世の中を斬る!

2023年08月15日

事実は視点を変えればまったく異なって見える

<10年前の今日、靖国神社を訪れた際の風景>
靖国神社参拝(1)

<10年前の今日、靖国神社で参拝する大勢の一般市民>
靖国神社参拝(2)

<10年前の今日、参拝する政治家を取材するために集まったマスメディア関係者>
靖国神社参拝(マスコミ)
(事実は自分でしっかり確認すべし)
今日は8月15日。
78回目の終戦の日です。
何年か前まではマスメディアでよく取り上げられる靖国神社に足を運んで参拝していました。
当時は、心から戦没者に哀悼の意を捧げるというような厳粛な気持ちではなく、話題性のある場所をよくニュースになる日に自分の目で見てみたいという思いから出掛けていたというのが本当のところでした。
自分がこの場所を自分の目で見る前は、いつもマスメディア(特にTV)の報道を通して情報を得ていたので、右翼関係者や保守系政治家が自分たちのスタンスを誇示する場所として利用するところ=靖国神社という認識しかありませんでした。

ところが、実際に現地に行って自分の目で見た風景は、マスメディアが報じたものとはまったく異なるものでした。
ものすごく大勢の一般の人たちがここを訪れ、暑い中長蛇の列を整然とつくって参拝していたのです。
一方で、そういった一般の人々の姿は無視するかのように、やって来る政治家をカメラに収めようと別の場所で待ち構えていたのがマスメディア関係者でした。
その時にはっきりわかりました。
「ははぁ、この人(マスメディア関係者)たちは自分たちの報道のためだけにここを利用していたのか」と。

ニュースについてはよくこんなことが言われます。
犬が人間を嚙んでもニュースにはならないが、人間が犬を嚙むとニュースになると。
つまり、よくありがちなことはニュースとしては面白くないので取り上げられないが、めったにないことはニュースとして面白いのでニュースにしやすいということです。
私は自分が実際に足を運んで自分の目で見た8月15日の靖国神社の風景を見てそのことを思い出しました。
そして、同時に、マスメディアが垂れ流す情報を鵜呑みにしてはいけないということを肝に銘じました。
「事実は視点を変えればまったく異なって見える」という教訓を得た出来事でもありました。
あなたは、私と同じような経験をしたことはありますか?

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yoron at 05:59|PermalinkComments(2)

2023年08月12日

思い入れが強過ぎると冷静な思考を失う可能性がある

IMG_2517
(あなたのその判断・決断、思い入れだけで行っていませんか?)
昨日、女子ワールドカップサッカーの準々決勝「日本 vs スウェーデン」の試合をネットのライブ配信で見ることができたので、前半戦の途中からでしたが最後まで見ました。
率直な感想としては、後半戦の終盤(アディショナルタイム含む)の反撃以外、日本の攻めにいいところはほとんどなく、2点リードしていたスウェーデンに1点は返したものの負けは確実だなという印象しかありませんでした。
前半戦なんて、シュート数が8本のスウェーデンに対し日本は0本だったし、試合運びを見ていても、スウェーデンの選手のパス回しがうまいのに対し、日本はパスがうまくできず相手側にとられる場面ばかりが目立っていました。

たしかに、スポーツの試合は最後までわからないということはありがちだし、そこがまた面白い点でもあるのですが、ただ、明らかに力の差があってその通りに結果が出る時というのはわりとわかるものでもあります。
今回対戦した両チームの最新のFIFAランキングによれば、スウェーデンの3位に対し日本は11位。
両者の試合運びのし方を見ていて、やっぱり、スウェーデンは客観的な評価に見合うだけの実力を見せているなという印象を受けました。
日本チームに勝って欲しかったというのは日本国民の一人として願いとしてはあったわけですけど、冷静な思考で見れば勝てる試合ではなかったというのが正直なところです。
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yoron at 05:10|PermalinkComments(0)

2023年06月04日

マニアックな専門家が活躍する時代になった

小僧大パーティ08「第4回小僧SNS大賞」
(今、何かマニアックにやっていることはありますか?)
今日のネット社会、動画社会を考察して強く感じているのは、世の中に情報があふれればあふれるほど、“マニアックな専門家”が活躍する環境になってきたなということです。
ある分野でそれなりに経験を積み、そこそこの知見があれば専門家とみなされたのがこれまでの時代ならば、これからは、ある分野についてとことん極め、かなりの知見を持つ人がその分野においてはより高く評価される時代になると。
仕事人の世界でいえば、たまたま就いた仕事に長く関わっていればその仕事のプロと思われていたのが、今後は関わった仕事の期間ではなく、どれだけその仕事に熟知し、その仕事でどれだけ成果を出せるかが厳しく問われるということです。

以前の記事でも書きましたが、私は大学時代に国際関係について勉強していたこともあり、現在進行中のロシア・ウクライナ戦争の展開を興味深く追い続けています。
大きな出来事なので専門家と称する多くの人たちがこの件に関しては論評をしていますが、私は、以前から東京大学先端科学技術研究センター専任講師の肩書を持つ小泉悠氏の言動に注目していました。
彼はロシアの軍事・安全保障政策を専門分野としているようですが、(言い方は悪いですが)風貌からしてややマニアックな雰囲気があります。
ただ、ロシア・ウクライナ戦争勃発以前にメディアに登場していた際の言動を見ていて、「この人は自分の専門分野についてかなり知見があり、話している内容にはかなり納得できる」という印象がありました。
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yoron at 08:53|PermalinkComments(0)

2022年11月02日

どこかでアナログな感覚を持っていたい

新しいdynabook
(便利なものでも依存のし過ぎは危険かなと、心配し過ぎでしょうか)
デジタル給料ですか、、、世の中どんどん進んでいきますね。
便利な世の中になっていくのは歓迎ですけど、個人的には、常にアナログな感覚を持っていたいと思います。
なぜならば、いつ何時システム障害が発生して自分が使っている便利なものが突然使えなくなる可能性は絶対あるよなと。
悪意を持った人(団体、国)がサイバー攻撃で世の中のシステムに障害を発生させる可能性だってあるし。
そういった時に思考停止してパニックになって何もできないようではまずいなと。
ネット、システム、デジタルの世界には(予想できないものも含め)いろんなリスクがあるような気がするので、自分自身の日常においてはいろんなことをアナログ(昔ながらのやり方)でもやれるようにしておくつもりです。

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yoron at 23:11|PermalinkComments(0)

2022年08月21日

日本はリスク対応力がない(動きが遅い)、自分の身は自分で守るべし

国会議事堂1
(自分の身は自分で守る覚悟、準備って大事ですよね!)
私は大きなテーマではあまり記事を書かないことにしているのですが(自分一人の力ではどうしようもないことについて思うことを述べたところで生産性はないと思っているので)、あるTV番組の出演者が台湾有事で起きるであろう出来事についてこんなことが起きる可能性があると言っていたのを聞き、それがその時点では私の頭の中になかったので気付きとして書きたいと思います。
その番組では、中国が台湾統一のために武力侵攻をする台湾有事が起きた際、日本はどう動くべきかについて議論が交わされたのですが、出演者の意見の中では、米国と一緒になって中国の動きを封じる行動をするとか、台湾在住の日本人や近隣の日本領土の島々の島民の避難をどうするか、みたいな話がよく出ていました。

これに対し、私が興味をひかれた意見は、中国側が日本の行動をけん制する方策の一つとしては、中国本土の日本人を拘束するなどのやり方もあるだろうということでした。
そう言われてみると、中国はこれまでもそういうやり方をやってきたし、私がもし中国側の政権だったら、日本のリスク対応力がないのを見越してこの手はありだなと思いました。
中国は人権無視の専制国家なので、日本に不満があると中国本土に進出している日本企業の破壊活動を行ったり、容疑も不明のまま在住の日本人を拘束したりしています。
これに対し、日本は自国においては対抗措置としてこのような行動はしません。
良識ある国といえばかっこよく聞こえますが、弱肉強食の国際社会においては、リスク対応力がない国にしか見えない面もあります。
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yoron at 06:08|PermalinkComments(0)

2022年05月07日

ロシア・ウクライナ全面戦争の行方、私が予想していること

国会議事堂1
(たまには大きなテーマで語ってみます)
私は自分ではどうにもならないような大きなテーマは記事にしないことが多いのですが、ロシア・ウクライナ戦争については、現在進行形の出来事で情報が多いのと、大学時代に国際関係(歴史含む)を熱心に勉強したことから興味があるので、自分なりに今後の展開について予想していることを少し述べてみます。
ここで私が参考にしたいのが、かつて、大東亜共栄圏構想をぶちあげ(いちおうアジアの解放を大義名分として掲げたようだ)、無謀にも勝ち目のない大国アメリカを相手に太平洋戦争を行った我が国の行動です。
なぜ参考にするのかといえば、今のロシアの行動がかつての日本にダブって見えるからです。

第一次世界大戦後、戦勝国側になった日本は当時の国際機関だった国際連盟で常任理事国の地位を占めました。
そして、以後大国として軍備強化をはかり、当時の軍事大国だったアメリカやイギリスなどと張り合うぐらいの勢いを持っていました。
だから、当時は国としてけっこう強気の態度がとれていました。
しかし、いい気になって領土的野心を持ち、軍事力等にものをいわせてあちこちに進出していった結果、いろんな国々と利害がぶつかるようになり、最終的には、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国等現在の国連の常任理事国を敵に回して戦争をするハメになってしまったのです。
日本が負けるのが必然だったのは、戦略面もさることながら、決定的なのは国力以上の戦いをしてしまったということです。
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yoron at 07:34|PermalinkComments(0)

2022年04月10日

想像できる自分のリスクには常に備えを

防災避難グッズ
(あなたが想像しているあなた自身にふりかかりそうなリスクとは何ですか?)
多くの人が毎年健康診断を受けていると思います。
健康診断を受けるのは、事前に自分の身体に異常がないか診断し、異常があれば処置を行うためです。
若い頃は会社が実施する義務的行事に参加するぐらいの感覚でいたのですが、歳を取れば取るほどに、自分の健康上に問題が多くなればなるほどに真剣に受診するようになりました。
私ばかりでなくそういう人は多いのではないでしょうか。
なぜそういう意識の変化があるのかといえば、それはリスクに対する意識が高くなっていくからです。
若い時は多少の病気なら早く回復できる可能性は高いのですが、歳取って体力がなくなると回復力も落ちてきて、それが一層健康不安を増長させるのです。
各自の意識はどうあれ、毎年健康診断を受けられる仕組みがあるのはいいことだと思います。

こういう仕組みがある場合はいいのですが、一人の人間の人生を考えた場合、各自が想像力を働かせて自分のリスクを考え対策を立てていないとどうしようもない事柄はたくさんあります。
もろろん想像を超えたリスクも世の中にはたくさんあります。
現在進行形の最近の出来事でいえば、誰がロシアという国連常任理事国が近隣の主権国家であるウクライナに対し全面攻撃をする事態を想像できたでしょうか。
多くの国々が非難しているにも関わらずいまだに攻撃を続け人間の殺戮を行っている、過去二度にわたる世界大戦の教訓も生かされない現実が目の前にあるのです。
被害を受けている多くのウクライナ人は今の状況を想像すらできなかったのではないでしょうか。
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yoron at 06:38|PermalinkComments(0)

2022年02月24日

ロシア、ウクライナへ侵攻開始。日本企業へ悪影響の可能性大

001 (5)
(難局到来にどう対応すべきか)
本日、各メディアでロシア軍がウクライナへ侵攻を開始したと報じました。
日本のメディアの中には、日本人には遠くの地(ヨーロッパ)の出来事に関心が低い人もいるみたいな表現をするところもありますが、私から言わせりゃ、アホかいなというレベルです。
そりゃ、もちろん、日本に軍事的脅威が差し迫っているわけではないでしょう。
しかし、経済面はグローバル化しているので、今後物価等いろんな面で影響を受けるのは間違いないことです。
エネルギー価格が大幅に上昇するようなことがあれば、新型コロナの影響以上に多くの企業に打撃になる可能性があります。
そうれば、多くの企業の業績が悪化し、リストラ、倒産などが発生するかもしれません。

私は上記のように予想しています。
そして、我が身についてもやや心配しています。
私が現在就いている仕事はすぐに影響が出るとは考えにくいですが、それでも、仕入れ等で価格上昇があれば仕事上でのコスト削減を求められるでしょうし、会社の業績が悪化するほうに動けば人件費面での影響も免れないでしょう。
そうやって連想していくと、自分を取り巻く環境が悪くなった時はどう動くか、そういうことまで考えざるをえないわけです。
とりあえず、今のところは、メディア情報に接したばかりなので、状況の推移を注視するしかなさそうです。
あなたは、今回の出来事(ロシア、ウクライナへ侵攻開始)について、自分の仕事(勤務先、業界)にどんな影響が及びそうだと思いますか?

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yoron at 14:28|PermalinkComments(0)

2022年02月19日

結局、力がなければ他人に影響を与えられない

『神社人』設立記念パーティ3(宴会風景)
(自分の力不足を痛切に感じた経験はありますか?)
大学時代、国際関係にとても関心があってかなり突っ込んで勉強していました。
そういうこともあって、現在のヨーロッパ情勢やアジア情勢、その他世界のいろいろな出来事に関するニュースや記事を興味深く見たり、読んだりしています。
私のこのブログでは、自分にはまったく手の届かないような事柄についてはほとんど記事にしない方針なのですが(書いたところで意味のないたんなる評論にしかならないので)、ただ、そういう事柄にまったく興味がないわけではなく、逆にどんな事柄からでも参考になる点は参考にしたいという考えです。
実は、国際関係をつくっているベースにあるのは人なので、いろんな国のメインプレーヤーがどういう動きをするかは自分の考え方や行動に大いに役立ちます。

例えば、現在ヨーロッパ諸国、そしてその他の国々をも巻き込んでホットな話題になっているウクライナ問題。
私の目には、結局、それぞれの駆け引きで威力を発揮しているのは軍事力なんだと映っています。
プーチン大統領は、西欧諸国との会談の際、簡単に言えば、「ロシアは核大国だ。なめんなよ」と発言したとか。
核大国は世界を巻き込むかたちで核を拡散させないという合意をしていながら、いざ自分自身が不利な状況になったら、こちらは核を持っているんだと恫喝する、まさにご都合主義の何者でもないでしょう。
そりゃ、既得権益を持っている国(人)はその権益を守り続けたいでしょうよ。
世の中、自分自身、周囲を見回してもそれはわかるはずです。
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yoron at 08:02|PermalinkComments(0)

2022年01月03日

時代の流れに無理についていく必要はないが、時代の流れは知っておくべし

IMG_2227
(年とともに時代の変化についていけない自分に気付きつつ、、、)
子供の頃、元旦の楽しみはいろいろありましたが、その中の一つに友人たちからの年賀状というのがありました。
当時は、皆んが手書きで自作の絵を付けていたりなんかして味わい深いものがありました。
こちらも何時間もかけて一生懸命書いたものでした。
時が経つにつれ、文面や絵(写真)が同時印刷した定型のものになり、脇に一言手書きしたようなものが主流になりました。
中には手書き文字が見られないものも増えました。
また、かつてはたくさんの年賀状をやりとりすることに意義を感じ、たくさんの年賀状を受け取ると自分の人脈の広さを誇らしく感じたものです。

しかし、さらに時が経つにつれ、インターネットが普及し始めると、紙のハガキや手紙でのやりとりがネットに置き換わるようになりました。
考えてみれば当然の流れです。
コストも労力も激減するわけですから。
しかも、以前は一人ひとりのメールアドレス宛に発信した年賀メールは、SNSの普及でそれすら面倒になり、今は多くの人がSNS上で新年の挨拶を行い、つながっている人がそれに対する返信挨拶コメントをすることでおしまいです。
もっと手抜きのスタイルは、相手の新年の挨拶の投稿に「いいね!」ボタンを押すことで返信の挨拶に代えることです。
それでも、誰も失礼とは思わないし多くの人が同様のことをしています。
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yoron at 07:48|PermalinkComments(0)