい・目標がない。
6位:我慢できず逃げたくなる。
7位:体調不良になりやすい。
やや手前味噌にはなりますが、これらの理由で今の仕事が続けられそうにない人は、ぜひ当ブログのいろんな記事を参考にしていただければと思います。
私は現在60歳で非正規雇用のパート従業員として仕事をしていますが、これまでの仕事人人生においては、十数回の転職、この間、大企業、中小零細企業、様々な職種、正社員、非正社員、等々いろんな働き方をしてきました。
この経験をもとに多くの記事を書いてきましたが、さきほど紹介した「仕事が続かない理由」のすべてが私にも当てはまっているような気がするので、記事によっては多少は共感いだだける部分もあるかもしれません。
仕事を続けるのってなかなか難しいもんですよね。
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2024年09月23日
人間関係がギスギスしている職場はさっさと辞めたほうがよい

(なんか、ギスギスした職場って嫌ですよね)
私はこれまで十数回転職(勤務先変更)をしていますが、その中には、職場の人間関係がギスギスしていたので辞めたというのが何度かあります。
こういう職場ってね、本当に仕事がやりづらくてストレスが溜まるんですよね。
ギスギス感の感じ方は人それぞれ違うかもしれませんが、いずれにしろ、自分にとって身を置いている職場の人間関係がギスギスしているなと感じるなら、そしてそれが改善する見込みがないのなら、さっさと辞めることをお勧めします。
だって、仕事がやりづらい上にストレスが溜まる環境って、精神面でよくないし、仕事人としての成長ができないですからね。
理想を言えば、雰囲気は風通しが良く、お互いのコミュニケーションが活発で、 後腐れなく言いたいことが言い合える職場で働くのがいいです。
こういう職場だと他人に仕事を依頼するのもしやすいのですが、ギスギスした職場だと、お互いに自分の領域を守ることに神経を使っているので、ちょっとでも面倒な仕事だと依頼しにくいんです。
ある中小企業で働いた時の職場の雰囲気がもろそうで、お客さんからのクレーム対応をお願いしようと該当部署に話を持っていくと、責任者からして嫌な顔をして、直接の担当者にいたっては、「こっちは忙しいんだ!、連絡を受けたそっちで何とかしろ!」と無茶ぶりをしてくるなんてこともありました。
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2024年09月22日
仕事は、変えたほうがいいものと変えないほうがいいものがある

(仕事は、常にお客さんの要望・期待を意識しながらやるべきなのでは)
私は、高血圧症治療のため長年近所の診療所に通っています。
この診療所は1987年に開業したようですが、長年地元に根付いて地元民がよく利用している印象を受けます。
特に高齢者には頼りにされているようで、私が行く度に待合室で見るのは、今年還暦(60歳)を迎えた私より年長の方々が圧倒的に多そうな光景です。
そればかりか、事務スタッフの若い女性を除けば、院長先生と看護師さん(二名)もご高齢です。
ホームページを見ると、このような挨拶文が載っています(一部抜粋)。
〜患者様が訴えるどんな症状に対しても「お話をよく聞き、真摯に向き合うこと」をモットーにして、一人一人に対し最適な医療を提供できるよう歩んできました。
例えば同じような症状を訴える患者様でも、年齢や家庭環境、職業などが異なれば、求められる医療はもちろん異なります。
一人一人の背景を考えることなく、座学で得た医学的知識をひけらかすだけの医療では、患者様の信頼を得ることはできないと考えております。
私たちが目指す医療とはいわゆる”オーダーメイド医療”であり、これは患者様とのコミュニケーションにより成り立つものと信じております。〜
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2024年09月21日
上司は選べない、でも、どんな上司でも学べることはある

(嗚呼、上司という存在)
勤め人の辛いところは、自分が配属された部署では上司を選べないことです。
もちろん、嫌いな上司から離れるために辞めたり、異動の自己申告制度があるような大きな会社であれば申告して他部署に異動する方法はあります。
私はこれまで十数回の転職、また多数の組織内異動を経験してきましたが、それらの中にはそういった、つまり自分の意思で上司を変えるやり方をとったこともありました。
たった一度の人生、さすがにたった一人の上司の下で何十年も働く気にはなれませんでした。
そこそこ大きな会社であれば人事異動が必ずあるので上司が変わるのはよくありますが、数十人、数人しか従業員がいない会社だと同じ上司のままというのはありがちです。
自分の仕事人人生を振り返ってつくづく思うのは、仕事人、特に勤め人は、仕えた上司の仕事のし方・させ方に大きく影響を受けるということです。
だから、簡単に言えば、良い上司に仕えることができれば仕事人として良い方向で成長できるし、逆に悪い上司に仕えたら悪い影響を受けてしまいあまり成長できないかもしれません。
私ぐらいの年齢(60代)になったらどんな上司でも適当に対応する処世術を身につけていますが、若い人は人生経験不足もあってなかなかそうはいかないものです。
悪い上司が「そんな仕事、適当にやっておけや」と言ったら、部下はそれがどんなに重要な仕事であってもそういう認識で仕事をする習慣が身につきやすいものです。
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2024年09月16日
還暦同窓会で見た元気な60歳!、まだまだ現役でいける!
<一次会の模様>

<二次会の模様>

(同世代の皆さん、今もこれからも元気にいきましょう!)
昨日の記事でも触れましたが、昨日9月15日(日)、東京銀座において、私の郷里「ヨロン(与論)島」(鹿児島県最南端の島、沖縄本島のすぐそば)にある与論中学校卒業生による同窓会『与論島39生還暦記念同窓会』が盛大に開催されました。
今回の同窓会は、東京及び周辺在住者だけでなく、他府県、そして郷里の与論島や奄美大島などの遠方からの参加者もいました。
特に、郷里与論島や奄美大島は一昨日同地域を襲った台風13号の影響で航空便に支障が出て、同地からの参加者は難儀したようです。
それでも二次会からは何とか参加するという島人(シマンチュ)の根性を見せてくれました。
会は裏方で活躍してくれた幹事団の皆様のおかげで、いろんな余興があり、全員参加の踊りありで終始笑い声の絶えない楽しい時間となりました。
午前11時半にスタートし、二次会の終了(ここまではほぼ全員参加)が午後5時半という長時間でしたが、中身が盛りだくさんだったのであっという間に時間が過ぎたという印象でした。
集まった人たちの中には、それこそ中学・高校卒業以来会っていない方もいて(40年以上ぶり)、懐かしさのあまり話しが尽きませんでした。
今回の参加者は今年還暦を迎えた(迎える)同級生たちでしたが、自分自身を含めて外見的には全員それなりの年齢には見えました。
しかし、一旦会が始まって交流してみると、逆に全員に対し年齢を感じさせないぐらい元気ハツラツな印象を受けました。
しかも、私が交流できた人たちは全員現役仕事人で現場にて活躍しているようでした。
これからの人生はわからないとはいえ、想像で言えば、今どきの60代はまだまだ現役仕事人として第一線でバリバリやれるんじゃないかと思います。
そんなことを感じさせてくれた10年ぶりの同窓会でありました。
同窓会の雰囲気を写真で続った関連ブログ→『我が魂の島ヨロン島 The Soul Island "Yoron"』
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<二次会の模様>

(同世代の皆さん、今もこれからも元気にいきましょう!)
昨日の記事でも触れましたが、昨日9月15日(日)、東京銀座において、私の郷里「ヨロン(与論)島」(鹿児島県最南端の島、沖縄本島のすぐそば)にある与論中学校卒業生による同窓会『与論島39生還暦記念同窓会』が盛大に開催されました。
今回の同窓会は、東京及び周辺在住者だけでなく、他府県、そして郷里の与論島や奄美大島などの遠方からの参加者もいました。
特に、郷里与論島や奄美大島は一昨日同地域を襲った台風13号の影響で航空便に支障が出て、同地からの参加者は難儀したようです。
それでも二次会からは何とか参加するという島人(シマンチュ)の根性を見せてくれました。
会は裏方で活躍してくれた幹事団の皆様のおかげで、いろんな余興があり、全員参加の踊りありで終始笑い声の絶えない楽しい時間となりました。
午前11時半にスタートし、二次会の終了(ここまではほぼ全員参加)が午後5時半という長時間でしたが、中身が盛りだくさんだったのであっという間に時間が過ぎたという印象でした。
集まった人たちの中には、それこそ中学・高校卒業以来会っていない方もいて(40年以上ぶり)、懐かしさのあまり話しが尽きませんでした。
今回の参加者は今年還暦を迎えた(迎える)同級生たちでしたが、自分自身を含めて外見的には全員それなりの年齢には見えました。
しかし、一旦会が始まって交流してみると、逆に全員に対し年齢を感じさせないぐらい元気ハツラツな印象を受けました。
しかも、私が交流できた人たちは全員現役仕事人で現場にて活躍しているようでした。
これからの人生はわからないとはいえ、想像で言えば、今どきの60代はまだまだ現役仕事人として第一線でバリバリやれるんじゃないかと思います。
そんなことを感じさせてくれた10年ぶりの同窓会でありました。
同窓会の雰囲気を写真で続った関連ブログ→『我が魂の島ヨロン島 The Soul Island "Yoron"』
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2024年09月15日
久しぶりの再会、スピーチ、うまく話せるかな?

(写真は、前回の同窓会「50歳を迎えた時のお祝い」の模様)
日曜日、ただ今、時刻は午前7時。
今日は、午前11時過ぎから、銀座(東京)で開催される郷里「ヨロン(与論)島」(鹿児島県最南端の島、沖縄本島のすぐそば)の中学校の同窓会に出席する予定です。
私はこの手のOB会にはめったに参加しないのですが、前回この同窓会に出席したのが10年以上前なので、三連休中でもあるし久しぶりに出てみようと思いました。
幹事に出席する旨連絡したら、「冒頭でスピーチを頼む!」と依頼されちゃいました。
実は私、高校時代に生徒会長をやっていたもんでこういう場では引き出されちゃうんですよね(笑)。
もう何年も大勢の前でのスピーチ経験がないので、今日果たしてうまく話せるかどうか。
まぁ、当たって砕けろの精神で臨みます。
そして、久しぶりに会う旧友たちとの交流を楽しむことにします。
前回の同窓会の模様のブログ記事→『我が魂の島ヨロン島』
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2024年09月14日
転職するつもりで仕事すると案外ノウハウやスキルが身につく

(仕事のノウハウやスキルを身につけるうまいやり方)
転職しようとする時、書類選考合格後の面接でよく聞かれる質問事項の一つに、現職(または前職)であげた具体的な成果(実績)に関するものがあります。
当然のことながら、その質問に対しては、多少誇張があるにしても何かしら成果(実績)をアピールする必要があります。
現職(または前職)を辞める本当の理由が、仕事が嫌だからとか職場の人間関係が辛いからということだとしても、そのことは隠して前向きな姿勢を示し続けなければなりません。
それは面接成功のための基本的な事柄かもしれません。
もっとも、プロの面接官ほど意外と相手のネガティブな面に気付いたりするものですけどね。
ところで、転職が成功するかどうかは別にして、何度も転職を経験している私が自分の経験を踏まえて言いたいことがあります。
それはね、転職するつもりで仕事すると案外ノウハウやスキルが身につくということなんです。
どういうことかというと、腹の中で辞める意思が固まると、「どうせ辞めるんなら、今やっている仕事(所属している組織)で得られるものをできるだけ多く得ておこう」という思いが強くなるんです。
どうしてそういう思いになるのかといえば、そこで得たものを自分のノウハウ・スキルとして将来生かしたいと考えるからです。
だから、私は、辞めるタイミングを決めてからは、普段仕事で使わなかった資料を見たり、仕事で付き合いのあった同僚たちと付き合いを深めいろんな情報を得たりしていました。
仕事の環境というのは自分一人では作ることができません。
ある業界(会社)で働いていたなら、その業界(会社)の環境でしか得られないノウハウやスキルというのがあるはずなので、それを吸収しないのはもったいないんですよね。
ただ漫然と身を置き、指示された仕事だけやり、途中で仕事が嫌になったから辞めるというのでは、仕事人として他人に買ってもらえるノウハウやスキルは身につきません。
要するに、仕事は受け身でやるのではなく積極的に攻める気持ちでやるのが大事だということです。
転職は逃げではないかと思う人もいるかもしれませんが、私は、現職(前職)で得たノウハウやスキルを生かして更なる飛躍を目指しての転職なら逆に仕事人人生にプラスになる行為だと思っています。
そのためにも、常に転職を意識しながら目の前の仕事に取り組み、それで得られるノウハウやスキルをとことん吸収するのは賢明な生き方だと思うわけです。
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2024年09月08日
【自己紹介】どんな職歴の人がこのブログをやっているのか

(当ブログの執筆者である私自身に関する情報です)
昨年も記事にしたことがありますが、改めて、私(現在60歳)の仕事人人生における職歴を紹介します(古い順)。
もしかしたら、どんな人がこのブログの記事を書いているのだろうかと関心をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんので。
関心のない方はスルーして下さい(笑)。
蛇足ですが、新卒で入社した大手メーカー時代にインターネットを介していろんな業界のいろんな仕事人たちと出会った経験により、「世の中には自分が知らない仕事がたくさんあって、自分とは違う考え方・経験を持った仕事人がたくさんいる!」という事実に衝撃を受け、以後他の世界(仕事)を経験したくなって意図的に転職を繰り返しました。
当ブログではよく経験談をしていますが、これらの記事ネタはそこから拾っています。
1.電機業界(大手メーカー、新卒入社、正社員)
・広報部門にて広報戦略の企画立案、イベントプランニング、マスメディア対応。
・経営企画部門にて間接業務の業務改革(BPR)の企画立案・推進、取締役会運営事務局。
<トピック>
・同社は現在も事業継続中、在籍中は係長まで昇進。
・同期入社の人が現在同社の代表取締役。
2.建設業界(外資大手メーカー、正社員)
・品質管理部門にて全社品質向上活動(Six Sigma)の企画・推進。
・経営企画部門にて各種企画立案、株主総会・取締役会運営事務局。
・支店の管理部門にて経理・人事・総務・購買等管理全般、建設業入札関連対応。
<トピック>
・同社は現在も事業継続中、在籍中はマネージャーまで昇進。
・仙台事業所に一時赴任、名古屋事業所に転勤。
3.通信業界(業界大手、正社員)
・品質管理部門にて通信品質の改善企画・推進、国内通信メガキャリア折衝。
<トピック>
・退職後、同社は同業他社に吸収合併され消滅、在籍中はマネージャー職。
4.セキュリティ業界(中小企業、正社員)
・総務部門にて人事・採用・総務管理全般、法務全般、コンプライアンス企画・推進。
・営業管理部門にて営業支援、販促イベントプランニング、工事現場安全管理。
<トピック>
・同社は現在も事業継続中、在籍中は部長まで昇進。
・同社在籍中に大病を患って二ヶ月の療養生活を経験。
5.人材業界(ベンチャー企業、正社員)
・転職希望者へのキャリアカウンセリング。
・クライアントの採用面接代行。
・社内の管理全般。
<トピック>
・同社は現在も事業継続中、在籍中は事業部長まで昇進。
・創業メンバーは創業者以外全員退職。
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2024年09月07日
華麗なキャリアだって?、そんなの関係ねー!

(表面的なもの、外見に騙されるな!)
現在自民党の総裁選が何かと話題になっていますが、大手メディアが候補者の人物紹介をする際に、“華麗なキャリア”を積んできた人、みたいな紹介のし方をしているのを見かけます。
ここで言っている華麗なキャリアというのは、例えば、東大卒業後、アメリカの有名大学で学び、その後、有名企業の勤務経験があるとか、霞ヶ関の官庁勤務を経験したとか、政治家になってからは重要なポストを歴任したとか、といったようなことです。
こういう報道を見る度に思うのは、その人がその時々に身を置いた環境で力を発揮して成果を上げたなら素晴らしいことですが、ただ身を置いていただけで成果らしい成果を出せていなかたっとしたら、それは単に見掛け倒しだよなと。
そのあたりをしっかり調査しないで、転職者が自己PRで使う職務経歴書(いいことしか書かない)のような薄っぺらな情報だけをもとに“仕事ができそうな人”と視聴者や読者に誤ったイメージを持たせてしまうのはいかがなものかと。
何が言いたいかというと、例えば、こういう言い方をすればわかりやすいのではないでしょうか。
ある人の過去のキャリアが冒頭で書いたような一見立派なものだったとしましょう。
その人がそのキャリアを買われてある重要なポストに就いたとして、仕事の重要な局面において、誤った判断、誤った決断をし、いろんな方面に多大な損失を発生させてしまったとします。
そして、そういう事例が度々あったとします。
そうなってしまったら、過去のキャリアなど何の意味もなかったことになります。
もちろん、仕事を遂行する上で失敗は付きものです。
仕事ができる仕事人だって失敗はします。
しかし、その人に本当に実力があるかどうかは、その失敗から学びそれを次の仕事の成功に結びつけられるかどうかです。
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2024年09月01日
40代までと、50代からのキャリアに対する考え方の違い

(今のあなたのキャリアに対する考え方は?)
キャリアに対する考え方は人それぞれで一般化はしにくいものでしょうが、私のこれまでの仕事人人生を振り返ってみて思っていることを述べてみます。
私の場合ですが、「こういう方向でキャリアを積み、こんなノウハウやスキルを身につけ、こんなレベルの仕事人になっていたい」というキャリアに対する考え方は、40代までと50代以降では大きく違っているように思います。
私は新卒で大手メーカーに就職し、最初は総務の仕事に就いたのですが、以来、何度か転職しつつも基本は事務系職種に就きその分野でのプロになることを目指しました。
40代まではほぼ思い通りのキャリア形成ができていたような気がします。
しかし、40代の後半になり50歳が目前に迫ったあたりで、これまでの延長では私が目指している生涯現役仕事人は実現が難しいと思うようになりました。
私は当時人事採用系の仕事をしていた関係で世の中の求人・雇用情報はよく収集していたので、技術職と違って事務系職種は中高年にとって続けるのが難しいことをよくわかっていました。
だから、40代で職種転換を考え、50代以降は未経験の仕事でキャリアを積み上げ直していくことにしたのです。
ただ、キャリア形成といっても、40代までと違うのは、出世するとか年収アップを狙うとかではなく、自分が好きなこと(本当にやってみたいこと)を仕事にし、それを楽しみながらやっていきたいという思いがベースにありました。
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2024年08月31日
過去を持ち出すな、目の前の現実に合う仕事のし方をしろ

(あなたの仕事がうまくいかない原因は、もしかしたらあなた自身にあるのかも)
私が非正規労働者の身分で仕事をし始めてからかれこれ10年が経ちます。
この間(今でもそうですが)、同じ身分で働く同僚たちの仕事のし方を見ていて思うのは、「何て非効率的な仕事のし方をしているんだろう」、「何て仕事のし方が遅いんだろう」、「何て場当たり的な仕事のし方をしているんだろう(仕事の目的を理解しないで)」といったことです。
特に、一度も正社員として働いた経験がなくずっと非正規労働者(パートやアルバイト)で働いてきた人の仕事のし方を見るとそう思います。
なぜそう思うのかといえば、新卒後数十年間正社員としていろんな会社で働き、それぞれの会社でいろんな経験をして、「より効率的に」、「よりスピーディーに」、「仕事はより論理的思考で」といった訓練を受けてきたので、それとの対比で現実を見てしまうからです。
しかし、この10年の経験を通してはっきりわかったこともあります。
過去にいくらこのような訓練を受け、いろんなノウハウやスキルを身につけていたところで、今自分が身を置いている環境の中では、その環境に合ったやり方をし、その環境に身を置く他の同僚たちと協調しないことには自分の仕事をうまく進められないということです。
例えば、世間話、TVのワイドショー的ネタが大好きなおばさんばかりが同僚の職場に身を置いたら、そのネタでの会話に参加すべく努力しないかぎり孤立することになってしまい、結局、仕事がスムーズに進められない局面が度々出てきてしまいます。
実際、以前勤めた仕事先の中には、孤立していた私を嫌っていたおばさんから冷たい仕打ちを受けたこともあります。
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2024年08月25日
活躍できないと悩む大企業(組織)社員は、中小企業や地方を目指せ!

(人生の負け組になりたくなければ行動を!)
以前の記事で書いたことがありますが、中高年仕事人の中には、長年仕事を続けてきたにも関わらず、自分が何者にもなれなかった(すごい成果を出して周囲の注目を浴びた、高い評価を得て出世した、大金を稼いだ、等々)と我が身を嘆いている人が多いのだとか。
きっと、こういう人たちは、自分の現在の勤務先で担当業務をこなしながら、悶々と日々を過ごしているのでしょう。
そして、仕事帰りに気の合う同僚(自分と似たような境遇の人)と居酒屋などで酒を酌み交しながら、お互いに愚痴をこぼし合い、ぼやいたりしているでしょう。
何を隠そう、私は、中高年の域に達する以前の若い頃にこういった嘆きを経験したので、早く何者かになりたくて転職を繰り返しました。
新卒で就職したのは歴史のある日系の大企業でしたが、20代の頃、学校時代の仲間が集まった機会にそれぞれが自分の勤務先(仕事)でどれだけ活躍しているかという話を聞かされ、当時たんなる使い走りしかしていなかった我が身をふがいなく思い、早くその環境を抜け出したいと紋々とする毎日でした。
ちょうど30歳前後の時に、会社が業績不振に陥って希望退職を募集したのを機に最初の転職をしました。
次は外資系企業に転じ、そこでそれなりに活躍できたと自信を持てたところで、次は当時成長著しかったIT企業へ移りました。
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2024年08月24日
利害が絡むというのは、利用し、利用される関係である

(いいじゃないですか、利用したり、利用されたり)
相手を利用するとか相手に利用されるといった言葉を聞くと、何となく嫌だなぁと思う人がいるのではないでしょうか。
それはなぜかといえば、利用するという言葉から、魂胆がある、自分の都合を優先する、相手のことをあまり考えない、といったネガティブな印象を持ってしまうからかもしれません。
しかし、仕事人、特に組織で働く仕事人なら当然のこととしてわかると思いますが、仕事の現場では、基本的に人間関係は利害が絡んでおり、お互いに利用したり、利用されたりが日常茶飯事なのです。
ほら、あなたも日頃よくやっているでしょ?
自分の仕事をうまく進めるために誰かに何かを依頼することが。
一方で、人間関係においては、利害抜きの付き合いというのもあって、そういうのは気分を楽にしてくれるものです。
だから、仕事の人間関係に疲れると、自分の仕事とつながりのない仕事をしている友人や知人と付き合うことでストレスを発散するなんてことがよくあります。
かつて私がよくいろんな酒場を飲み歩いていたのも、その場で出会う利害の絡まない人たちとの会話が楽しかったからです。
時には、直接利害が絡んでいないことをいいことに、その時自分が抱えていた不平不満を一方通行で目の前の相手に聞いてもらったこともありました。
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2024年08月18日
すべての仕事人に感謝したい!、世の中が回っているのはあなた方のおかげです!

(私はあなたの仕事に敬意を払います!)
この歳(60歳)になってつくづく思っていることがあります。
それはね、世の中が順調に回り、私たちが快適な日常生活を送れているのは、世の中にあるいろんな仕事に就いているそれぞれの仕事人が自分の仕事をしっかりきっちりやっているからということです。
“職業に貴賤なし”という言葉があり、どんな職業(仕事)にも価値があり、世の中を回すためには必要なものだから、特定の職業に就いている人を差別してはいけないという意味です。
そんなのは当たり前だろと言う人もいるでしょうが、でも、その当たり前のことに気付かない人も世の中に大勢いるのが現実です。
今でこそこういう境地にたどり着いた私ですが、20代、30代の頃は、職業には明らかに貴賤があると思っていました。
中小零細企業の社長や社員よりは大企業の社長や社員のほうが偉く、職業には社会に大きな影響を与えるものもあれば大した影響を与えることもできないものもあると考えていました。
だから、学校を卒業したら大企業に就職したかったし、できればそこで出世していきたいと強く望み、その望みがある程度叶っていた間は、中小零細企業で働く人をやや見下す傾向がありました。
社外の異業種交流会で名刺交換をした際、相手が差し出した名刺に記載された社名が自分の会社より大きく有名であった場合は、それだけで単純に相手に対し「この人はすごい人だ!(に違いない)」と勝手に思い込んだりしていました。
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2024年08月17日
10連休も終わりが近づき、秋も近づき、思うことあれこれ

(時の流れに身をまかせながら)
8/9からスタートした10連休の夏期休暇も9日目になり、残すところあと1日だけとなりました。
毎年同じような過ごし方ではありますが、暑いので外出は買い物や病院等極力最低限にし、冷房の効いている部屋でネットしたり、読書したり、映画やTVドラマを観たり、あとは趣味の料理作りを楽しんでいます。
これまた毎回恒例ですけど、近所に住んでいる弟がやって来て私の部屋に泊まって一緒に過ごしています。
二人とも独身で、ほぼ100%の確率で今後とも独身でしょうから、いずれ共同生活をしようと二人で相談しています。
まだ暑い日は続いていますが、朝夕は涼しくもあり、立秋も過ぎ、来月から季節は秋です。
連休に入る前は長い休みだと感じましたけど、休み明けに仕事を再開し忙しい日々を送っていれば、今度は年末年始休暇の10連休があります。
今年、私は還暦を迎え60代になりました。
以前、70歳近い人からこう言われました。
「60歳を過ぎた後ってね、歳月の流れを本当に早く感じるよ」と。
きっとそうなのでしょう。
今に始まったことではありませんが、年とともに歳月の流れをだんだん早く感じるようになっています。
今日、youtubeで老後や死がテーマになっている動画を観ながら、「私も真剣に、具体的に考えなきゃな」と思うのでした。
誰でも同じかもしれませんが、人生、いろいろありますよねっ!
あなたが最近関心を持っていることは何ですか?
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2024年08月16日
人は年を取ると、安定を求め、守りに入るようである。

(人は年を取ると、、、)
私は今年の6月に60回目の誕生日を迎え、60代の人生をスタートさせました。
私より人生の先輩たちの話を聞くと、60代になると以前にも増して体力・気力・記憶力、その他諸々の力が加速度的に衰えていくのだとか。
また、60歳を過ぎてから70歳までの年月は本当に早く過ぎていく感覚があるのだとか。
そういった話を聞く度に身が引き締まる思いがしつつ、人生の後半戦(死ぬまで)はそういったことを踏まえながらいろんな備えをしなくてはと改めて思います。
衰えや備えに関わるのかもしれませんが、人は年を取ると、安定を求め、守りに入るような気がします。
もちろん、それは個人差があるでしょう。
私の場合は、50代の後半に差し掛かり、60代以降の自分の人生を意識するようになってからその傾向が強くなったように思います。
50歳を目前にした頃に一大決心をして大胆なキャリアチェンジを行って現在の仕事に就きましたが、しばらくは業界で生きていくためのノウハウやスキルを身につけるために何度も仕事先を変えて修行に励みました。
しかし、この数年は同じ仕事先に勤務し続け、その安定性に心地良さを感じ、かつ、今後はいろんなことに挑戦するべく積極的な行動を起こすという姿勢ではなく、挑戦するものはハードルを低くし、そして行動は抑制的にしようという姿勢になっています。
人が自然にこういう姿勢になっていくのは次のような理由からでしょう。
一つは、衰えを感じている身でいろんな変化に対峙するのはけっこうしんどい、二つめは、稼ぎ力が落ちていることを自覚していればいるほど既に持っているものを守りたい。
今のあなたはどうですか?
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2024年08月15日
私の辞書に“仕事をしない”という言葉はない!

(あなたにとって仕事はどんな存在?)
私の仕事先の夏期休暇は10連休で8/9〜8/18まで休みです。
今日8/15(終戦記念日)は連休7日目になります。
しっかり計画を立てそれを着実にこなしているとか、仕事以外の時間にやりたいことがたくさんあるという人を除けば、長期休暇は後になればなるほど暇を持て余す人も多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
休みに入った直後こそ解放感があってウキウキ感もあったのですが、猛暑続きで自宅ひきこもり生活が続いているので、連休後半は退屈感のほうが高まってきました。
こうやって毎日ブログの記事を執筆したり、その他のネット活動をしたり、読書をしたり、音楽を聴いたり、映画鑑賞をしたり、調理をしたり、等々いろいろやってはいますが、仕事のある日とは違いそれぞれの活動がダラダラしながらやっているという感じになっています。
それに、毎日違うことをやっているわけでもないので、それぞれの活動も同じようなことをやっていると飽きてきます。
大学生の頃は、朝から晩まで読書に熱中していたこともありますが、もはや今の年齢(60歳)ではそんな根気もありません。
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2024年08月14日
目標達成のために大事なことは、コツコツ努力すること、そして諦めないこと!

(あなたが目標達成のためにやっていることは?)
数年前、働けなくなる(あるいは思ったほど稼げなくなる)老後に備え、当面の目標として100万円貯めようと決意しました。
毎月の給料がそこそこあった正社員時代ならそれほど高い目標ではなかったと思いますが、いかんせん、非正社員の立場になってからはそれがかなり難しい目標であることを身を持ってわかっていました。
私は現在60歳ですが、非正社員として現在の仕事に就いてからは、月給(総額)で20万円を確保するのがやっとで、その金額から社会保険料や税金が差し引かれると手取り額は20万円に満たなかったため、稼ぎのほとんどは生活費として支出に回りました。
そんな状況だったので貯金はなかなかできなかったのですが、それでも少しずつ貯め続けました。
その結果、貯蓄額は右肩上がりで少しずつ増えていきました。
ただ、途中でまとまったお金が何度か必要になり、その都度目標は遠のきました。
その時は気持ちの上で落胆したものの、気を取り直して再び目標を目指しました。
そして、今月、やっと100万円貯蓄達成の目途がつきました。
昨日、先月(7月)分の給与明細が会社から送られてきたのですが、先月は勤務日数が多かったこと、残業が多かったこと、そして定額減税があったことの三つが重なったことで、久しぶりに手取り額が20万円を超えたのです。
これによって、次回の給料日までに見込まれる支出金額を差し引いても何とか100万円の貯蓄残高はキープできそうです。
やれやれ当面の目標は達成できたかといったところですが、これまでを振り返ってみて、目標達成できた理由は次の二つかなと思います。
1.コツコツ努力したこと
2.諦めなかったこと
「何だ、たったそれだけのことか」と言われそうですが、いたって普通の凡人が目標を達成する上で大事なことは、この二つの事柄しかないのではと思ったりもします。
ほんと、これって、できそうで案外できないもんなんですよね。
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2024年08月13日
自分の思いが他人に簡単に伝わると思うな

(自分の思いを伝えるのって難しいよね!)
あなたはこんな経験をしたことはありませんか?
ある事柄について強い思いを持った時、それを誰かに対し熱く語ったのに、相手は自分が思ったほどには共感してくれなかったということが。
私はよくあります。
先日、近所に住んでいる弟が我が家に遊びに来た際、二人の会話の中で、私は日頃関心を持っている国際政治についてあれこれ語ったのですが、弟は適当に話を合わせながらもこのテーマについてはあまり関心を持っていないようでした。
結局のところ、お互いに関心事が違えば相手の関心事についてはどうでもいいことであり、多少関心事に似ているところがあっても、どの点に強く関心があるのかという点で違えば、やはり相手は適当に話を合わせる程度にとどまってしまうでしょう。
私は以前創業したばかりのベンチャー企業で創業メンバーとして働いたことがありますが、当時代表者のもとに集まったメンバーはある程度は代表者の思いや経営理念みたいなものに共感しつつも、一緒に仕事していくうちに「私の思いとは違うところがある」というので、一人去り、二人去りとなってしまい、代表者を除く創業時のメンバーは全員がそれぞれ違う道へ進んでいきました。
こういう現象はベンチャー企業ではよくあると聞いていましたが、まさにその通りになったわけです。
代表者はメンバーの前で何度も自分の思いを熱く語ってきていたのでしょうが、本人が思う(願う)ほどにはメンバーには伝わらなかったということなのかもしれません。
そこが人と人のコミュニケーションの難しいところといってしまえばそれまでなんですけどね。
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