2024年12月08日
忘年会に参加しなくなってはっきりわかったこと

(あなたにとって忘年会に参加する意義は何ですか?)
12月といえば忘年会シーズン。
職場の忘年会、仕事以外の忘年会等、今月は何かと飲み会に参加する人は多いのではないでしょうか。
私も会社の正社員をしていた頃は毎週忘年会があり、ピークの時は行きつけのお店主催の忘年会にも参加したりして、それこそ2、3日に1回は誰かとどこかで飲んでいるという状況でした。
その頃は、飲み代の出費も多く、また、飲んだ翌朝は体調不良ということもよくありました。
今振り返れば、ずいぶん無茶したなぁと思います。
そんな私も50代に突入する直前に意を決して飲酒を控えることにし、以降は忘年会等の飲み会はほとんど参加しなくなりました。
現在の職場は私を含め非正規雇用のパート従業員ばかりなので職場での忘年会はありませんし、個人同士での飲み会も一切ありません。
正社員をやめて10年以上が経ちますが、この間はこんな感じで飲み会をあまり経験しなくて済んでいます。
こういう生活って本当に楽ですね。
忘年会等の飲み会に参加しなくなってはっきりわかったことがあります。
・まずもって飲み代の出費が激減したことで他のことにお金が使えるようになった。
・朝の目覚めがよくなった。
・健康面ではいろいろいい傾向になってきた。
・飲みニケーションはそれほど重要でないことがわかった。
特に、飲みニケーションに関していえば、かつて正社員だった頃は、それを通して情報・意見交換ができたり、良好な人間関係ができるといったメリットを強く意識していたのですが、今思うと、多くの飲み会が実は不平不満を言い合ったり、ダラダラ話をするような状況で非生産的だったかなぁと。
だから、今のように12月になっても一件も忘年会の予定がないというのは個人的にはありがたいですね。
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2024年12月07日
“理不尽だらけが世の常”と日頃から思っていれば腹も立つまい

(嗚呼、世の中は理不尽だらけ)
“智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかく人の世は住みにくい”(夏目漱石の小説『草枕』より)
“はたらけど はたらけど 猶わが生活 楽にならざり ぢっと手を見る”(石川啄木の短歌『一握の砂』より)
昔の人たちも世の中をこう嘆いていたではありませんか。
感情を持った生き物である人間の社会というのは、時代は変わってもそういうものなのでしょう。
あなた自身の日常を振り返ってみて下さい。
あなたの周囲を見回してみて下さい。
「私はこんなに努力し(働いて)成果を出しているのに、なぜ会社は私の実力を評価しないで仕事ができないあいつのほうを評価するんだ」
「私だけが他の人に比べ圧倒的に仕事量が多いのに同じ時給というのは到底納得できない」
「同じことをしたのに、なぜ私だけが怒られあいつは許されるんだ」
「チャラチャラしていい加減なあいつがモテて、なぜ真面目な私がモテないんだ」
言えばきりがないほど理不尽なことって多くないですか?
自分は理不尽な目に遭っていると不平不満を声高に叫んでいる同僚はいませんか?
私は現在60歳(還暦)ですが、過去の仕事人人生を振り返ってみれば、理不尽さを感じない仕事なんてなかったなぁとつくづく思います。
そして、今の仕事でもいろんな理不尽さを感じています。
ただ、若い頃と今の心境が違うのは、かつては自分が遭った理不尽さにいちいち腹を立てたり、落ち込んだりしていたのですが、今は“理不尽だらけが世の常”という割り切りの気持ちがあるので、いちいち腹を立てたり、落ち込むことはなくなりました。
また、そうしないように心掛けています。
人生経験の浅い、短い若い人たちにはなかなか難しいかもしれませんが、理不尽なことはどこへ行ってもつきまとうと考えておくといいかもですね。
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2024年12月01日
「ああすべきだ、こうすべきだ」ではなく、自分でやる人間になれ

(決してただの評論家になってはいけない!)
日頃、自分自身の戒めとしても心の中でつぶやいているのは、“自ら動いて成し遂げようとはせずに、「ああすべきだ、こうすべきだ」と評論家のように口先だけでものを言い、やるのは他人任せという人間にはなってはいけない”ということです。
評論を職業としている方には申し訳ない言い方になってしまいましたが、言いたいのは、仕事人なら常に自分が感じた(見つけた)問題や課題に対しては自らがその解決に向けて動いてほしいということです。
私は現在非正規雇用の立場で現場の最前線で仕事をしているのですが、最前線で働いている人たちというのは常に自分で実行することが求められています。
お客さんから要望があったりクレームがあるとまずは自分で対応しなければなりません。
もちろん、自分の手に負えないものは上司等に対応をお願いせざるをえないわけですが。
どこの企業、経営者も“現場が大事”と言います。
しかし、それが表面的なものであれば、組織の人たちはそれを実感しないまま仕事をしてしまう危険があります。
現に私の現在の勤務先においても、めったに現場にやってこない本部の正社員が現場の実状を知らないのに、「ああすべきだ、こうすべきだ」と言ってくる傾向があります。
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2024年11月30日
高齢仕事人は、“ささやかな楽しみ”を持つべし

(私のささやかな楽しみは、その時に食べたいと思った料理を自分で作って食べることさ)
私は現在60歳(還暦)。
独身一人暮らしです。
かつては、新卒後に正社員として入社した大企業を皮切りにいろんな業界で働き、いろんな経験をさせてもらいました。
そして、現在は、非正規雇用の身分で調理補助の仕事に就いています。
フルタイム勤務で月給は20万円程度(賞与なし)。
毎月の生活費としてはギリギリですが給与面での不満は特にありません。
そんな私には“ささやかな楽しみ”があります。
それはね、身につけた調理のスキルを活かし、仕事がない週末の休日に食べたい料理を自分で調理して食べることです。
スーパーへ行って自分であれこれ食材を選び、買った食材を持ち帰って調理する、調理をして自分一人で食べ、後片付けをする。
この一連の行動が楽しいのです。
これまでいろんな仕事を経験しいろんなノウハウやスキルを身につけたはずですが、今の生活に潤いを与える点において一番役立っているのは調理のスキルです。
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2024年11月24日
わかっちゃいたけど、今は“情報(印象)操作”が影響力になる時代だ

(ネット時代にどう生きるか)
私がインターネットというものの存在を知り、興味を持って関わり出したのは30年以上前。
その時にも、「これからはネットが世の中に大きな影響を与える時代になる」、「ネットは新たなビジネスを生む」という確信がありました。
だから、今ネット絡みで世の中で起きているいろんな出来事に対しては、「まったく想像できなかった!」と驚愕するようなことはありません。
逆に、例えば、既存の大手メディア(TVや新聞等)で「ネットが世論に大きな影響を与える時代になった」などと報じられるとちゃんちゃらおかしくなります。
自分のネット活動経験でも実感していることですが、“情報の拡散・情報伝達のスピード”という観点から、ネットは情報操作をするのにとても有効なんですよね。
最近の政治の世界での出来事、例えば、アメリカ大統領選でのトランプ勝利、東京都知事選での石丸氏の第2位躍進、兵庫県知事選での斎藤氏の再選等々、ネットでの情報操作戦なくしては実現できなかったことでしょう。
自分で情報を取りにいかない、自分ではあまり情報発信をしないような情弱者の人たちは、言い方は悪いですが、自分がたまたま触れて影響を受けてしまった情報を鵜呑みにしやすいので、簡単に印象操作の影響を受けやすいものです。
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2024年11月23日
兵庫県知事選絡みで思ったこと、組織・権力者に抗っても勝てないのが普通

(自ら告発なり批判する側になったら、心理面はその後針のむしろ状態かなと)
今回の兵庫県知事選を巡る一連の騒動については、いろんな人がうごめき、いろんな人の思惑が絡み合い、ネットや大手メディア等の媒体でいろんな情報が飛び交い、第三者にとっては真偽はよくわからない状況になっています。
なので、当事者でもない私は知事選に直接絡むことについては論評したいとは思いませんが、ただ、これまでの仕事人人生を通して、自らが当事者として経験したことを踏まえ思ったことを述べてみます。
どういうことを述べたいのかというと、簡単に言えば、ごく普通の仕事人は、組織・権力者に抗っても勝てないのが普通だということです。
強い信念があって、かつ勇気と覚悟がないかぎり、組織・権力者には抗わないほうが無難ということもできるかもしれません。
私自身の体験談についてお話します。
一つ目は、ある大手日系企業勤務時代、20代の頃の出来事ですが、その会社では毎朝職場で全員が順番に自由なテーマでスピーチをする慣習がありました。
当時仕事に負担を感じ、それが上層部の人たちのせいだと被害者意識の強かった私は、自分にスピーチの順番が回ってきた時に、暗に上層部を批判するために、“逆明利君”の話を少し長めにしたことがありました。
私以外の人たちのほとんどは、趣味だの日常身近で起きた出来事だのをテーマにして当たり障りのないスピーチをしていたので、私のスピーチは異例だったらしく、後で先輩同僚から「何だ今日のスピーチは。うちの組織を批判したのか」とチクリとやられました。
上層部の人たち(課長とか部長とか)は何も言いませんでしたが、おそらくこの先輩同僚のような受け止め方をした人もいたでしょうね。
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2024年11月17日
仕事で必要なスキル・知識は公私混同で身に付けるほうがよい

(公私混同ぐらいがちょうどいいということもある)
学校を卒業して会社に就職すると、仕事人として身に付けたほうがよいとアドバイスされるスキルとか知識というのがあります。
例えば、基本的な事柄としてまずは社会人としてのマナーみたいなものがありますが、それ以外にも、PCの操作スキルや基本知識とか、会社の財務諸表を理解するための知識とか。
私の新入社員時代、上司や先輩たちからこういったアドバイスをもらい、最初は書店へ行って関連書籍を買い、自宅で受験勉強のごとく勉強したものでした。
しかし、当時は、学生時代にほとんど勉強しなかった事柄だったのでとても難しく感じ、なかなか身に付けられませんでした。
ところが、社会人生活にも慣れてきた頃、思い切って自分でPCを買い、悪戦苦闘しながらもいろいろいじり回しているうちに、そのことによって身に付いたスキルや知識が仕事でも生かせるようになったのです。
当時、パソコン通信というのに興味があって始めたら、そこで出会った多くの仲間たちから多くのことを教えられ、それがまた私のPCスキル・知識の向上に大いに役立ちました。
また、財務諸表も最初の頃は何がなんだかわからない状態でしたが、自分で家計簿を作成して生活費を管理し始めたら、不思議なことに会社の財務諸表も次第にわかるようになりました。
例えば、家賃や生命保険料などのように毎月一定額が出ていくものは固定費、これに対し、毎月変わる食費とか飲み代とか趣味に使うお金は変動費、といった感じです。
倫理観としては、仕事のこととプライベートのことは分けて考え(公私混同しない)、会社のお金で買って仕事で使っている物を自宅に持ち帰ってプライベートで使うといったようなことはしないほうがいいと思いますが、ただ、仕事で必要なスキル・知識は、私自身の経験を踏まえていえば、公私混同で身に付けるほうがいいかなと思います。
仕事人やっていると公私混同の線引きをきっちりやるのは難しいのではありますが、悪用しなければ、それぞれで身に付けたスキルや知識は相乗効果を生むはずです。
あなたにもそんな経験はありませんか?
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2024年11月10日
「私は頭が良い」と思い込んでいる人は判断を間違う可能性がある

(おっと、その判断大丈夫ですか?)
私がやっているSNSの一つであるFacebookでつながっている人の学歴はほとんど大卒です。
中には、東大卒でハーバード大学留学といったような一見華々しい学歴の人もいますし、勤務先が有名企業とか官公庁とかの人も多く、またその人が仕事をしている分野では有名な人もいます。
Facebookは実名登録が基本であることから、安心できる人間関係にしたいということでこういうつながりにしているわけですけど、メンバーの日々の投稿を読みながら感じる特徴があります。
それはね、私が主観的に感じていることではありますが、ほとんどの人が頭が良く、文才があり、誰かに自分の投稿に関心を持ってもらうためのスキルを身につけているということです。
ここで言っている“頭が良い”というのは、何もアインシュタインやエジソンのような天才的なものではなく、自分以外の他人が言っていることを理解する力を持っているということです。
なんだそんなレベルのことかと思う人もいるかもしれませんが、それは、おそらく、あなたが企業の中で正社員として働き、日々他人とのコミュニケーションをとりながら頭脳を鍛えているからでしょう。
それに、組織の歯車的存在ではあっても組織に属することによって得られる情報、ノウハウやスキルというのは世の中を正しく見る頭の良さを作る上で大いに役立ちます。
私はこれまでいろんな業界、いろんな企業(組織)で働いてきましたが、この経験は今日の自分の人間形成に役立っていると思っています。
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2024年11月09日
適宜息抜き・手抜きするのが競争社会を生き抜くコツ

(仕事人人生は長い、上手な生き方を実践しよう!)
かつて、新卒で入社した大企業勤務時代、社員食堂のテーブルで一緒になった顔見知りの他部署の課長にこんな質問をしたことがあります。
「〇〇課長はどうして課長まで昇進できたんですか?」と。
この私の質問に対し、この課長はこう答えました。
「いやなに、私が優秀だったわけでもすごい成果を出したからでもないんだ。健康を心掛け、あまり無理をせず淡々と日々の仕事をこなしている間に、他の人たちが健康を害したりして勝手に脱落していったんだ」と。
この言葉を聞いた当時は、仕事人経験が少なく若いということもあってか、内心では「いや、そんなに単純じゃないだろ。きっとこの課長は優秀でいろいろ成果を出してきたからこそ評価されて出世したに違いない」と思っていました。
特に大企業のような大きな組織においては能力や成果は評価の大きなポイントだと考えていました。
ビジネス書などを読むと、そこには、健康で無理しないことが出世のコツなどとは書かれておらず、多くの場合、能力や成果を出すことの重要性が強調されています。
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2024年11月03日
いくら有名人とツーショット写真を撮っても意味がない、まずは己を磨け

(あなたにもこんな経験はありませんか?)
有名人に会うと(出会う機会があると)すぐツーショット写真を撮りたがる人っていますよね。
何を隠そう、私自身もかつてはそうでした。
今でも多少そういうところはあるかもしれませんが、かつてほどは強い思いはありません。
なぜ有名人とのツーショット写真を撮りたいのかといえば、それは、たんに個人的な記念写真というより、それをどこかで利用したいとか、己の自己PRに使いたいとか、つまり、功名心とか、虚栄心が裏にあるからだと思います。
それはそれでごくふつうの人にとっては“あるある”なことなので、そんことして何の意味(効果)がある!と斬り捨てるつもりはありません。
ただ、実際のところ、自分自身の経験も踏まえていえば、そういったツーショット写真は自己満足のためには使えても、他人との人間関係ではあまり役立たないのかなと。
他人に自慢気に見せたら、他人は一瞬だけ「おっ!」と反応はしてくれるでしょうがそれで終わりです。
それがビジネスシーンだとしたら、目の前の相手はあなたの仕事人としての本当の力量を見極めようとはしますが、あなたがどんな有名人とのツーショット写真を見せても「それが何か?」といった感じでしょう。
もっとも、あなたがその有名人とかなり深い付き合いがあってその有名人を動かせる人であれば違うでしょうけどね。
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2024年11月02日
60代以降は、かつての“苦”から解放される仕事に就こう

(できることなら苦を感じない仕事を)
私は現在60歳。
現在の仕事内容は、近所の学生専用マンション内の食堂で入居している学生さんたちに朝食と夕食を調理して提供することです。
この仕事に就いて、かれこれ5年半ほどになります。
非正規雇用の身分で、昨年までは調理補助の立場で調理をメインではやっていなかったのですが、今年の年初から調理担当者が諸事情で調理の仕事に関わっていないため、代行で現在は調理の仕事もしています。
飲食業界の業界歴は約10年ですが、慣れるまでは大変なことも多々あって苦労していました。
しかし、現在の仕事にはすっかり慣れたので楽しみながらやっている感じです。
この年齢になってみると、若い頃(40代ぐらいまで)に比べいろんな力が衰えていることを実感します。
体力、気力、記憶力、その他諸々。
そんな私が最近つくづく思っているのは、かつて正社員として働いていた頃に感じていたいろんな“苦”から解放されているのでかなり気持ち良く働けているということです。
いろんな苦というのは、例えば、
・通勤時間が長く、かつ通勤手段が満員電車だったこと。
・管理の仕事だったので社内調整が多く、また社内政治もあり、面倒くさい仕事が多かったこと。
・上司や同僚たちとの人間関係が大変だったこと。
・そして、なんといっても一番の苦は、責任の重い正社員ゆえに強いストレスを感じたこと。
といったことなどです。
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2024年10月27日
信頼できる仕事人のネットワークをつくれ、それは強みになる!

(あなたの現在のネットワークには、仕事ができ信頼できる人はいますか?)
自分が仕事で困った時、あるいは誰かの困り事を助けたい時に、こういうことに関してはあの人がプロだからぜひお願いしてみようと思うことがありませんか?
そういう人がいなければ、世間のいろいろな宣伝広告や情報を頼りに手間をかけて探すしかありません。
今であれば、ネットで探すのが一般的かもしれませんね。
ただ、友人・知人に頼るのではなく、手探り状態で探した相手というのは当たり外れがあるものです。
どちらかといえば、外れる確率のほうが高いといっても過言ではないでしょう。
その一例ですけど、かつて、現在の住居に引っ越してきた際、ベランダ側に設置されていた洗濯機用の水道の蛇口が破損していたのに気付き、修理を依頼しようとネット検索で見つけた適当な業者にコンタクトしたことがありました。
(今にして思えば、自分で業者に依頼するのではなく、まずは大家さんに対応を依頼したほうがよかったのかなと、修理費用は不要だったかもしれないし)
やって来た業者は修理を終えた後、その場で見積もり・費用請求をしたのですが、現金払いで1万数千円かかりました。
内訳は、部品代と人件費・交通費等でしたが、後で近所のホームセンターに行ったら、同部品は数百円で売られており、修理自体は簡単そうだったので、自分でやっていたら余計な出費はしなくて済んだなと思ったものの、後の祭りでした。
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2024年10月25日
年を取ればとるほど、“好きなこと”、“やりたいこと”をより追い求めるべし

(あなたの人生の時間、無駄なことに費やし過ぎていませんか?
若い頃、例えば、20代であなたはどこかの会社(組織)の一員になって何らかの仕事をすることになったとします。
仕事人になると自分の時間の大半は仕事に充てざるをえなくなります。
時には、休日出勤があったり、残業があったりでプライベート時間を楽しむことがなかなかできず、そうこうするうちに年を取って中高年の域に達してしまうかもしれません。
その頃には、すっかりベテラン仕事人になっていて高い地位に就いて重要な仕事に取り組んでいるかもしれません。
しかし、組織というところは、競争によってほとんどの人はふるい落とされ、ごく一部の選ばれし人を除いて定年で去らなければならない運命が待っています。
昨今、中高年世代で、長年仕事を頑張ったのに何者にもなれなかった(出世して偉くなるとか、なんか凄いことをやって有名人になるとか、大儲けして大金持ちになるとか、そういった意味かもしれませんが)と自分の人生を嘆く人が多いやに聞いたことがあります。
これは、会社(組織)の一員でなくても、他にも、例えば、いつか売れる有名な芸人になろうとか、小説を書いて賞を獲り稼げる作家になろうとか、ヒット曲を世に出せるミュージシャンになろうとか、そんな夢を持ち続けながら頑張っている仕事人でも、長年地道に頑張ってきたのに大した成果も出せず日々生活するだけで精一杯という状況であれば、挫折感から「こんな人生選ばなければよかった」などと後悔したりするかもしれません。
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2024年10月20日
徹底して実務力を身につけよ、口先だけの仕事人になるな

(口先だけ〜、はダメよ〜)
長年メガバンクとその関連会社で働き、定年で会社(勤め人)を引退した知人がこんなことを言っていました。
「会社勤め時代は口先だけで仕事できたので楽だったけど、今は家事その他で忙しくいろいろ苦労している」と。
多少謙遜的な言い方をしているとは思いますが、ただ、いくつかの大企業で働いた経験のある私もこの人が言っていることにある面で同意できるところがあります。
大企業では会社の看板で仕事ができるところがあり、また周囲に優秀な同僚たちがたくさんいるので、仕事で困ったことがあっても何かと助けてくれます。
困難にぶつかった時に一人だけでもがき必死になる必要はない環境がそこにはあるわけです。
しかし、勤め先が中小零細企業だったり、自営業だったりするとそれができません。
この環境下において頼れるのは自分だけで何とかする力、そしそれを可能にしてくれるのは“実務力”です。
使っていた電子機器が壊れ、外部に修理に出すには高い修理が必要となる場合、悪戦苦闘しながらも自分で直すか、代替品の安い機器を探して購入するか、その他の方法を模索するか、といった選択肢しかありません。
ここでは口先だけのスキルなんてまったく役に立ちませんし必要もありません。
ビジネスの現場ではたしかにプレゼン能力・スキルは必要な場面も多いのでそれらを身につけることは大事ですが、それでも最終的にものをいうのはやっぱり実務力です。
特に、私のように高齢者になって(今年60歳)今後とも長く現役仕事人を続けたいと考えている人は、とにかく何かしら実務力を身に付けていないと話になりません。
「長年サラリーマンをやってきていろんな仕事をしてきたのでいろんなことに柔軟に対応できる自信があります!」などと口先で自己PRして採用されたのはいいものの、配送の仕事の現場で荷物一つ持ち運べないようでは“仕事ができない人”のレッテルを貼られお払い箱になるだけです。
最前線の仕事の現場では、“できるか、できないかがすべて”なのです。
口先だけのスキルは面接では役立つかもしれませんが、実際の仕事ではほとんど役立たないのが現実です。
私は長年の事務職経験で培ったものは捨て(今でも役立っているスキルは多少ありますけど)、今じゃ職人として生きていくための実務力を磨いています。
あなたの今の仕事で必要な力は何ですか?
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2024年10月19日
職場(組織)の人間関係は実にやっかいだが、対人関係を学べる場でもある

(たかが人間関係、されど人間関係)
私は今年還暦を迎えた60代の現役仕事人ですが、これまでの仕事人人生を振り返って、自分自身が一番悩み苦労し続けた問題は何かなと考えてみた時、それは“職場(組織)の人間関係”かなと思います。
これは過去形ではなく、今なお組織に所属して働いている私にとっては現在進行形の問題でもあります。
2024年09月28日付けの記事において紹介した株式会社 R&Gというところが実施した「仕事が続かない理由に関する意識調査」(対象者数:475人)によれば、理由の1位が「人間関係でつまずく」だったことからも、いかに多くの仕事人が人間関係で悩み苦労しているかがよくわかります。
当ブログでは過去において度々この人間関係をテーマにして記事を書いてきました。
ちょっと検索したら、2021年07月30日付けの記事で、「組織(職場)では、“人間関係”が一番やっかいだね」というタイトルで思うことを書き綴っていました。
ひょっとしたら、当ブログの記事の大半において人間関係に関わる事柄が述べられているかもしれません。
自分のこれまでの人生経験を通してもつくづく感じていることですが、人間関係というのは、生身の人間が相手であり、かつ対する相手は一人ひとり個性があるのでそれぞれに違った付き合い方をしなければならないところに難しさがあるんですよね。
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2024年10月14日
これからますます深刻になる日本社会の負のスパイラル

(暗い予想は予想として、とにかく一仕事人としては頑張るのみ!)
日本社会が抱える大問題の一つに“人口減少”というのがあります。
これは以前からいわれていたことなので多くの人はわかっているでしょう。
この問題の本質はどこにあるかといえば、全体の人口というより、若者や子供のような未来の日本をつくっていく上で戦力になりうる層の人口の減少にあります。
私ぐらいの年齢(60歳以上)になると自分でも実感するのですが、高齢者はどうしてもバリバリ働くには体力、気力、その他の力が足りないんですよね。
個人差はあるにしても、私には、若い頃のように目的達成のために徹夜して成果を出して納期に間に合わせるなんていう仕事のやり方はもうできません。
そんな高齢者の人口がどんどん増えているのが今の日本の現状です。
人口ピラミッドの過去と現在を比べれば一目瞭然ですが、かつては、若者や子供が多かったので日本社会は生産性も高くて順調に発展でき、割合の少なかった高齢者は若い人たちの頑張りで支えることができていました。
しかし、今は、多数の高齢者の存在によって人口ピラミッドが健全なかたちではなくなったため、日本社会の生産性は落ちて発展が止まり、割合の多い高齢者を支えるための社会保障費が急増してしまい、その結果、若い人たちの負担が大幅に増えてしまいました。
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2024年10月13日
過去のことなんかどうでもいい、大事なのは過去の経験を今にどう生かすかだ

(人間関係において意識したほうがいいことは)
仕事人を引退して無職暮らしをしている人の中には、自分が過去の仕事人人生でどんな活躍をしたのかを自慢気に語りたがったり、あるいはどんなに苦労したのかその苦労話を聞かせたがったりする人がいます。
また、大手企業に定年まで勤めた人や組織でかなりの地位まで出世した人の中には、既にその立場には身を置いていないにも関わらず、上から目線(横柄な態度)で他人と接する人がいます。
こういう人たちに出会うと、なんだか悲しい気持ちになるし、度が過ぎると腹立たしさを感じ極力付き合いを避けたいと思います。
私自身、還暦を過ぎてもいるので、こういう人たちの言動は反面教師にしたいですね。
「老いては子に従え」(年を取ったら意地を張るよりも、子どもの言うことに従うほうがよい)という言葉もありますが、過去の経験からいろいろ言いたいことはあるにしても、人間関係を考えたら、やはり、仕事人を引退したなら謙虚に振る舞い、自分より若い現役仕事人を励まし応援するぐらいがちょうどいいのかなと思います。
どうしても言いたい時は言い方を工夫するといいでしょう。
それこそ人生の先輩の知恵の見せどころです。
人は言い方一つで受け止め方が違うものです。
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2024年10月12日
仕事人の世界は、諦めた側が敗者になる!

(ちょっと難しく感じただけで目の前の仕事を投げ出していませんか?)
世の中には“諦めが肝心”(時には諦めることも大事だ)という言葉もあり、そうせざるをえない状況もあることは事実です。
例えば、大切な人が重病で亡くなってしまった場合、その人のことをいつまでも思って悔やんで悩んでいてもしかたのないことで、思い出は胸にしまって次の人生を踏み出すほうが賢明な生き方でしょう。
この病人の病気を治すべく治療に関わった医療関係者はそれぞれにベストを尽くしたはずで、それでも治すことができなかったのであればそれはもう諦めるしかありません。
こういったような場合の時は冒頭の言葉もありかと思います。
ただ、現在還暦を過ぎて現役仕事人を続けている私の仕事人人生を振り返ってつくづく思うのは、「仕事人の世界は、諦めた側が敗者になる!」のが一般的かなと。
どういうことかというと、例えば、組織の中の出世競争は諦めたらそれで終わりだし、また、仕事上のノウハウやスキルを身につけるのも成果が出る前にすぐ諦め中途半端にしたら何も身につきません。
企業間競争では諦めた側が敗れるのは必然です。
そういう点において、仕事人は諦めが悪いほうが結果的にいい成果を生む確率が高いといえるでしょう。
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2024年10月06日
企業倒産・組織崩壊には、必ず背景、原因がある

(突然に見えることでも、それに至る過程が)
世の中を見渡せば、一見事業が順調にいっていたように見えていたのに倒産してしまったとか、業界全体のパイ拡大傾向で追い風を受けたいたはずなのに事業がちっともうまくいかない企業とか組織とかあるものです。
大手(有名)企業が倒産すると、メディアはよく「突然の倒産、どうしたんだ!」みたいなセンセーショナルな取り上げ方をすることがありますが、もし、報道した関係者が本当にそう思ったなら(わざと視聴者の関心をひくために演出したのでなければ)、それは取材不足だし、勉強しなさ過ぎです。
もっとも、倒産した側がメディアに勘付かれないように情報を隠蔽することはよくありますけどね。
私はこれまで十数社で働いた経験がありますが、そのうち、勤務先の会社が消滅してしまったとか、勤務していた事業所が閉鎖したのは併せて三度経験しています。
その経験からはっきりわかったのは、事業がうまくいかなかったり、組織がガタガタになる時って、何年も前からその兆候が出ているんですよね。
私の過去の勤務先の中には、現在でも順調に事業を継続しているところもあるので、そういったところとそうでないところを比較すればそれがよくわかります。
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2024年10月05日
日本人高齢労働者 vs 外国人若者労働者、どっちが仕事できる?

(現場ではよくわかる仕事人のレベル)
労働力人口比率(人口に占める労働力人口の割合)について国が調査した直近のデータによれば、65〜69歳で何かしら仕事をしている人の割合は52.0%、70〜74歳では33.9%となっており、いずれも長期的に見れば上昇傾向であるとか。
“人生100年時代”ともいわれる昨今、さもありなんといった調査結果かもしれません。
私は現在60歳ですが、仕事人としていろんな力が衰えてきていることは実感しつつも、自分ができる仕事さえ見つかれば現役仕事人としてまだまだやっていけそうな気がしています。
おそらく、同世代の多くの人はそんな思いを持っているのではないかと想像します。
そんな日本社会の労働市場においては、現在、多くの日本人の高齢労働者と外国人の若者労働者が混在して働いています。
私が飲食業界で働き出してからかれこれ10年以上の歳月が過ぎましたが、この間、いろんな職場を経験していく中で、たくさんの日本人の高齢労働者や外国人の若者労働者と一緒に仕事をしました。
その経験から、これはあくまでも私の主観的な見方ですが、どちらが仕事の現場で生産性が高く、どちらが仕事ができるかといえば、それはもう外国人の若者労働者だと感じています。
どうしても流ちょうな日本語と日本語の書類の読み書き能力が必要とされるような仕事でもないかぎり、外国人の若者労働者のほうがいい仕事をします。
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