壁にはぶち当たれ!ビジネスは心理学

2004年10月11日

やる気のないやつは無視しろ

会社、組織には、必ずといっていいほど“やる気のない人”がいるものです。
あなたの周囲にもいませんか?

仕事をするうえで何が一番大変かというと、こういうやる気のない人と仕事をしなければならなくなったときです。
やる気がない人というのは、どんな理由があるにせよ仕事に対するモチベーションが低いわけですから、その人には失礼かもしれませんが足手まといになります。
こういう言い方をすると弱者切り捨てのような感じで印象は悪いのですが、でも、自分の人生を他人に合わせるほど時間の無駄遣いはありません。


私は大学卒業後18年経ちましたが、その間2社で働き、それぞれの会社でいろんな仕事を経験してきました。
自分自身を棚に上げてあえていいますが、嫌々ながら仕事をするやる気のない同僚たちとも多くの時間を共有しました。
今にして思えば、「あ〜、無駄な時間を過ごしてしまったな〜」と多少後悔の念もありますが。
まっ、もっとも、そのときは我慢することも仕事のうちという思い込みもあったのでしょう。

やる気のない人の“やる気のなさ”という害がその人にとどまっているだけなら問題ないのですが、周囲の同僚やチームメンバーに悪影響を与えるから問題なのです。
こちらが「頑張ろうぜ!」と気合を入れているのに、「まっ、頑張ってくれよ(私は頑張る気はないからね)」と返されると一気に気分が萎えていきます。
会社方針、部門方針にしたがって仕事をしなければならないのに、いたってマイペースでずっと非協力的だったりすると、その人の存在自体が困った存在です。

最近は、フリーターやニートの増加が問題視されていますが、彼(彼女)らの考え方や姿勢がもし改善の見込みがないものであれば、そういう人たちの割合が増えていく社会や組織を想像するだけで寒くなってきます。
成熟化した社会につきものの問題であるとはいえ、社会全体の活力低下を憂えざるをえません。
一方で、仕事の面白さや社会貢献の意義を若者に教えていくのは、私たち大人、社会人先輩の役割なんだろうなとも思います。

インターネットやブログを通して、自分の信念で自己主張をしているたくさんの人たちを発見するにつけ、日本はまだ大丈夫だなという安心感はあるものの、会社や組織の中に埋没し、世の中の動きを見ようとはせず、若いうちから保守化していく若者たちも多いという現状に対し心配もします。
前職時代、私は、全社従業員の代表というのをつとめたことがあります。
代表の役割というのは、各職場の代表者の会議を召集し、会社の問題点などを話し合い、自分たちで解決できない問題は会社へ改善要望していくことでした。
私は、この場を利用して、自分たちで会社を変え創っていく雰囲気をつくり出そうと考え行動したのですが、残念ながら、各職場の代表者たちは嫌々で参加しいるような姿勢をとり、こちらが指名するまえではなかなか意見を言わないという状況でした。

そういう経験もあって、若い人はすべてやる気があって、火をつけてやれば発火するぐらいの勢いがあるという思い込みは間違いであることがわかりました。
当たり前のことかもしれませんが、私が行き着いた結論は、中高年者だろうが若者だろうが、やる気には個人差があるということです。
おそらく、その差は個々の経験とか育った環境なんでしょうね。
私もついに40代に突入したので、今後は人付き合いのスタイルを変えていこうと考えています。
どう変えるかというと、「やる気のない人は無視し、やる気のある人と付き合う」ことですかね。




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この記事へのコメント

1. Posted by 河野十行   2004年10月11日 09:51
それでも私は今の若者すべてを信じたいと思います。
信じてあげなければ変われない人もいるのです。

自分のことを信じてくれない人には
ほとんどの若者はついていきません。

会社がどうがんばっても
優秀な人は一定の割合でしか入ってこないでしょうし。

ま、若輩者のたわごとです。
2. Posted by ヨロン/竹内富雄   2004年10月11日 10:50
河野さん、こんにちは。ヨロンです(^_^)。

ご意見をいただきありがとうございます。
「人を信じない人には人はついてこない」というのはその通りです。
そしてまた、「信じる信じないは個人の自由」でもあると思います。
いろんな経験を積む中では、信じていい結果が出たり、
逆に信じていたのに裏切られたという結果も出てくるでしょう。

そういう経験を積み重ねながら、それでも誰かを信じるという強さ
を身につけることができたらすごいことです。
自分が何かを強く信じ積極的に行動すればするほど、
きっとそれに比例していろんな矛盾に葛藤することも多いでしょうが、
そのことにより仕事人としての逞しさが身につくと信じています。

3. Posted by 河野十行   2004年10月11日 11:17
コメントのコメントありがとうございます。

私は裏切られる事を恐れてはいません。
そうでなければ
本当に人を信じているとは言えないと思うのですよ。
4. Posted by ヨロン/竹内富雄   2004年10月13日 21:04
河野さん、こんにちは。ヨロンです(^_^)。

その考え方は素晴らしいと思います。
もちろん、裏切られるというのは後で気付く結果論なわけで、
最初は相手を信じているんだと思います。
裏切られたとわかったときに、悔しがって相手を憎むか、
いい勉強をしたと気持ちを切り替えられるか、
このあたりのスタンスが重要なのかもしれません。

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