なぜ、大胆なキャリアチェンジをしたのか、その思いとは40代以降は、自分が幸せになれるキャリアを積もう

2023年03月24日

非正規労働者は現場の最前線にいるからこそ企業体質がよくわかる

工事現場
(「現場が大事」と誰でもが簡単に言うけれど)
私はここ何年もいろんな会社に所属し非正規労働者として働いてきました。
非正規労働者になる前は、何十年にもわたって正規労働者としてこれまたいろんな会社に所属しました。
この両方の経験からはっきりわかったことは、非正規労働者の仕事は現場の最前線にあるということです。
どういうことかといえば、同じ職場に正規労働者がいた場合、その人(たち)はほとんど非正規労働者に仕事を与え指示命令を出す立場にあります。
で、その指示命令に基づき、体を動かし目の前のお客さん一人ひとりに相対するのは非正規労働者だということです。

最近、この身分で現場の最前線の仕事をしていてつくづく面白いなと感じていることあります。
それは何かといえば、非正規労働者は現場の最前線にいるからこそ企業体質がよくわかるということなんです。
私は先ほど言ったように過去に正規労働者の経験があるもんだから余計そのことを実感します。
私の現在の仕事はある施設の食堂の運営スタッフなのですが、運営スタッフはある人材派遣会社と契約した派遣スタッフです。
現場での指揮命令は人材派遣会社の正規労働者ではく、その会社と業務委託を個別契約した個人事業主によって行われます。
つまり、事業の現場での推進はその個人事業主と派遣スタッフが直接担当しているということです。


私が知るかぎり、人材派遣会社の正規労働者はあまり現場に顔を出さず、出しても現場責任者と軽く打合せをしたり、本部からの伝達事項を伝える程度です。
いくら現場にいろんな問題があったにしても、それらを積極的に拾い上げて解決し、より良い顧客サービスにつなげていこうという意欲はまったく感じられません。
そういう状況だから、私が小耳にはさんだかぎりにおいては、この派遣会社はこの会社に業務を委託した施設運営会社からの評判が悪いそうです。
業務改善の依頼等をしても無視されてしまうか対応が鈍いと。
私は以前から当ブログで現場の重要性について述べてきましたが、私の雇用主である会社はどうやら現場を軽視しているようです。

現場の最前線で働いている人なら、おそらく自分の仕事を通して企業体質を感じることができるでしょう。
お客さんからクレームがあったのでその対応をどうしたらいいか会社側(現場担当の正規労働者)に問うたら明確な回答がなかったとか、現場で何とかしろといったいい加減な指示命令が返ってきたとか、そういったやりとりからでも企業体質がわかるもんです。
非正規労働者は雇用の調整弁だとよく言われます。
要するに、企業の業績に応じ、大した待遇も与えず都合よく使用できる存在だということです。
実際、私の現在の待遇は、時給制で、賞与・昇進はなし、正規労働者が恩恵にあずかっている福利厚生もありません(ただし、社会保険は労働時間の関係で加入している)。
しかし、仕事は直接お客さんと接するのでお客さんの印象の良し悪しは事業の盛衰に直結します。

今回の記事から正規労働者の方々に理解してほしいのは、現場の最前線に非正規労働者を配置していればいるほど、非正規労働者をロボットのような作業員と見ないで、顧客と一番最初に接し事業の命運を握っている存在として見てほしいということです。
できれば、そういった人たちの声、意見を顧客の声、意見として耳を傾けたほうがいいでしょう。
現場にやってきて(しかもたまに)、偉そうな態度で指示命令だけしているようでは会社の将来が危ぶまれます。
あなたは、現在、正規労働者の立場ですか?、それとも、非正規労働者の立場ですか?
あなたの会社は、現場の最前線を重視している姿勢をとっていますか?

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yoron at 14:47│Comments(0)仕事人の叫び 

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