論理で仕事は回る?場の知恵

2004年08月26日

たくましく生きろ!

06bbbb58.jpgたくましい・・・どんなことがあってもくじけない様子
国語辞典をひくと、こんな説明書きがありました。

何でこの言葉を出したかって?
それはね、最近、たくましさを欠いた人が増えているんじゃないかと感じているから。
平和な社会、物質的に豊かな社会というのは、一方でたくましさを失う社会なのかなと、そんなことをふと思ったんです。


私の友人に、韓国人や中国人がいます。
1人、2人を見て全てを判断するのは間違いかもしれませんが、ただ、彼らを見ていると、かつての日本人が持っていたであろうたくましさを持っているような気がしたんです。
生きるということに貪欲のような、何でも身につけてやろう精神を持っているような、そんな印象を受けました。

メディアの報道などによれば、昨今は、自殺者の数が過去最高になったとか。
自分のものとはいえ、命というものはそんなに簡単に絶っていいものなんでしょうか。
生き物の生命力というのは、人間であれ、他の動物であれ、植物であれ、もともとすごく強いんだと思います。
少々の衝撃なんかじゃへたらないし、むしろ、いろんな衝撃を受けながら、ますます強さを増していくもんじゃないでしょうか。
その強さがたくましさだと思うわけです。

話変わりますが、写真は、私の郷里である与論島(鹿児島県最南端の島)でよく見かけるガジュマルという樹です。
ご存知のように、南西諸島は台風のメッカで、特に夏になると何個もの台風の直撃を受け、島々で多大な被害が発生します。
そんな自然環境の中で、地面にしっかり根を張りたくましく生きているのがガジュマルの樹です。

ガジュマルの樹を近くで見ると、「おー、たくましそうだなー」と誰しも感じることでしょう。
無数の枝にたくさんの葉をつけ、しかもあっちにもこっちにも枝々を伸ばしているのに、その重量をがっしりした幹が支え、それをさらに強固な根が支えているのです。
きっと、ここまで成長するには何十年もかかるでしょうし、その間、いろんな艱難辛苦を経験したことでしょう。
台風や旱魃のような自然災害に耐え、体を食い荒らす虫や鳥の攻撃に耐え、そして必死に栄養を摂取しながら生き抜いてきたに違いありません。

人間には弱い面もあるので、この弱い面が前面に出た場合は易きに流れることも多いと思います。
つまり、困難な場面に遭うと逃げてしまったり、頑張らなければならないときにすぐ諦めてしまったり。
でも、こんなことを繰り返していたら、たくましくなることはできず、その結果、ちょっとした衝撃で折れてしまったり、倒れてしまうこともあります。

たくましく生きてる人は、頼りがいがありますよね。
たくましく生きてる人には、憧れますよね。
結婚するんだったら、家族を守れるたくましい人がいいですよね。
たくましさには、物事に動じない力強さを感じますよね。

若い人たちに声を大にして言いたいのは、「たくましく生きろ!」ってことかな。
打たれ打たれてもへこたれず、踏まれても踏まれても雑草のようにしぶとく生きたら、たくましさが身につきます。
たくましい人間が増えたら、日本は元気になりますよ!


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