かっこいい言葉を吐く人より実務力のある人を重視せよ！

（相手に実務力があるかどうか見極めよう、それがもっとも大事！）
巷では現在進行中の広島G7サミットの件が話題にのぼり、各国（大国）の首脳（トップ）がどんな言葉を発するか等が重視されているような印象がありますが、個人的には、このイベントを成功させるために裏で、そして今日に至るまでの過程において実務をしっかりこなしてきた人たちの仕事ぶりに関心があります。
たしかにリーダーポジションに就いている人のリーダーシップというのは重要ではありますが、集団（組織）のリーダーがどんなかっこいい言葉を口にしたところで、それを確実に実行に移してくれる実務力のある人（たち）がいないと何にもなりません。
これはまともに仕事をしている人ならわかっているはずです。
これは世の中のすべての仕事に共通しています。

20代の頃、当時勤めていた大企業で同社が主催していた女子プロゴルフトーナメントの事務局の仕事に6、7年ほど関わっていたことがあります。
事務局長ポストには当該業務を担当した部門のトップが就き、事務局組織はそのトップの下に部門内の各部署長が名を連ね、そのもとで平社員の私が実務担当になっていました。
また、このトーナメントは会社の主要イベントで対外広報宣伝の最大のツールということもあってお金をかなりかけていたので、大会実行委員長といったような主要ポストには役員クラスの人が就きました。
当時の実情を明かすと、このイベントを成功させるために細々した仕事から面倒くさい仕事までほとんどを請け負っていたのは何を隠そう私なのです。
当時は、大会が近づくにつれ、毎日深夜残業、それどころか土日返上かつ休日も深夜残業という状況でした。