仕事人の叫び
2024年02月23日
まったく秀逸ですな、『無理をさせ、無理をするなと無理を言う』
(無理のし過ぎはよくないと思うけど、仕事人なら多少の無理はすべし)
第一生命保険が毎年募集しその中から秀逸な作品を発表している「サラリーマン川柳」。
たまにしか見ないのではありますが、それでも、過去の作品で「こりゃ秀逸だわ〜!」と今でも記憶に残り続けているのが次の一句です。
『無理をさせ、無理をするなと無理を言う』
頑張っている人、苦労している人、辛そうな人などを見ると誰でもがつい口にしてしまいがちですよね。
「あんまり無理するなよ」と。
私も他人に対し何度この言葉を掛けたかわかりません。
しかし、現在59歳の私がこれまでの仕事人人生を振り返ってつくづく思うのは、仕事人というのは必ず無理を承知で自分の仕事をする時があるんですよね。
私は40代の時にそんな無理がたたって大病を経験したことがありますが、それでも、その後も仕事においては無理をする時があります。
そのような自身の経験も踏まえて、先程紹介した川柳が仕事人の本音に刺さる秀逸な作品だと思うわけです。
仕事をするにおいては、環境とか事情とかが無理を強いるというのもあるので、そういう時は気合とか根性のような精神論バリバリで乗り切るしかないのです。
続きを読む
yoron at 07:54|Permalink│Comments(0)
2024年02月18日
稼ぐには、金持ち企業・人を狙え、追加サービスを売り込め
(稼ぎたいのに稼げない、その理由について考えたことはありますか?)
かつて、ある中小企業で働いていた頃、営業マネージャーの会議で社長がよく言っていたのは、「お前たちは既存顧客だけの対応で手いっぱいになっていて拡販活動ができていない。売上を伸ばすには、現状を変え、お金を持っている企業を探して売り込み(新規開拓)をすることが大事だぞ。そのためにはどうすべきか知恵を出し、工夫して動け」と。
また、かつて勤めた外資系メーカーでは、外国人のトップが経営幹部の会議でこんなことを言っていました。
「顧客に製品単体だけを売っていては稼げない(利益は増えない)。製品を売った後のメンテナンスサービスも一緒に売ったほうが稼ぎは増えるのでその戦術でビジネスを展開するように」と。
こういうトップの考え方というか指示命令はまったくその通りでしょう。
営業にとって新規開拓はとても大事な活動ですが、売り込み先を間違えてお金のない企業や人ばかりにアプローチしていては労多くして益なしの状態にしかなりません。
事実、私が勤務先で購買の仕事をしていた時に会社が業績不振だった際は、いろんな会社の営業マンが売り込みに来る度に、口では「検討させていただきます」と言いながら本音のところではほとんど買う気もなく適当に対応している感じでした。
しかし、営業マンによってはこの言葉を真に受け(脈がありそうだと勘違いして)その後もコンタクトしてきた人もいましたが、残念ながら相手の成果に結び付くことはありませんでした。
続きを読む
yoron at 08:34|Permalink│Comments(0)
2024年02月16日
何歳になっても叱ってくれる人がいるのはありがたいことだ
(叱られたら、なぜ叱られたのか考えてみよう)
自宅の書棚にあった以前読んだ本を先日から再読しています。
『叱ってちょーだい』(リクナビNEXT編集部、KKベストセラーズ、2006年発行)
内容は、20代、30代の若い仕事人たちの悩みに対し、有名人の先輩仕事人たちが喝を入れ、アドバイスをするというものです。
それぞれの悩みを読みながら、そういや、私も若い頃は似たような悩みがあったなぁとか、先輩仕事人たちの言葉を読みながら、そうだよなぁ私もそう思うよ、などと共感したりしています。
まぁ、長い仕事人人生においては、新人時代から始まり、いろんな経験を経ているうちに思いもどんどん変わっていくものなので、自分が悩んでいた当事者から悩んでいる人に喝を入れ、アドバイスをする側になるのは自然な流れかもしれませんね。
ところで、私は、何歳になっても叱ってくれる人がいるのはありがたいことだと思っています。
私は今年の誕生日を迎えれば60歳になりますが、職場では上司や同僚から叱られることがよくあります。
主には年長の上司からですが。
年長でなくても、仮に私より若い上司であっても、理不尽な叱られ方でなければ、自分の至らない点を指摘してくれたのだと受け止めるようにしています。
叱るというのは、感情にまかせて怒るというのは違って、ある意味相手のことを思ってやる行為でもありますからね。
だから、たんに怒鳴られたりするより納得できるところがあるんです。
続きを読む
yoron at 21:13|Permalink│Comments(0)
2024年02月12日
60代以降は、“健康と仕事のバランス”がより大事になる
(あなたは、これまでの仕事人人生において健康を害した経験はありますか?)
以前の記事で、今年は年始早々、職場の責任者が緊急入院したということを言いましたが、その責任者は退院こそしたものの、現時点ではまだ自宅療養が続いている状態です。
(聞くところによれば来週あたりから様子見しながら職場復帰のようですが)
この責任者は70歳近い方ですが、現在の職場は60代が多いため、それぞれに何かしら健康不安はあるようです。
かく言う私は、今年の誕生日を迎えればいよいよ60代に突入します。
そんな私の健康状態はといえば、血圧が高いので毎日降圧剤を服用しており、また、歯に炎症が発生したため根管治療を行っている最中です。
他にも、身内の兄弟姉妹の中にも病気患いをしている人が増えてきており、この歳になるとますます健康に気を遣わないとまずいなと思うことが多くなってきました。
仕事人人生の目標としては、以前から生涯現役を目指したいと言っていますが、それとて健康が維持できていることが大前提なので、とにかく、今後はより一層健康を意識しながら日常生活を送り、仕事を続けたいと思っています。
仕事というのは時には無理をしないとできない状況があったり、ストレスも溜まりやすいものですが、そこは健康に悪影響を及ぼさない範囲で頑張りたいと思います。
続きを読む
yoron at 08:04|Permalink│Comments(0)
2024年02月11日
予めわかっているなら、着々と手を打つのが賢明な生き方だ
(それって予めわかっていることですよね?、なぜ手を打たないのですか?)
人間、いつかは死が訪れます。
人生100年時代といわれる昨今ではありますが、何歳まで生きられるかは個人差があれど死ぬのは間違いありません。
勤務先に定年制度があるのであれば、いずれ定年は到来しその勤務先を去る日が必ずやってきます。
定年後の再雇用制度を設けている組織でも勤務期間には限界があります。
こういったことは、誰でもが予めわかっていることです。
わかっていることであれば、何もせずにその日が来るのを待っているのではなく、それなりに計画を練って着々と手を打つほうがいいに決まっています。
定年で勤務先を辞めた後も何かしら仕事をするつもりなら、定年前に次の仕事の準備をしておく必要があるでしょう。
定年後も働くつもりだなどと口では言いながら、勤務先での仕事が暇になったのをいいことにただぶらぶら遊んでばかりいては実際に定年を迎えた時に辛い現実に直面するだけです。
仕事人はやめて趣味を楽しむんだとばかりに趣味に熱中する人もいるようですが、定年後から死ぬまでの長い人生を考えれば、果たして趣味だけで充実した人生を送ることができるのか個人的には疑問があったりします。
まぁ、老後の生き方は人それぞれなので好きにすればいいとは思いますけれど。
続きを読む
yoron at 06:03|Permalink│Comments(0)
2024年02月10日
どんな仕事でも面白いと感じる時はある!、少し耐えてみよう
(仕事には忍耐力も必要、それは続けることできっと気付くはず)
私の飲食業界歴もかれこれ10年ほどになりますが、まったく未経験の分野に飛び込んだ最初の頃は辛いことが多くて、ほんと、自分にはこの仕事は向いてないから辞めようと思ったことが何度もありました。
もちろん、あえて未経験の仕事に挑戦したのは、それなりの思いがあったからではありますけど。
そんな私も、紆余曲折ありながら、仕事を続けているうちには何度か仕事が面白いと感じられる時がありました。
今はまさにその時かもしれません。
こういう時って仕事人人生が充実するんですよね。
私はこれまでいろんな仕事を経験してきました。
業界的にも、新卒で最初に経験した自動車業界に始まり、建設業界、IT業界、セキュリティ業界、人材業界、飲食業界などいろいろと。
働いた企業の規模は大から小まで、また外資系企業勤務も経験しました。
こういった仕事人人生を振り返りながらつくづく思うのは、どんな仕事に就いても、辛いことや嫌なことはたくさんあるけれども、逆に面白く感じられる時もあるってことです。
どういう時にそれを感じるのかといえば、それなりにノウハウやスキルが身につき、確実に自分がその仕事をやれていると思う時ですね。
そして、付け加えるなら、自分がやった仕事の成果を誰かに喜んでもらえる時です。
些細なことかもしれませんが、例えば、あなたがやった仕事に対し、お客さんや上司から「ありがとう!」とか「ご苦労さん!」とか一声掛けてもらうだけでモチベーションが上がります。
私の今の仕事でいえば、自分が作って提供した料理を、食べる人がそれを食べて「美味しかったです!」と反応してくれると本当に嬉しくなります。
この時は、それ以前にいろいろあったことなど忘れてしまい、その仕事を続けてきたことをよかったと思います。
だから、今の仕事を辞めたいと思っている人に言いたいには(特に若い人に対し)、その仕事に就いてまだ日が浅いなら、もう少し耐えてその仕事を続けてみませんか?、ということでしょうかね。
この記事に共感いただけましたら、以下アイコンのクリックお願いします。
yoron at 05:36|Permalink│Comments(0)
2024年02月04日
仕事に大きいも小さいもあるもんか!
(他人をその人が就いている仕事で評価してしまっていませんか?)
大企業や官公庁などに勤務していて大きなプロジェクトに関わる機会があると、自分が何か大きな仕事をやっているように気になったりするものです。
また、組織の規模が大きいと自分の仕事の成果が大勢の人に影響を与えるので、これまた同様の気になります。
私が新卒で入社した会社は日系の大手メーカーでしたが、最初に担当したのが同社が主催していた女子プロゴルフトーナメント関係の仕事で、運営費が億単位だったこともあって自分がすごい仕事をしているように感じていました。
その後、その会社を辞めて他社に転職する際は、職務経歴書でこんなビッグイベントの企画から運営までを担当し成功させたとアピールしていました。
同様のことは転職する度にやっていました。
そんな私は、これまで10数回の転職をし、いろんな業界のいろんな規模の会社でいろんな仕事を経験してきました。
そして、現在はある学生専用マンションの食堂でパートタイマーとして調理補助の仕事に就いています。
若い頃の私からみれば、今の仕事はきっと小さくて付加価値が低いものに思えるでしょう。
他人視点で見れば、「非正規雇用、かつ時給制の安い給料でなんて情けない仕事をしているんだ」と自分を卑下したかもしれません。
飲食業界で非正規労働者として働き出して約10年になりますが、20代、30代の頃はこんな将来を迎えるとは微塵も思っていませんでした。
続きを読む
yoron at 06:57|Permalink│Comments(0)
2024年02月03日
仕事人なら、“損して得取る”意識を持っていよう
(その仕事、本当にあなたにとって損ですか?)
『損して得取れ』という言葉があります。
意味は、一時的(短期的)には損をするかもしれないけど、将来は役に立つ(得をする、それ以上の利益を得られる)ことならやるべきということです。
これは、私自身のこれまでの仕事人人生を振り返ってみてもまさにその通りだと思います。
そして、私は今これを実践中です。
以前の記事で、今年の年初から職場の責任者が入院不在のため私が責任者の業務を代行しているということを書きました。
具体的に言うと、私の現在の仕事は食堂の厨房の調理補助なのですが、調理責任者がいないので私が調理を担当しているということです。
厨房の世界、特に施設食堂などの集団調理の世界では、調理担当(専任調理師)と調理補助(パート)の役割は明確に分けられているのが一般的で(私が経験してきた範囲では)、補助職の人がメイン料理の調理をすることは原則ありません。
例えば、学校給食の例であれば、会社の正社員スタッフが調理を担当し、パートのスタッフたちがその補助をするという感じです。
もし正社員スタッフが何らかの理由で足りなくなった場合は、他事業所から応援の正社員スタッフがきてその穴埋めをしたりします。
そういう点で、パートの人が調理業務をやってみたいと思ってもなかなかできないのです。
続きを読む
yoron at 09:38|Permalink│Comments(0)
2024年01月28日
未経験の仕事(分野)に対しては、謙虚な姿勢で当事者の話に耳を傾けるべし
(他人の前で偉そうな言動をしてしまうことってないですか?)
私の知人に、名の知れた大企業に新卒から定年まで勤めた人がいるのですが、その人は、自分がまったく経験したことのない業界、仕事についても、自分の過去の経験で得たノウハウやスキルをもとに偉そうに語る癖があります。
例えば、私が現在の仕事上の悩みや問題点について話すと、「そういう問題に対しては、こういう考え方・やり方で解決できる」だとか、「お前は仕事に対する意識が低い、もっと大所から物事を考える習慣を身につけろ。でないとお前は仕事人として成長できない」だとか。
そう言われた時は、表面上だけ適当に合わせておいて(実際は完全無視)、内心はバカにしています。
これまで10数回の転職をして、いろんな業界、いろんな会社、いろんな仕事、いろんな規模の組織を経験してきた私からすると、ぶっちゃけ、たった一つの会社、しかも一つの業界しか経験がなく、なおかつ組織の中の一部分の仕事しか経験したことのない人間なんて、関わった仕事を通して得た多少のノウハウやスキルはあるかもしれないが、所詮視野が狭く、他の業界、会社、仕事では戦力になりえないと思っています。
例えば、飲食業界を例にとっても、私がかつて勤めた個人経営の飲食店などは、考える前に動くぐらいでないと仕事ができませんでした。
お客さんがどんどん入店して誰もが忙しくなる状況下で、お酒や料理の注文がどんどん入ってきたら、そのスピードについていかないかぎりお店は回りません(仕事はできません)。
続きを読む
yoron at 07:39|Permalink│Comments(0)
2024年01月27日
仕事はやりこなせると確実に自信がつく!
(あなたが自信のある仕事は何ですか?)
以前の記事で、職場の責任者が緊急入院したため私が急遽業務代行をすることになったということを書いたのですが、その状況がかれこれ三週間ほど続いています。
退院日は今日の予定だと聞いていますが、仕事での完全復帰は様子見ながらということのようなので、もうしばらくは私の代行は続くかもしれません。
代行業務は私一人で担当しているので他のスタッフの業務量は変わらず、私の業務量だけが増え負担は大幅に増えています。
その点では大変といえば大変なのですが(出勤時間も早くなったし)、ただ、私の中では貴重な経験をさせてもらっていると思っています。
なぜならば、現在の仕事に就いて5年目なのですが、これまで一度も責任者が主担当の仕事は経験したことがなかったからです。
実は内心ではいつかはやってみたいと思っていたのです。
それが、言い方は悪いのですが他人の不幸により、急ではありますが機会が回ってきたのです。
最初はとまどい、はたして今の私にできるのだろうかという一抹の不安はありましたが、やってみたら案外できてしまい、そして業務遂行においては大した失敗やミスもなく、時には好評価も得られました。
つまり、ここまでは何とかやりこなせたわけです。
続きを読む
yoron at 05:05|Permalink│Comments(0)