“横並び”から脱却せよ弱みが強みになることもある?

2004年11月18日

約束を果たすということ

83aa84a9.jpg昨日は、1泊で博多へ行ってきました。
旅費は、新幹線代@22,100円×2(往復)、ホテル代4,700円、飲み食い代・お土産代等約20,000円、しめて約70,000円。
目的は、前職時代の同僚(九州支店勤務)との前々からの約束を果たすためで、約束といっても一緒に飲むというそれだけだったんですけどね(笑)。
ただ、昨年会社を辞めた時、必ず福岡へ行くからと言っておきながら、今日までその約束を果たしていなかったので、喉にささった魚の小骨のように気になっていたのです。

これだけの大金を、たった一回の飲み会のため、しかも遠方までの交通費も含めてパッと使ってしまえるのは、独身だからこそできることなのかもしれませんね。
目の前の損得勘定ができる人はきっとこういう無茶はやらないでしょう。
オフ会で私と会ったことのある人なら、「ヨロンならやりかねん!」と思うでしょうが(笑)。


ところで、仕事の現場ではいろんな約束が交わされます。
そして、その約束を守ったか守らなかったかで、仕事人としての信用度が上がったり下がったりします。
だから、仕事の基本として“約束を守る”ということが重要視されるのです。
仕事に限らず、対人関係において“約束を守る”ことは大切です。

とはいえ、時にはその約束を守れないこともあるでしょう。
相手との約束をど忘れしてしまうこともあるかもしれないし、優先すべき他の約束ができてしまい最初の約束を反故にしなければならない状況だってあるでしょう。
また、安請け合いで簡単に約束してしまう人は、誰とでも約束をしてしまって、後から後悔してしまうことだってあるかもしれません。
そういう諸々のことを考えると、約束も内容によって重要度が違ってくるような気がします。
それと、人によってどの約束を優先するかは違うと思います。
仮に、Aさん、Bさんと会う約束がダブルブッキングしてしまった場合、どちらにより会いたいかによって調整内容が違ってきます。

昨日一緒に飲んだ前職時代の同僚は、在職時代大変お世話になった人です。
私は東京の本社勤務、彼は福岡の支店勤務でなかなか会う機会はなかったのですが、お互い酒をよく飲むということもあって気が合い、それぞれが福岡へ行った時、東京へ行った時は一緒に飲む仲でした。
酒を飲むからというよりは、お互い本音で話すタイプで、そういう性格が「粋に感じる」ということだったのかもしれません。
そういう人だったので、退職後に直接挨拶に行かないことに少し後ろめたさを感じていたのです。

彼と私の関係でいえば、福岡で飲む時は彼がほとんど酒代をもち、東京で飲む時は私がもつという間柄でした。
昨晩は、彼がほとんどもってくれました。
もちろん最初から甘えることは考えていなかったのですが、そこはあうんの呼吸のようなもんでしょうか。
そんなわけで、2軒目、3軒目とはしごしつつ、博多ラーメンまでおごってもらいました。
「お前の就職祝いだから盛大にやろう!」と言ってくれたのがとても嬉しかったですね。

利害関係をベースにした企業社会では、人間関係も利害が絡むことが多いのですが、利害を超えたところで付き合える仲間もできることがあります。
昨日一緒に飲んだ元同僚は、その一人です。
そういう仲間は大切にしたいと思うので、そういう人との約束は大きな意味を持ってくることになります。
退職時以来、彼から何度も誘ってもらい、私も「就職先が決まったら必ず行くから」と約束していたので、私にとっては絶対果たさなければならない約束だったのです。
それはもうお金の問題ではありませんでした。
他人にとってはあまり重要な内容ではないかもしれませんが、私には重要だったのです。
その重要な約束を果たした今、私は心底晴れ晴れした気分です。



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