2025年05月18日

他人の仕事ぶりを観察する習慣を身につけよ

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(他人の仕事ぶりに関心はありますか?)
私は、自分の仕事とは直接関係ない他人の仕事でもその仕事ぶりを観察する習慣があります。
例えば、私生活でスーパーに買い物に行った際は、店員さんたちはどんな動きをしていて、どんな接客をしていたかとか、床屋に行ったら、理容師さんはどんなふうにお客さんの要望を聞き出し、どんな接客をしていたかとか。
そして、それによって自分は客側としてどんな印象を持ったかを考えています。
要するに、こういうことをすることによって、自分の仕事のやり方を見直すことができるのです。
店員さんにこんな対応をされたら嫌な気分になったという出来事があれば、「なるほど、こういう対応のされ方をしたら人は気分を害するんだな」ということがわかるわけです。

勤務先では立派な肩書きがあっても、私生活は自由奔放でいいとばかりにスーパーの店員さんの前で偉そうに威張って傲慢な態度をとるようでは、仕事人としては大したことないと言わざるをえません。
もっとも、私の仕事人人生の経験上は、組織で高い地位に就いている人の多くはわりと人格的にも立派な人が多く、相手がどういう職業の仕事人であろうと丁寧な対応をしているように見受けます。
下積みから苦労して出世した仕事人は、仕事の大変さとか苦労というのを身を持ってわかっているので、他人の仕事に対しても敬意を払う謙虚さを持っています。
はっきり言いますが、ああだこうだと文句ばかり付ける仕事人は三流の仕事人です。

最初に紹介した私の習慣は、実は若い頃から身についていたものではありません。
転職を重ねいろんな仕事を経験し、逆の立場の仕事などを経験しているうちに、どんな仕事からでも学べることがあることに気付き、それで他人の仕事ぶりを観察するようになったのです。
そして、その習慣が身についてみると、自分自身の仕事にも役立つことがたくさんあったというわけです。
仕事は仕事、私生活では仕事のことは一切忘れたいという気持ちもよくわかりますが、仕事人として成長を続けていくにはそういう習慣を身につけることも大事かなと思う次第です。

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2025年05月17日

仕事人なら、“仕事の品質”にこだわれ!

トヨタ式
(あなたは自分の仕事の品質にこだわりを持っていますか?)
私が大学卒業後に就職したのは、電機業界の日系大手メーカーでした。
この会社の在職中は、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)について徹底的に叩き込まれ、仕事の品質の重要性について教え込まれました。
私の今日に至るまでの仕事人人生において、これが私の仕事人としてのベースになっており、そしてそのノウハウやスキルは貴重な財産になっています。
かつて日本は世界に冠たるモノづくり大国でしたが、これは、日本人の仕事人たちの品質に対する徹底的なこだわりが生み出したものでしょう。
個人的な意見ではありますが、私はこのこだわりは今もこれからも失ってはいけないものだと思います。

昨今は、AIだなんだと先端技術のことばかりが大きな話題になっていますが、どんなに技術が進歩しようとも、仕事人一人ひとりが自分の仕事の品質にこだわらなくなったら社会も企業もいずれ成長は止まり、逆に衰退していくのではないかと思います。
考えてみて下さい。
あなたの目の前に2台の車があったとします。
あなたはそのうちの1台を自由に選んで乗る(運転する)ことができます。
1台は最先端の技術を駆使して作られた車ですが、故障してよく事故を起こすとの評価があります。
もう1台は少し前のモデルの車ですが、とにかく故障が少なく事故率も0の実績があります。
さて、あなたはどちらの車に乗りたいですか?
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2025年05月11日

歳を取るというのはこういうことなのかなぁ(ボソッ)

窓の外は晴れ
(あなたのライフスタイルは歳を取って変わりましたか?)
今日は5月11日、日曜日、ただ今、時刻は午前9時前。
外は晴れていて、開けている窓から入り込んでくる風が心地良さを感じさせてくれます。
デスクがベランダ側の窓際なので、ブログ記事を書きながら、時々コーヒーを飲みつつ、キータッチの手を止めて、ぼーっとしながら窓の外の風景を眺めています。
ブログの記事を書くのはほとんど週末等の休みの時で、書くスピードは以前に比べたらゆっくりです。

私は現在60歳で来月の誕生日を迎えれば61歳になります。
考えてみると、40代ぐらいまでは、休みの日をゆったりまったり過ごした記憶はあまりなく、天気が良かったら外出して出歩いたりとか、部屋にいる時は本を読んだり、何かの勉強をしたりして自己啓発に努めたりと、どちらかといえば忙しく過ごしていたような気がします。
ブログの記事もほぼ毎日更新していました。
当時は体力もあったので、ぼーっとしている時間などは「もったいない」という思いが強かったのかもしれません。

しかし、今は、長い時間ぼーっとしているのは好きだし、天気が良くても、病院に行くとか買い物に行くとか用事がなければめったに外出しません。
平日は早朝から夜まで働くことが多いので、その反動で疲れをとる上からも極力週末はゆったりまったり過ごしたくなります。
若い頃はどんなに長時間仕事をしても、空いた時間を自己啓発のために使っていたので、加齢でライフスタイルが変わったことを実感しています。
と同時に、歳を取るというのはこういうことなのかなぁとしみじみ思う今日この頃であります。

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2025年05月10日

言いたいことを口にするのはよいが、“口は禍の元”も意識せよ

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口は禍の元”ということわざがあります。
不用意な言葉は災いを招く元になるので言葉は慎むべきという意味です。
軽はずみや不注意な言葉がトラブルや不幸を招く恐れがあるため、慎重に言葉を選ぶべきだという戒めです。
このことわざや意味は知っていても、日常生活において発する言葉の中には、自分で後から振り返って「あんなこと言わなきゃよかったなぁ」と思ったり、他人が聞いて「あの人、あんなこと言わなきゃいいのに」と思う言葉はよくあるものです。

特に仕事の現場においては人間関係に利害が絡むので、一度発した言葉が独り歩きして後悔につながることだってあります。
自分はそんなつもりで言っていなかったのに、言われた他人はそれを悪く解釈し言った本人の評価が落ちることはありがちなことです。
身近な例ですが、最近、職場の上司が辞めたいということを部下の前でよく口にします。
言われた部下の側は神妙な表情をしてその言葉を聞くわけですが、上司の指示命令のもとで働く部下としてはそんなことを言われたら仕事に対するモチベーションが下がるだけです。
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2025年05月06日

捨てて、捨てて、捨てて、、、その先に気付くもの

現在の蔵書
(あなたは所有物を捨てる勇気を持っていますか?。写真は現在の蔵書)
以前の記事でも書いたことがあると思うのですが、私は、50代以降、“終活”を意識し、その一環として個人の所有物を減らす(捨てる)という活動を続けています。
その中でも一番力を入れたのが蔵書を減らすことでした。
30代の頃は、おそらくもっとも蔵書の数が多かったと思われ、1,000冊近くはあったのではないかと。
それだけあった蔵書も引っ越しの度に邪魔になったので都度捨ててはきたのですが、現在の住居に引っ越してからも大きな書棚いっぱい分はありました。

それだけあった蔵書も一冊ずつ手に取って価値判断をしながら少しずつ捨てていったら、現在では40冊に満たない程度まで減りました。
我ながらよくここまで減らせたものだと感心しています。
というのも、かつては読書家で読んだ本には愛着があり過ぎて捨てられない性分だったのに、終活を強く意識し出したらあっさり手放せたからです。
考えてみると、私の場合、一度読んでそれ以来読んだことのない本や、買ったのに一度も読んでいない本など、言ってみれば死蔵品みたいな本が多かったのです。
そういう意味では、それらの本を捨てたところで何も困ることはなかったわけです。

昨日の記事で、今後は立場とか地位といったものを重視しない生き方をしたいといったようなことを書きましたが、これも先程述べた本の処分と同じようなもので、それまで大事に思っていたものを捨てたら、実は生きる上で(日常生活において)何も支障はなかったということです。
私が身の周りのいろんなものをどんどん捨てていく中で、一番の大きな気付きはこのことでした。
よく、整理整頓のコツは“捨てる”ことだと言いますね。
若い頃は稼ぎが増える度にいろんなものを買って所有物を増やし、それが自分の豊かさにつながっているような気がしていたのですが、今になって思うのは、物欲というのは結局のところ精神的豊かさとイコールではなかったということでしょうか。

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2025年05月05日

立場や地位ではなく、味のある人間になろう!

『牧野』(本所吾妻橋)瓶ビール
(あなたはどんな人間になりたいですか?)
50代以降の人生においては料理作りを趣味でも仕事でもやっているので、他人が作ったものであれ、自分で作ったものであれ、それぞれの料理を味わっては「料理っていいなぁ」とつくづく思います。
料理というのは、作り手、作り方、食材、調味料、その他諸々によって料理それぞれの味が出るんですよね。
これは人間も同じで、本来、人間というのは一人ひとり個性があって料理みたいに味があるものだと思うんです。
私は現在60歳で来月の誕生日を迎えれば61歳になります。
最近よく思うのは、これからは、立場とか地位とかではなく、一人の人間として味のある人間になろう、また、他人を見る時はその人の味に注目しようということです。

思い起こしてみると、20代から40代まで企業の正社員として働いていた頃の私は、とかく、他人を立場や地位で見てその人物像を判断し、自分自身も他人からその視点で見られ判断されているであろうと思い、自分の立場や地位を気にする人間でした。
簡単に言えば、他人も自分も受験勉強時の大学の偏差値で見るようなものでした。
有名な企業に勤めている人、高い肩書きの付いている人は立派な人、偉い人で、逆に無名の会社に勤めている人、肩書の低い人は大したことなく付き合っても益がない人、極端な言い方はすればそんな感じでした。
だから、大学卒業後は、大企業への就職、転職先も大企業、そして仕事人として目指すのはキャリアアップ(地位向上、年収アップ)というのが目標でした。
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2025年05月04日

それぞれの連休の過ごし方、私の場合

赤羽の夜
(楽しきかな、長期連休)
このゴールデンウイーク(GW)は、カレンダー通りの休暇、それ以上の長期休暇、こういう時こそ仕事が忙しい、いろんな方がいらっしゃると思います。
お休みできない方には大変お疲れ様です!と申し上げます。
私の仕事先はカレンダー通りの休暇で、昨日(5月3日)〜5月6日までの4連休、今日はその連休の二日目です。
まとまった日数での休暇がある時は、毎回のことではありますが、近所に住んでいる弟が泊りがけで遊びにやって来るので兄弟で過ごしています。

昨日は、以前勤めた会社の元同僚が東京転勤になったというので、久しぶりに会って酒を酌み交しながらかつての仕事話などで盛り上がりました。
私は日頃はまったく外飲み(外食)をしませんが、こういう時はやはり飲み付き合いということで、今年に入って外飲みは今回で二回目です。
一回目は、これまた以前勤めた会社の元同僚たちとの飲み会でした。
会社の正社員時代は同僚たちと仕事帰りに飲む機会も多かったのですが、非正規雇用の立場で働くようになってからはそういう機会はなくなりました。

というわけで、昨日は弟以外の誰かと会う用事がありましたが、今日から連休最終日までは、自宅でネットしたり、買い物に出掛けたり、近くの銭湯へ行ったりしてのんびり過ごそうかと考えています。
ちなみに、弟が我が家にいるのは今日の夕方までで、一緒に夕食をとったら自分の家へ帰る予定だそうです。
皆さんはこのGW、どのようにお過ごしですか?

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2025年05月03日

評論しかできない人と現実を知る人の違い

さらりーまん野戦学
(あなたの発言、評論家風になっていませんか?)
私の周囲には大企業を定年後に現在年金暮らしという人がそこそこいますが、そういう人たち中には暇にまかせネット上で自分の主張をしている人たちもいます。
世の中の出来事について、国際政治経済のことについて、諸々の事件について、その他社会全般について、などなど。
私は残念ながらこういう書き込みにはほとんど目を通しません。
なぜなら、私は現役仕事人なので自分の実利につながることにしか興味がなく、素人の評論にはまったく興味がないのです。
その人がその分野の専門家で知見のある人なら一読の価値はあるかもしれませんが、脱サラして組織の束縛から解放されたことで言動が自由になったから発言するというのは、本人の自己満足にしかすぎないからです。

かつて長期間無職暮らしをしていた時、現役仕事人の友人に対しあれこれとあるべき仕事論を熱く語ったことがあったのですが、その際、友人からバシっと言われたことがありました。
「お前は仕事人じゃないからそんなただの理想論を語れるんだよ。お前だって、組織の一員だった頃は何もできなかっただろうに」と。
その時は、痛いところつかれたなぁと思いましたよ。
まったくその通りだったからです。
そう言えば似たような例を思い出しました。
だいぶ前のことですが、霞ヶ関官庁の若手たちが集う勉強会に一個人の資格で参加したことがありました。
勉強会の後の懇親会の場で、ある若手官僚がこんなことを言っていたのが印象に残っています。
「今TVなどのメディアでよく登場する評論家の〇〇氏は、官僚や自分の出身官庁の批判を売りにしているけど、あの人は現役官僚時代はあまり活躍していなかったんだよなぁ」と。
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2025年05月02日

正規労働者と非正規労働者の決定的違い

働くということ
(あなたは今のご自身の働き方に納得できていますか?)
私は、約10年ほど非正規雇用の労働者として仕事をしています。
それ以前はいくつかの会社で正規雇用の社員として働きました。
その経験から、正規労働者と非正規労働者の間には決定的違いがあるように感じています。
なお、これはあくまでも個人的経験に基づく主観的な見方なので、違う経験をして違う見方をされる方は、ここで述べるのは参考程度に受け止めていただければ幸いです。

非正規雇用の立場で仕事していてつくづく思うのは、仕事なので誰かの指示命令のもとで動くわけですが、中身はわりと単純なものが多く作業的なものばかりです。
そして、正社員のように組織できちんと計画された教育訓練を受ける機会はめったにないので、与えられた仕事の意義も今一つ理解できないまま、ただこなしている印象があります。
上司から「これをこういうふうに処理して(やって)下さい」と言われたら、「はい、わかりました」という感じでしょうか。
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2025年04月29日

歳とってから稼ぐのは大変だわ!

老後の人生
(思い通り稼げていますか?)
私は現在60歳。
仕事は施設食堂の調理補助で、身分はパート従業員。
賃金は時給制で、たまに支給される賞与は雀の涙。
休みは、土日祝とGW、夏期、冬期の長期連休。
固定給ではないので、休みが多ければそれだけ収入は少なくなります。
パートといってもフルタイム(1日8時間)勤務、かつ残業もそこそこあるので、平均月給は20万円程度です。
ただし、それは総額なので、そこから税金やら社会保険料が差し引かれ、実質手取りは10数万円といったところです。

一人暮らし、かつ生活はわりと質素なので、やむを得ぬ出費がなければ1ヶ月の生活費は何とかなっています。
やむを得ぬ出費というのは、例えば、先月、郷里の母が死去したことに伴う帰省では約1ヶ月の給料相当の出費があり、そういったものです。
働けなくなった老後の生活に備え貯金もしたいところですが、先程言ったやむを得ぬ出費などもあってままならない状況です。
それでも、今後も生き抜いていくには多少なりとも稼いで貯蓄を増やしていくしかありません。

今一番留意しているのは、自分自身の健康を維持することです。
体力も維持したいところではありますが、加齢とともに体力が落ちていくのはいたしかたありません。
健康で体力も年相応にあれば、何とか自分に合った仕事を見つけ頑張れるのではないかと思っています。
現在就いている仕事は、今の私の状態には合っているかなと思います。
そんな私ではありますが、歳とってから稼ぐのは大変だな〜とつくづく思う今日この頃であります。
あなたはいかがですか?

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2025年04月27日

仕事人人生は長期戦、休日はしっかり休んで英気を

近所の公園
(今の仕事はまとまった休みをとれますか?)
今週はGW休暇で久しぶりにまとまった休暇がとれるという仕事人も多いのではないでしょうか。
私の現在の仕事先は、数年前には10連休というのもありましたが、今年はカレンダー通りで、5月3日〜5月6日の4日間が連休です。
まぁ、私の場合は時給制の非正規労働者なので、休日の日数はこれぐらいのほうがちょうどいいかなと思っています。
正社員で給料が固定給だった頃は長期休暇大歓迎だったんですけどね。

もちろん、サービス業や自営業(フリーランス)など仕事柄まとまった休みはとりにくいという仕事人もいると思います。
実際、私もかつて飲食店で働いていた頃は、週休は1日、長期休暇は年末年始の数日間のみという時があったので、なかなか休めない人の大変さはわかります。
そういう仕事に携わっている方々には「お疲れ様です!」と慰労の言葉をお掛けしたいと思います。

なんにしても、仕事人人生は長期戦です。
特に私のように高齢労働者の域である60代ともなると、若い頃のような体力はないし、健康不安もあります。
最近は、休める時はしっかり休み、次の仕事に備え英気を養うことを心掛けた生活を送っています。
もう自分の心身に大きなダメージを与える無理や無茶はしません。
仕事人の皆さん、お互い、このGW休暇はしっかり休んで英気を養おうではありませんか。

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2025年04月26日

仕事は、歳とってからのほうが面白さに気付くこともある

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(仕事ってね、奥が深いんだよね〜。歳とってから気付くことも多いんだ)
私は現在60歳で仕事は学生専用マンションの食堂で調理の仕事をしています。
飲食の仕事に就いたのは50歳頃の時だから業界歴はかれこれ10年ほどになります。
それ以前の仕事とはまったく違う未経験の仕事だったので、最初は仕事を覚えるのも大変な上に上司や先輩たちから叱られたりイジメられたりで辛い思いばかりしていましたが、今は仕事に慣れ、こう言っては何ですが一人前に仕事ができているような気がして仕事に面白さを感じています。
この仕事に就くにあたっては、それ以前のいろんな仕事経験を経て思うことがあり、とても興味を持っていた仕事だったので、今の心境に至ることができたという点については、大袈裟かもしれませんが天職に巡り合えたのかなと思ったりもしています。

先日、私の古くからの友人がこんなことを言っていました。
その友人は若い頃に飲食の仕事に就き長くその仕事を続けていたのですが、嫌になって転職し現在は介護の仕事をしています。
いわく、「私もかつては調理の仕事をしていたけど、ただただ忙しいばかりで楽しさを感じることはまったくなかった」と。
実は私は友人の気持ちがよくわかるんです。
現在の仕事だって忙しいし、この10年の間でも仕事に追われる毎日で寝る時間や休日が少なかった時は仕事に楽しさとか面白さを感じることはできませんでした。
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2025年04月25日

組織人なら、上司批判にはリスクが伴うことを知っておくべし!

両津勘吉像1(亀有)
(上司批判、よくやりますか?、それともあまりやりませんか?)
どこかの組織に所属して働いているなら、自分の上司がどんな人物であれ、上司批判にはリスクが伴うことを知っておいたほうがいいでしょう。
組織というところは何かとストレスが溜まりやすく、特に上司の自分に対する対応・態度によっては、仕事に対するモチベーションが上がらず、毎日辛い思いが募るばかりなんてこともあるでしょう。
時には、上司の無能ぶりや自己保身ぶりに我慢ができず、周囲に不満をぶちまけたり、上司のさらに上司に直訴に及ぶということだってあるかもしれません。

私は現在60歳でこれまで14回転職し、現在15社目で非正規雇用の立場で仕事をしています。
そんな私が自分のこれまでの仕事人人生を踏まえながらつくづく思っているのが、冒頭で述べたことです。
上司批判にはリスクが伴うとはどういうことなのかというと、はっきり言って、組織内での出世というのは、その人の能力とか実績だけで決まるものではないので、上司よりも自分のほうが能力も実績もあるという思いで上司批判をしたとしても、組織側は逆に部下のほうを組織を乱す好ましからざる人物とみなすこともあるからです。
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2025年04月20日

カルチャーがまったく異なる会社を経験してみよ、大いに勉強になるから

ドイツ人と私
(あなたの常識は世の中の非常識?)
私はこれまで転職14回、現在15社目に勤務しておりますが、この転職歴の中でとても面白い経験をさせてもらったことがあります。
それは、ある外資系企業(米国系グローバル企業)からNTT系の日系企業に転職した経験です。
外資系企業勤務時代、私は役員会の事務局の仕事をしていたことがありますが、当時、同企業のトップ(CEO)は本国から赴任してきた米国人でした。
ある時の役員会でこんなことがありました。
トップがプレゼンをする際、全役員にこんな資料が配布されたのです。

たしか、7枚程度のパワーポイント作成資料でしたが、すべてのページに書かれていたのは、“コミュニケーションは大事!”という言葉で、それもかなり大きなサイズの文字、情報はそれだけでした。
だから、資料を手にした人の中には、「なんじゃ、こりゃ!」と思った人もいたはずです。
要するに、トップは、経営の意思決定機関である役員会で決まった事柄を確実に実行するには、出席者全員が決定事項を理解した上で、それをコミュニケーションを通じて部下と完全に共有することが大事であるということを伝えたかったわけです。
とてもシンプルでしたが、同席していた私でもよくわかるトップのメッセージでした。
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2025年04月19日

他人(企業)はその人(企業)にとっての利益を常に考えているものである

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(相手の言葉を真に受けてしまっていませんか?)
私は現在60歳。
新卒で日系の大手メーカーに就職した後、これまで14回の転職をし、現在非正規雇用の身分で15社目で働いています。
そんな私が、組織、ビジネス社会に身を置きながらつくづく感じていることがあります。
それはね、“他人(企業)はその人(企業)にとっての利益を常に考えているものである”ということです。
そんなのは当たり前じゃないかと思った人は、おそらく、それなりに世渡りの上手な人のような気がします。

というのも、最近、職場の同僚たちの言動を観察しながら、「あれっ、この人、他人(会社)の思惑に気付いていないのかな」と感じることがしばしばあるからです。
私の現在の身分は非正規雇用ではありますが、かつては、正規雇用で組織のトップのそばで仕事をした経験もあるので、組織(会社)の本音と建前みたいなものを嫌というほど見てきました。
現在の職場の同僚たちは上司を含めそういった経験のない人たちばかりです。
だから、組織の上部からいろんな指示命令があるとそれに忠実に従って業務を遂行し、その指示命令の背景にある思惑にまでは思いを巡らすことはないようです。
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2025年04月13日

自分の仕事周辺を観察すれば、ビジネスチャンスはいくらでもある!

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(ビジネスチャンス?、まずは身近なところからですよ!)
新規ビジネスだのビジネス拡大なんていうと、なんか難しそうと思い込んでしまう人は多いかもしれません。
特に、こんな業務命令を仕事人経験が狭く浅い若い人が受けたら、「まずは関連書籍を読むことから始めよう」とか、「有望とみなされている分野の市場調査等のマーケティングが大事だな」とか考えたりするかもですね。
実際、私が若い頃はビジネス書おたくだったので、とにかく書籍や新聞等の活字を通して得た情報をもとに新規ビジネスやビジネス拡大のアイデアを考える傾向がありました。

しかし、現在60歳の私がこれまでいろんなビジネスやビジネス環境を経験してきて気付いたのは、“自分の仕事周辺を観察すれば、ビジネスチャンスはいくらでもある!”ということです。
私は、現在学生専用マンションの食堂で非正規雇用の調理スタッフとして働いていますが、今の環境下でいろんなこと、いろんな場所を観察しているだけでいろんなビジネスが発生していることがわかります。
このマンションはある運営会社が管理していて全国中に同様のマンションがあります。
入居しているのは、主に他地域出身の大学生や専門学校生、また、最近は海外(特に中国)からの留学生です。
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2025年04月12日

何十年もその仕事をやっていながら、仕事ができないってどういうこと?

東京オペラシティ4
(おいおい、あなたは長い間一体何をしてきたんだい?)
時々、こういう情けない仕事人に出会うことがあります。
大企業で何十年も経理の仕事に関わり、経理関連のことなら幅広く実務を経験しましたと。
ところが、その人が零細企業に転職し、ある日オーナー社長から「おい、これをうまく経理処理しとけ」と言われ、何かで使ったお金の領収書を渡されたら、その瞬間頭が真っ白になりどうしていいか困ってしまったと。
経理のプロがそんなことはないだろう、って?
いやいや、現実にはこういうケースって意外にあるんですよ。
大企業勤務時代は、わからないことがあったら指導してくれる上司がいて、詳しい先輩や同僚が懇切丁寧に教えてくれたかもしれませんが、そういう周囲の手助けが一切ない環境になったらパニックに陥る人が必ずいるものです。

何を隠そう、私もその一人でした。
新卒で大企業に入社し、その後いくつかの大企業に転職した後に中小企業に転職した際、担当者が自分一人という環境になった時には、本当にわからないことが多く、「あー、私はこれまで実践で役に立つことは何も身につけてこなかったんだなぁ」とつくづく自分の非力さを感じたものでした。
仕事人人生においてそういう経験をしたものだから、40代の後半でまったく未経験だった現在の飲食の仕事に就いた際は、ゼロからすべてを身に付けてやろうぐらいの気合で、調理専門学校に入学して基礎を学んだ後、今日に至るまで、いろんな仕事先を渡り歩きながら(転職9回)、必死になっていろんなノウハウ・スキルを身に付けました。
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2025年04月11日

組織では要領のいいやつが出世する、ただ

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(組織で出世したいですか?)
私は現在60歳、現役仕事人(組織人)です。
仕事先が変わることを転職というなら、新卒で入社した会社を皮切りに14回転職をし現在15社目に勤務しています。
大企業、中小零細企業、創業したばかりのベンチャー企業、外資系企業、業界は、自動車業界、電機業界、建設業界、IT業界、セキュリティ業界、人材業界、飲食業界、仕事内容は、総務、人事、経理、秘書、経営企画、品質管理、宣伝・広報、営業、営業管理、調理等々、とにかくいろんな組織や仕事を経験してきました。

そんな私が経験を通してわかったことは、“組織では要領のいいやつが出世する”ということです。
要領がいいというのは、二つの意味があって、一つは、物事の処理能力が高いこと、手際がいいこと、二つ目は、上手に手を抜くこと、人に取り入るのがうまいこと、です。
特に組織においては後者(二つ目)の要領の良さは出世にとっては大事です。
仕事を遂行する能力はものすごく高いのになかなか出世できない(しない)人は意外と多いものです。
逆に、仕事の遂行能力はほどほどのレベルなのに、鞄持ちではありませんが、上司や権力者にうまく取り入って(相手に気に入られて)出世する人がいます。
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2025年04月06日

「私にはできる!」という自信があれば仕事は楽しい!

オフ会
(あなたが自信がある仕事は何ですか?)
私は今、自分の仕事を楽しんでいます。
私は現在60歳ですが、現在の仕事である飲食の仕事に就いたのが約10年前。
それ以前はまったく畑違いの事務系の仕事をしていたのですが、その仕事では将来食っていけないと判断し、50歳を目前にした頃に思い切ってキャリアチェンジをし現在の職業を選びました。
この仕事が本当に自分に向いているかどうかもわからず、最初はまったく自信がないままスタートしました。
だから、この仕事でのノウハウもスキルも身についていなかった頃は、上司や先輩から「お前、やってみろ!」と経験したこともない仕事を指示されるといつも尻込み状態でした。

そんな私でも、いろんな仕事先でいろんな仕事を経験しているうちにいろいろと覚え、10年という歳月が経ってみると意外とたくさんのことができるようになっていて、そのことが自信となって冒頭の感じで仕事に取り組めるようになっています。
そういえば、駆け出しの頃、銀座の日本料理店で働いていた時に、当時の料理長からこんなことを言われたことがありました。
「料理人というのは、10年ぐらいするとそれなりに自信がつき自分で仕事を回せるようになるものだ。ただし、そこから一流というレベルまでいけるかどうかは、あとは本人の心掛け・努力次第だ」と。
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2025年04月05日

4月ぐらいは気分をリフレッシュしたいものだ

代々木公園お花見風景
(今月は新鮮な気持ちでいこう!)
今週から4月がスタートし、今日(土曜日)は私にとっては最初の週末の休みです。
個人的なことで恐縮ですが、実は先週の土曜日から体調を崩し、その後徐々に回復傾向はあったものの今週は体調がいまひとつな感じで仕事をしなければならなかったので、やっと休みに入りホッとしているところです。
季節の変わり目は体調を崩しやすいとよくいわれていますが、最近かなりの寒暖差があったのでそのせいもあったかもと思ったりしています。
皆さんもどうぞお気をつけ下さいね。

ところで、4月といえば多くの企業では新年度のスタート、また学校は入学式と節目の月です。
職場には新人、学校には新入生の初々しい姿が見られ、何となく気分がリフレッシュする感じがします。
私の現在の仕事先は、学生専用マンションなのですが、今年も多数の入居学生を迎え、私の仕事である食堂での食事作りも忙しくなりました。
同時に、新入生たちがたくさんやって来るので、「今年はどんなキャラの学生さんがいるかなぁ」と若者観察を楽しんでおります。
おそらく、企業の職場でもベテラン社員たちが同じような思いで新人たちを見ているのではないでしょうか。

長年仕事人をやっていると、どうしてもマンネリ化したり、若い頃持っていたはずのバイタリティを失っていたりするものです。
そんな状況の時に、若い新人たちと接することで少しの間でも気分がリフレッシュできるのはありがたいことです。
人生、仕事人の先輩としてこちらが教えることが多い反面、新人たちから教えられることもあると思います。
皆さんの職場に新人は入ってきましたか?
あなたが今新人に一番教えたい(言っておきたい)ことは何ですか?

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