仕事人の叫び

2024年03月17日

名刺はたんなる情報だと思え

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(名刺に囚われてしまっていませんか?)
組織に長く所属し、肩書なんかついてしまうと、それが仕事人としての自分の実力だと勘違いする人がいます。
特に、大きな組織であればあるほど、肩書が高ければ高いほど、それを受け取った相手がへりくだった態度を見せることもあるので、そうすると何だか自分のほうが上のような気になってしまうというのはよくありがちです。
TVドラマのシーンではありませんが、高級クラブのママなんかが「すごいところにお勤めなんですね!」などとお世辞の一つも言おうものなら、クラブ素人のサラリーマンなんざぁ舞い上がってしまうことでしょう(笑)。

こういう生き方で定年まで勤めた人の中には、プライドだけはずっと高いままで、再びどこかの組織に属し、何かしらの偉そうな肩書きを欲しがったりします。
そして、その組織、その肩書きが印字された名刺を持ちたがります。
実は私もかつてはそんなタイプの人間でした。
若い頃、大企業を退職して無職生活をしていた時、他人に会う際に一個人として対面する覚悟がなく、適当な名刺を作って持ち歩いていたことがあります。
相手が名刺を差し出した時にこちらが名刺を出せないことを恥ずかしく感じていたからです。
それだけ組織の看板というのは個人の生き方に影響を与えていたんでしょうね。
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yoron at 08:13|PermalinkComments(0)

2024年03月16日

身近にフォロー力のある人がいるかいないかは仕事の成果に影響する

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(あなたの身近にはフォロー力のある人はいますか?)
私はどちらかいえば一人で仕事をするのを好むタイプですが、仕事をする上では、特に組織においては誰かの力を借りないと仕事を完遂できないし、成果も出せません。
これは私にかぎらず、個人技で勝負している職人のような仕事人だっていえることです。
つまり、人は一人だけでは仕事ができないということです。
で、仕事をするからには、誰だっていい仕事をしていい成果を出したいと思うでしょう。
そして、仕事の成果が誰かの役に立ち、誰かに認められ評価されて賞賛でもされようものなら、仕事人冥利に尽きると感じ嬉しいものです。

そこでポイントになるのが(いい仕事をしていい成果を出すにおいて)、身近にフォロー力のある人がいるかいないかということです。
これは仕事人としてのこれまでの経験も踏まえて言うのですが、身近にフォロー力のある人がいるかいないかは仕事の成果に大きく影響します。
ざっくりとした言い方になってしまいますが、フォロー力のある人が身近にいれば、いい仕事ができいい成果も出せますが、逆にフォロー力のない人しか身近にいない場合は、いい仕事ができず思ったほどの成果をあげられない場合が多いような気がします。
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yoron at 07:22|PermalinkComments(0)

2024年03月10日

他人が勝手に与えた情報は99.9%役に立たない

自宅の机
(本当に欲しい情報は、他人を期待して待っていてはいけない!)
SNSで私がいろんな投稿をすると、「この人にはこんな情報が役立つかも」と思ったのか、コメントで何かしらの情報を提供する人がいます。
しかし、残念ながらそれらのほとんどは私にとっては役立ちません。
そもそも、SNSのような多数の人が見れる場所に、こう言っては言い方が悪いかもしれませんが本当に真面目な投稿はしないものです。
おそらく、多くの人はネタ程度に投稿しているのではないでしょうか。
自分の仕事に直接影響する(大きく影響する)ような内容の投稿はしないはずです。

仕事関連ではなくても、例えば、自分が何かの重い病気にかかっていたとして、自分の病気についてSNSで詳しく書いて治療に関するアドバイスやら情報を求める人がいるでしょうか。
そういう人がいないとは言い切れませんが、私だったら、まずは自分が行った病院の主治医に相談すると思います。
主治医は自分の手に負えないと思えば他の病院や専門医を紹介するはずです。
まずはそういうステップを踏みます。
それでもどうしてもダメな場合の時に、それこそ藁をもつかむ思いでネットを使って情報収集したりするかもしれませんけどね。
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yoron at 08:48|PermalinkComments(0)

2024年03月09日

いろんな制約を乗り越えて成果を出すのが仕事人!

さらりーまん野戦学
(どんな仕事にも制約はある、それを乗り越えてこそ仕事人として成長していける!)
世の中にはいろんなタイプの仕事人がいるものですが、一番情けないのが、アレがないコレがないといつも不満ばかり、そして「だからできない(のは当然だ)」と最初から仕事を投げてしまうタイプの仕事人です。
予算がない、人材がいない、権限がない、上の人に能力がない、、、組織内などではよく聞こえてくる不満です。
この不満を口にしている人たちというのは、結局のところ、それを口実にして仕事をしたくないということです。
かく言う私も実はかつてはよくこの言葉を口にしていました。
要するに、目の前の仕事から、プレッシャーから逃げたいんですよね。

今でもその傾向はあるので偉そうなことは言えませんが、ただ、長年いろんな仕事経験を積んできてつくづく思うのは、なんだかんだ言っても、“いろんな制約を乗り越えて成果を出すのが仕事人!”だよなということです。
仕事は、どんな仕事をする上でもいろんな制約があるのは当たり前です。
十分な予算、十分な人材、十分な権限、十分な能力、、、そんなものが最初からあるわけがありません。
仕事できっちり成果を出す人というのは、どんな環境下においても、その環境ではどんな制約があるのか理解し、その上で知恵・行動力でもってそれらの制約を何とか乗り越えているのです。
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yoron at 06:39|PermalinkComments(0)

2024年03月02日

ビジネス目的なら、動く、動かせる人と付き合え

フレッシュ!ザ・頭 002
(あなたの人脈作り、間違っていませんか?)
仕事人なら誰しもが自分の仕事においては、自分に利を与えてくれる人と付き合いたいと思うでしょう。
特に、自分が何かお願いしたい事がある時に、実際に動いてその願いを叶えてくれる相手はありがたい存在です。
組織などにおいては、こういう人はキーパーソンとも呼ばれています。
仕事をしていくにおいては、あまたいる仕事人の中からこのキーパーソンを見つけ出し、その人物にうまくアプローチして良好な人間関係を築いていくことはとても重要なことです。
かつて、『下町ロケット』(池井戸潤原作)という人気のTVドラマがありましたが、そのことがよくわかるストーリーでしたね。

組織で働いたことのある人ならわかると思いますが、組織というところは自分の意のままにならないことがたくさんあります。
自分の思い通りに仕事ができないことでストレスがたまるのを多くの仕事人は何度も経験しているはずです。
ただ、そういうストレスを抱えるのが嫌で自分の仕事の負担を減らすことばかり考える人もいれば、ある種の使命感を感じて自分の任務を遂行しようと全力を尽くす人もいます。
当然、どちらの仕事人のほうが仕事ができるかは一目瞭然だし、仕事を依頼するなら、チームを組むなら仕事ができる人を選ぶほうが賢明です。
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yoron at 07:54|PermalinkComments(0)

2024年02月25日

仕事人人生、何が起きるかわからない。最悪のケースを想定しておこう!

消防車
(備えあれば患いなし)
昨年(2023年)の暮れ、12月25日、その出来事は起きました。
地元の飲食店街で火災が発生しました。
消防車等が48台も出動し、消火に7時間もかかり、出火元の飲食店は全焼の上隣接する建物などあわせて4棟が焼けるという大規模な火災でした。
不幸中の幸いは、ちょっとした軽症者が出た以外の人的被害がなかったことです。
出火場所と出火元の飲食店に関する情報を最初に耳にした時、もしやと不安が脳裏をかすめ、そして、出火元の飲食店名が明らかになった時はとても残念に思いました。

なぜならば、そのお店は私がかつて数ヶ月働いたことのあるお店だったからです。
店主含めスタッフはいい人ばかりで、私にとっては良い思い出が多く残るお店でした。
コロナの影響を受けて営業的には苦しい時期もあったようですが、新しい業態のお店も新規出店したばかりで、これからお店を発展させていこうと意気込んでいた時期でした。
そんな矢先に起きてしまった火災事故。
店主や関係者にとっては苦悩の日々が続いていることでしょう。
とはいえ、起きてしまったものはしょうがないので、後は前を向いて一歩一歩進んでいくしかありません。

話変わりますが、今年に入ったら、職場の責任者がいきなり緊急入院となって年始から今日に至るまでずっと療養生活を続けています。
きっとご本人は予期していなかった出来事に辛い日々を送っているのではと想像します。
こういった出来事に比べたら小さなことではありますが、私自身のことでいえば、比較的最近の出来事として、歯の炎症が見つかったり、仕事で腰を痛めてしまうということがありました。
もちろん私が予期していなかったことです。
まぁ、こんないろんなことが次から次へと起こってみると、「仕事人人生、何が起きるかわからないもんだなぁ」とつくづく思います。
そう思うにつけ、考えられる範囲内においては、常に最悪のケースを想定し備えをしておかなければならないなと思う今日この頃であります。

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yoron at 05:35|PermalinkComments(0)

2024年02月24日

他人のあおり言葉には要注意!

人を動かす
(他人にあおられる時は用心深くいこう!)
今から約10年前、調理専門学校に通って調理の勉強をしていた頃、周囲の友人や知人たちからけっこう言われたことがあります。
「ついに飲食店を開業するんだね!」、「お前はこれまで散々飲み食いし豊富な経験を積んできているから、飲食店やったら成功するのは間違いないね!」、「お前がお店をオープンしたから必ず行くから!」などなど。
当時、学校卒業後の将来構想として飲食店開業も一つの選択肢に入れていたので、こういった友人や知人たちのあおり言葉によってその気になったこともありました。

一方で、たくさんのいろんなお店で飲み食いしてきたからこそ、また飲食店開業についてあれこれ勉強したからこそ、生き残るための飲食店経営がいかに難しいかをわかっていました。
そして、その後コロナが日本中に蔓延して飲食業界が大打撃を受けた時は、安易に飲食店開業に踏み切らなくてよかったとつくづく思ったものです。
私が働いた創業70年を超える老舗の日本料理店でさえもコロナによる客離れによって閉店に追い込まれました。
今でも飲食店開業は仕事人人生の選択肢の一つとして持っていますが、それはあくまでも選択肢の中に入っているというだけで、実際やると決めて踏み出す時はかなり慎重に計画を練り上げるでしょう。
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yoron at 20:05|PermalinkComments(0)

2024年02月23日

まったく秀逸ですな、『無理をさせ、無理をするなと無理を言う』

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(無理のし過ぎはよくないと思うけど、仕事人なら多少の無理はすべし)
第一生命保険が毎年募集しその中から秀逸な作品を発表している「サラリーマン川柳」。
たまにしか見ないのではありますが、それでも、過去の作品で「こりゃ秀逸だわ〜!」と今でも記憶に残り続けているのが次の一句です。
無理をさせ、無理をするなと無理を言う
頑張っている人、苦労している人、辛そうな人などを見ると誰でもがつい口にしてしまいがちですよね。
「あんまり無理するなよ」と。
私も他人に対し何度この言葉を掛けたかわかりません。

しかし、現在59歳の私がこれまでの仕事人人生を振り返ってつくづく思うのは、仕事人というのは必ず無理を承知で自分の仕事をする時があるんですよね。
私は40代の時にそんな無理がたたって大病を経験したことがありますが、それでも、その後も仕事においては無理をする時があります。
そのような自身の経験も踏まえて、先程紹介した川柳が仕事人の本音に刺さる秀逸な作品だと思うわけです。
仕事をするにおいては、環境とか事情とかが無理を強いるというのもあるので、そういう時は気合とか根性のような精神論バリバリで乗り切るしかないのです。
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yoron at 07:54|PermalinkComments(0)

2024年02月18日

稼ぐには、金持ち企業・人を狙え、追加サービスを売り込め

『神社人』設立記念パーティ3(宴会風景)
(稼ぎたいのに稼げない、その理由について考えたことはありますか?)
かつて、ある中小企業で働いていた頃、営業マネージャーの会議で社長がよく言っていたのは、「お前たちは既存顧客だけの対応で手いっぱいになっていて拡販活動ができていない。売上を伸ばすには、現状を変え、お金を持っている企業を探して売り込み(新規開拓)をすることが大事だぞ。そのためにはどうすべきか知恵を出し、工夫して動け」と。
また、かつて勤めた外資系メーカーでは、外国人のトップが経営幹部の会議でこんなことを言っていました。
「顧客に製品単体だけを売っていては稼げない(利益は増えない)。製品を売った後のメンテナンスサービスも一緒に売ったほうが稼ぎは増えるのでその戦術でビジネスを展開するように」と。

こういうトップの考え方というか指示命令はまったくその通りでしょう。
営業にとって新規開拓はとても大事な活動ですが、売り込み先を間違えてお金のない企業や人ばかりにアプローチしていては労多くして益なしの状態にしかなりません。
事実、私が勤務先で購買の仕事をしていた時に会社が業績不振だった際は、いろんな会社の営業マンが売り込みに来る度に、口では「検討させていただきます」と言いながら本音のところではほとんど買う気もなく適当に対応している感じでした。
しかし、営業マンによってはこの言葉を真に受け(脈がありそうだと勘違いして)その後もコンタクトしてきた人もいましたが、残念ながら相手の成果に結び付くことはありませんでした。
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yoron at 08:34|PermalinkComments(0)

2024年02月16日

何歳になっても叱ってくれる人がいるのはありがたいことだ

叱ってちょーだい
(叱られたら、なぜ叱られたのか考えてみよう)
自宅の書棚にあった以前読んだ本を先日から再読しています。
『叱ってちょーだい』(リクナビNEXT編集部、KKベストセラーズ、2006年発行)
内容は、20代、30代の若い仕事人たちの悩みに対し、有名人の先輩仕事人たちが喝を入れ、アドバイスをするというものです。
それぞれの悩みを読みながら、そういや、私も若い頃は似たような悩みがあったなぁとか、先輩仕事人たちの言葉を読みながら、そうだよなぁ私もそう思うよ、などと共感したりしています。
まぁ、長い仕事人人生においては、新人時代から始まり、いろんな経験を経ているうちに思いもどんどん変わっていくものなので、自分が悩んでいた当事者から悩んでいる人に喝を入れ、アドバイスをする側になるのは自然な流れかもしれませんね。

ところで、私は、何歳になっても叱ってくれる人がいるのはありがたいことだと思っています。
私は今年の誕生日を迎えれば60歳になりますが、職場では上司や同僚から叱られることがよくあります。
主には年長の上司からですが。
年長でなくても、仮に私より若い上司であっても、理不尽な叱られ方でなければ、自分の至らない点を指摘してくれたのだと受け止めるようにしています。
叱るというのは、感情にまかせて怒るというのは違って、ある意味相手のことを思ってやる行為でもありますからね。
だから、たんに怒鳴られたりするより納得できるところがあるんです。
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yoron at 21:13|PermalinkComments(0)