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2004年11月03日

「ライブドア vs 楽天」は自分の問題だ

ed52b14c.jpgプロ野球の新規参入問題は、楽天に軍配ということで決着しました。
私は心情的にライブドア支持だったので、残念!な気持ちです。
今朝の日経新聞のコラム“春秋”には、この話題が載っていました。
このコラムの中にこんな内容の記事がありました。
ライブドアの支持者は「意気に感ず」派で、楽天支持者は「手堅さ」派であると。

たしかにそうかもしれません。
今回のプロ野球改革の発端をつくったのはライブドアだし、仙台を本拠地にすると最初に宣言したのもライブドアだし、服装で既成概念を打ち破ろうとしたのはライブドアです。
これに対し、楽天はほとんど後手後手でした。
その一方で、現実の枠組み、情勢をみながらうまく立ち回ったのは楽天のほうだったと分析せざるをえないでしょう。


今回のプロ野球の問題をたんなる話題として受け止めれば、自分とは直接的には関係ないことで終わってしまいます。
しかし、私は、この問題に「仕事人の生き方の選択」をまざまざと見ることができました。
考えてもみてください。
仕事の現場でこういうことって頻繁に起きていませんか?
自分の信念で真っ先に行動を起こすのか、周囲の状況を観察しながら行動するのか。

人によって行動の起こし方は違うでしょうし、また状況判断で行動が変わることもあるでしょう。
私自身の場合もそうです。
ただ、私は、自分の「ありたい姿」として“自分の信念で真っ先に行動を起こす”というのを念頭に置いているので、ライブドアというか堀江社長の言動を支持したわけです。
とはいえ、現実的には、仕事の現場では状況を観察しながら後から行動を起こすことが得をするケースはたくさんあります。

私もかつて、「今ここで行動を起こさねば後悔する」、「行動しないのは自分らしくない」という思いで真っ先に行動を起こしたことがありました。
例えば、会社が“改革”を方針として打ち出した時、それに同調し改革に踏み出そうとしたことなどです。
ところが、実際やってみると、周囲から冷たい視線は浴びるは、批判を受けるは、「バカなやつだ。サラリーマンとして出世できないよ」とアドバイスされるは、なかなか辛いもんがありました。
もちろん、本人はそれは承知のうえであり、辛い状況に追い込まれるのは覚悟してたんですけどね。

おそらく、今回ライブドアを支持した人の中にだって、日頃は、職場では楽天的動きをしている人は多いのではないでしょうか。
でも、気持ちのどこかで、本当の自分は違う、違う自分を出したいんだという思いがあって、それをライブドア支持に投影したのかもしれません。
一方、楽天を支持した人の中にも、心情的にはライブドアなんだけど、全体的な状況分析をすると楽天方式のほうがうまくやっていけそうだなということで、楽天を支持したのかもしれません。

こういう対立というか、比較の構図は、ライブドアと楽天だけではなく、他の業界に目を転じれば、かつてはソニーと松下の関係も似たようなもんでした。
ソニーが先陣を切って新しいものをどんどん世に出していくのに対し、松下は真似(まね)下電器と揶揄されるぐらい二番手商法というのを得意とした時期もありました。
そもそも、日本の産業界は、戦後、アメリカやヨーロッパなどの先進企業を見習うことからスタートし、追いつけ追い越せで成長してきたではありませんか。

まっ、そういう大きな構図は脇に置いておくとして、「ライブドア vs 楽天」を自分自身の問題として身近に感じることが大事だと思うのです。
会社を変えなければ生き残れない、今の仕事のやり方はまずいと強く感じた時、自分の信念を貫き通すべく行動を起こすか、最終的に勝利しなければ意味がないと慎重に行動するか、あるいはそれぞれをうまく組み合せながら動くか、まさに個人の判断・決断が求められるところです。
そう考えたら、今回のプロ野球問題は、自分自身にいいテーマを投げかけてくれたと思いませんか?

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1. 私が「東北楽天ゴールデンイーグルス」に望むこと  [ 〜MYSELF〜 ]   2004年11月04日 08:45
◆仙台を中心とした東北地方の方々を裏切らないで下さい。 ◆野球が大好きな子ども達の夢を壊さないで下さい。 ◆近鉄ファンだった人達、ライブドア支持派だった人達の心をつかんで下さい。 言いたいことはありますが(笑)、 とりあえず来シーズンも「12球団」.

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