仕事人の叫び

2017年11月24日

環境のせいにしてはいけない、しかし、環境が与える影響は大きい

皇居の風景4(遠くに見えるビル群)
(たかが環境、されど環境)
かつて勤めた中小企業で一緒に働いた同僚が、生活の安定ともっと大きな仕事がしたいと大企業に転職したことがありました。
彼が転職してから数年経った頃でしょうか、彼と当時の仲間たち数名で一緒に飲んだことがあります。
その時、彼がこんなボヤキを口にしました。
「大企業というのは顧客志向で仕事をしないところだ。社外のお客さんが至急対応を要望しているのに、社内会議や打合せばかりしてなかなか事が前へ進まない。それじゃお客さんが怒るのは無理ないわ」と。
彼は前職(私と一緒に働いた中小企業)時代は、お客さんからの要望やクレームがあるとすぐお客さんのもとへ駆けつけるタイプだったので、余計転職先の風土というか仕事のやり方に嫌気が差したのかもしれません。

これは何も中小企業のほうが大企業より顧客志向の仕事のやり方をしているということを言いたいわけではなく、環境が異なれば仕事のやり方、そこで働く仕事人たちの体質も違うということを言いたかったのです。
私はこれまで、大企業、中小企業、外資系企業、ベンチャー企業といろんな規模・タイプの組織で働いてきた経験があるので実感できるのですが、環境がその環境に身を置く人に与える影響は大きいですね。
それはある意味当然と言えば当然かもしれません。
仕事人はある環境に身を置いたら基本的にその環境に合わせて仕事をしなければなりません。
いろんなことが決められている規則やルールもなく自己裁量でいろんなことが自由にできる環境で働いていた人も、諸々の規則やルールがあって厳格に運用されている環境に移ったら不便を感じてもそれに従わなければなりません。
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2017年11月22日

過去への思い入れが強いのはいいのか悪いのか

早朝の風景(秋葉原)
(あなたの過去への思い入れ度は?)
私は現在の勤務先を入れるとこれまで11社に勤務しています。
それぞれの会社の思い出もあるし多少思い入れもありますが、これだけ転職していると1社1社に対する思い入れはそれほど強くありません。
このブログは過去の経験をベースに書いていますが、いろんな会社を渡り歩く中で似たような経験をするので、仕事人が直面しそうな事柄をネタにしているにすぎません。
本当に関心があるのは、現在であり将来のことです。
だから、注力しているのは目の前の仕事で、同僚たちと会話する時も過去の経歴については深く話すことなくサラっと流しています。

こういう私とは対象的に、世の中には過去への思い入れが強い人もいます。
例えば、名もない会社、あるいは前職に比べ見劣りする会社に転職した人が、前職が世間で優良企業といわれたような有名企業などだった場合、「前の会社はこうだった」とかよく口にするんです。
自分が所属した会社を誇らしく思うのは母校愛、郷土愛と同じようなものでいいと思うのですが、目の前の現実を受け入れたくなくて、自分の境遇に格落ちしたような寂しい気持ちから、過去への思い入れが強くなりそればかり口にするのはどうかなと。
それを何度も聞かされるほうはうんざりするし、何だか哀れにも感じるんです。
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2017年11月21日

信頼はちょっとずつの積み重ねだよね。チャンスはその延長にある。

『チューリップ祭』(春日部)バーベキュー
(信頼があればこそチャンスもくる)
あなたは相手が信頼できる人かどうか見極めようする時にどんなポイントを重視しますか?
過去に大きなことを成し遂げた実績がある、いつも前向きなことを言っている、大きな夢を語る、頭の回転が早い、勤務先が有名な大企業である、いつも約束をきちんと守る、お金に困っている時に大金をポンと貸してくれる、、、人によって重視するポイントは違うでしょう。
私の場合は、いつも約束をきちんと守るという点に通じるものがありますが、日々のちょっとした行為を観察しながら相手を見極めていくようにしています。
今目の前でどんな素晴らしいことを言われても、それだけで相手を信頼しようとは思いません。
仮に相手の日常の中に悪い面があっても、それも全部含めて相手を見るようにしています。

私がこのブログを始めてかれこれ13年ほどになりますが、ありがたいことに、読者の中には初期の頃から注目して今日にいたるまで目を通して下さっている方がいるようです。
おそらく、そういう方はお気付きかもしれません。
私が時には矛盾していることを言っていたり、あるいは中身のないことを言っていたり、また仕事人を応援するブログでありながら夢・希望のないことを言っていることもあることに。
しかし、そういうものも含めてこのブログの記事を読み続けていれば、私という人間が仕事に対してどういう考え方をするか、これまでどういう経験をしてきたか、どういうことを伝えようとしているのか、ある程度全体像がわかるのではないでしょうか。
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2017年11月20日

売れるノウハウ・スキル、売れないノウハウ・スキルというのは現にある

ハローワーク渋谷外観
(あなたが現在持っているノウハウ・スキルは、How much?)
あなたが転職希望者だとして、あるいは現在の会社を定年退職した後も働き続けることを希望したとして、あなたのこれまでの仕事人人生を通して培ったノウハウやスキルは他社に買ってもらえると思いますか?
これまでに、あなたが持っているノウハウやスキルを買いたいと言ってきた会社はありましたか?
ハローワークで求人と求職者の状況について説明を受けた経験のある人ならご存知かもしれませんが、単純にいってしまうと、専門技術を持った人への求人は多いのに対し、事務職のような仕事の求人は少ないんです。
そして、企業側からすると欲しい専門技術を持った人はなかなか採れず、一方で、事務職の求人を出せば多数の応募者が殺到するという状況で、特に中高年者にとっては事務職はかなり狭き門となっています。
この傾向はハローワークで説明を受けなくても、昨今の就職・転職情報を収集すればわかることです。

もちろん、就職や転職においては、たんにノウハウ・スキルだけでなく、年齢も大いに影響するし、人柄などの人物面も影響します。
ただ、10年、20年と仕事人人生が長くなれば、経験やその人がその時点で持っているノウハウ・スキルを重視されるので、雇用動向にあわせ売れるものがないと就職・転職はなかなか厳しいでしょう。
私は、40代まではバックオフィス(管理系職種)の仕事のプロになりたいと考え、その考えに沿ったキャリアを積んできました。
総務、人事、経理、経営企画、秘書、営業管理、品質管理、広報・宣伝など、どちらかといえば広く浅くの傾向はありますが、とりあえず一通りは経験してきました。
こういう経験を買われて40代までは転職などもそれなりにできてきました。
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2017年11月19日

自分の将来を考える上で、経営者や上司の言葉を読む力を身につけたほうがいい

b6bf69a9.jpg
(経営者や上司の言葉の真意に気付いていますか?)
経営者や上司が日頃発する言葉には、何かしらの思いや意味が込められているものです。
それらを何気なく聞き流すか、しっかり聞いて言葉の背景にあるものを考えるかは将来に与える影響が違います。
私の経験上は、経営者や上司の言葉を読む力を身につけていれば自分の将来を考えやすくなります。
私は現在二つの飲食店の仕事をしていますが、そのうちの一つのお店は最近仕事がなくなりつつあります。
それは、日頃の経営者の言葉と経営上の出来事から容易に想像できました。
経営者は日頃来客者数が減っている傾向を嘆き経営の厳しさを口にしていたし、出来事としては大きな固定費が発生する要因になる社員採用というのがありました。
この状況を考えれば、売上減の環境下ではコスト削減しか方法がなくなるわけで、そうなるとアルバイトスタッフの雇用調整で何とかするというのはいたってふつうの考え方だからです。

私はこれまで11社に勤めましたが、経営者や事業所の責任者が考えることには似通っている部分が多々あります。
そういう意味では、従業員が何万人もいる会社でも数十人しかいない会社でも経営者の立場に立てば同じ考え方をするということなのかもしれません。
経営者が「経営環境がかなり厳しいので一層のコスト削減が必要だ」と言ったなら、それは、突き詰めていえば「人員整理という荒療治はなるべくしたくないのでそれ以外の部分でコスト削減に努めるが、いよいよそれも難しくなったら最後は人員整理もせざるをえない」という意味も含まれているのです。
大幅なリストラが実施された会社では、従業員から経営者の経営責任を問う声や怨嗟の声が上がることもありますが、一従業員の立場としてはその段階になったらどうにもならないことです。
むしろ、日頃の経営者のそういった言葉を注意深く読み、いざとなった時の身の処し方、自分の将来について考えを巡らしておくほうが賢明です。
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2017年11月18日

仕事人にはそれぞれの立場ごとにそれぞれの世界がある

高島屋タイムズスクエアから見た新宿の風景1
(他人の言動の背景にあるもの、想像できますか?)
私は現在50代で現役仕事人、これまでいろんな業界の会社でいろんな職種に就き、また、雇用形態は正社員、パート、アルバイトと経験してきました。
外部の人間として業務委託のかたちで個人で仕事を請け負ったこともあります。
このようないろんな仕事人経験を通してわかったことは、仕事人にはそれぞれの立場ごとにそれぞれの世界があるということです。
これは経験した人でないとなかなかわからないでしょう。
お互いにそれぞれの立場を越えてシームレスな意識で仕事ができればコミュニケーションも仕事もよりスムーズにいくのでしょうが、現実はなかなか難しいものがあります。


例えば、正社員と非正社員の間には意識の壁があります。
当然仕事に対する考え方や姿勢も違います。
正社員にとってはやって当たり前のことでも、非正社員には指示されないかぎりやるべきことではないという意識があります。
非正社員同士で教え合う仕事のやり方が正社員から見れば非効率的な仕事のやり方だということがありますが、非正社員の中にそのやり方が非効率的と気付いている人がいてもそれを指摘し改善するところまでの動きをする人はあまりいません。
なぜなら、そこまでするのは自分たちの仕事ではないと思っているからです。
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2017年11月17日

「じゃ、あんたやれよ!」と言い返された時のリアクションで、その人が修羅場をくぐった経験があるかないかわかる

雪に覆われた嵐渓荘3
(修羅場、できれば避けて通りたいものだが、、、)
自分がテンパって仕事をしている時に、上司やその他の人からああだこうだと余計なこと(?)を言われると腹が立って、「じゃ、あんたやれよ!」と言い返したくなったことはありませんか?
立場上弱いのでこの言葉を口に出せないまでも、腹の中で思ったことがあるという人は多いかもしれません。
かつては私もそう思った場面がよくありました。
上司などは部下の仕事のし方に問題があるのに気付いて注意や指導をする意味で言うのですが、精神的に余裕のない状態に追い込まれている部下はそのことに気付かずつい口答えしてしまったりするわけです。

こういう言葉は言われて気持ちのいいものではありませんが、現場が修羅場になっていて働く人たちがピリピリしている状況下だと乱暴な言葉はよく飛び交います。
「何言ってんだよ!」とか、「何が言いたいんだよ!」とか、「いつまでやってんだよ!」とか、「ダラダラ仕事すんなよ!」とか、「ふざけんじゃねーよ!」とか、「うるさいなー!」とか。
修羅場の現場でなくても、仕事人ならば職場(現場)で怒鳴り声を聞いたことぐらいあるのではないでしょうか。
全員が紳士淑女で言葉遣いが丁寧なら心安らかに仕事ができるのでしょうが、人間が感情を持つ生き物である以上、その人間が集まった場は感情的になった言葉もよく出てきます。
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2017年11月15日

依頼した相手が動いてくれるかどうか、ここで自分の真の実力が問われる

『東京地酒』2010お花見2
(自分の依頼に対し相手が動いてくれるかどうか、そこに自分の真の実力が)
実力、言葉で言うと簡単ですが、口で言うほどには実力がないなんてことはよくあります。
例えば、誰かに何かを依頼した際、相手がその依頼を快諾し依頼内容の実現に向けて実際に動いてくれるかどうかは、その人が持っている真の実力を見極めるポイントになります。
表面上の付き合いだけだと、依頼内容の難易度が高ければ高いほど相手は依頼を受けてくれないでしょう。
会社の仕事などで単に日常業務上のつながりであれば、お互いに必要だから決まりにのっとってスムーズに物事が動いていくのかもしれませんが、仕事は仕事でも突発的で面倒な仕事だったりすると相手も簡単に受けてくれないということもありえます。
そういう時に、「しょうがない、日頃世話になっているお前の依頼だから受けてやるか」みたいな感じで相手が受けてくれるなら、そこには相手との信頼関係があったことになり、依頼者の実力ともいえます。

仕事ではありませんが、私はこれまでプライベートで異業種交流会を主宰して活動したり、ネット上で多くのコミュニティを運営したり、飲み歩き活動を通していろんなネットワークを築いたりしてきました。
これらの活動を通して得た大きな財産の一つが人のネットワークです。
商売っ気のある人にとってはこのネットワークが魅力に見えるようで、たまに自分の商売のためにこのネットワークを使わせてくれないかと依頼してくることがあります。
人材を紹介してくれないかとか、自社の商材をPRするのに手を貸してくれないかとか、中には、私が個人的につながりをつくった飲食店の店主たちに商売の口利きをしてくれないかとか。
得てしてこの類の依頼は、あまり付き合いのない信頼関係もない人から多かったような気がします。
もちろん、こういった依頼は受ける気がしなかたったので何かと理由をつけて断りました。
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2017年11月14日

他人に主導権を握られた仕事のし方は辛いはず。できるなら他人に振り回されない仕事のし方をしよう。

8月11日抜けるような青空1
(上司に、他人に、会社に振り回され過ぎていませんか?)
仕事をする上で他人に主導権を握られ、他人の意思で振り回される仕事のし方というのは辛いものがあるのではないだろうかと思います。
自分では主導権が握れないから他人に主導権を握られてしまう、力関係、意思の強さ・弱さでそうなってしまうのはしかたがないかもしれません。
頭の中では、他人に振り回されないで自分の思い通りに仕事をしたいと考えていてもなかなかできない、まぁそれが現実でしょう。
とはいえ、他人に振り回されてばかりでは精神的に辛いでしょうから、できることならなるべく他人に振り回されないような仕事のし方をするほうが賢明です。
そのためには、例えば、相手が望むことを先回りしてやる習慣を身につけ自分ペースで仕事ができるようにするとか、どんな仕事でも引き受けてしまうという受け身の姿勢ではなく時には(状況によっては)断る勇気を持つとか、自分がやりやすい相手と仕事を一緒にするとか、人それぞれやり方は違うかもしれません。

かつて勤めた飲食店でこんなことがありました。
その飲食店のオーナーは現場スタッフも兼ねていましたが、できるのはホールの仕事だけで料理を作ることはできませんでした。
そのため外部から料理人を雇い入れるしか方法がなく、それはいたしかたないとしても、問題なのは従業員であるはずの料理人の暴走を許し、逆に料理人に使われてしまっていることでした。
「自分は料理が作れない。だから、美味しい料理を作ってくれる腕利きの料理人が気持ちよく働いてくれる環境づくりに専念しよう」と考えたのかもしれませんが、低姿勢で料理人に接し料理人の要望を聞き入れ過ぎてしまったために、料理人が付きあがってしまい、どちらが経営者なのかわからなくなってしまったのです。
これで組織がうまく回るのであれば問題ないのでしょうが、結局問題があちこちに出て、最大の問題は他の従業員がオーナーの意向ではなく料理人の意向に従うようになったことです。
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yoron at 06:53|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2017年11月13日

経験や立場が異なれば考え方が違うのは当然。その時、「なぜそう言う(思う)んだろう?」と考えることは大事だ。

国会議事堂1
(相手の考え方に反発だけしていませんか?)
親の心子知らず、上司の心部下知らず、年輩者の心若輩者知らず、強き者弱き者の心知らず、、、逆もまた然り、経験や立場が異なれば相手の考え方がわからない、なかなかわからないということがあります。
そこはお互いに相手に歩み寄るとか、何とか相手の考え方を理解しようと努めるとか、できるなら相手と同じ経験をしてみたり同じ立場に立ってみるとか、異なった考え方を持つ人を許容する(相手の考え方を尊重する)とか、そういったことが大事のような気がします。
それができるのは相手より大人度の高い、許容範囲の広い人です。
大人度の低い、許容範囲の人は自分からそういうアプローチをなかなかできませんからね。

私にも他人との付き合いがありますが、自分のことは棚に上げておいて他人を観察したかぎりにおいて言うと、周囲に(いい意味で)いろんな人が集まっている、たくさんの友人・知人がいる人は、日々の言動を見ていて大人度の高さ、許容範囲の広さを感じます。
「あー、なるほど、他人への接し方がこういう人だからこの人の周りには人が集まるんだろうな」と納得します。
例えば、年取った人を何かにつけバカにしたり、自分より目下の人や若い人を侮って怒ったりする人は、同世代の人とは話が合うこともあるかもしれませんが、異世代の人とは話が合わないし、また異世代の人から尊敬もされないでしょう。
これに対し、「子ども叱るな、いつか来た道。年寄り笑うな、いつか行く道」という謙虚な姿勢をもてる人ならば、同世代の人ばかりでなく異世代の人とも話が合うし、また異世代の人から尊敬されることもあるでしょう。
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yoron at 07:33|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック