2023年02月05日
だから、良い人材を採用するのは簡単ではないって

(あなたは、他人から依頼された人材紹介をやれる自信はありますか?)
2022年11月26日付けの記事『優秀な人材の採用は超難しい、現場の現実をよく見てみろ』で、人材採用がいかに難しいかについて書きました。
昨日、このことを改めて実感させる出来事を経験したので紹介しつつ、同じテーマで記事を書いてみたいと思います。
かつて、調理専門学校でクラスメイトだった友人から電話をもらいました。
内容は、その人は現在私と同じ仕事に就いているのだが、どうやら勤務先の会社で人材確保ができず困っているらしく、それで即戦力になりうる私にコンタクトしてきたようでした。
実は私の勤務先もまったく同じ状況にあり、逆に良い人材がいたら紹介してほしいと会社側から社内通達が出ているほどです。
組織で戦力になっていればいるほど、一般的にいえば該当人物はそれなりの処遇を受けていることが多く、スカウトの声が掛かったところで余程魅力的な条件でないかぎり動かないものです。
私は自分自身のことを優秀だとは思っていませんが、ただ、現在の職場においては一番のベテランスタッフであるという自負があり、また仕事を気に入っているので(以前の記事でも書いていますが)、今のタイミングで転職する意思はまったくありません。
そんなわけで、友人からのお願いは残念ながら辞退させていただきました。
どんな業界でも同じでしょうけど、即戦力になるような良い人材の採用って超難しいんですよね。
だから、そこはある程度妥協して採用した人材を、教育して育てていくしか方法がないのです。
今や、日本で人材が採れない会社は海外に養成機関をつくっているほどなんですからね。
人材採用の難しさは、あなたが採用の仕事に関わっていなくても、例えば、こんなことでも実感できるのでないでしょうか。
誰かからあなたに、「〇〇の経験や〇〇の能力を持った人を知っていたら紹介してもらえないだろうか?」を依頼を受けたとします。
あなたの人脈の中に心当たりがある人材はいるでしょうか?
また、仮にそういう人がいたとして、あなたはその人に転職話を持ち掛け、それを成功させる自信はあるでしょうか?
おそらく、私の想像では、例え条件に該当する友人・知人がいたとしても、相手をその気にさせることはできないような気がします。
先程も言いましたが、現在の仕事で力を発揮している人は動きませんから。
私が身を置く飲食業界は全産業界の中で人材不足においてはトップレベルです。
従事者が多いので簡単に人材が採れそうに思うかもしれませんが、なかなかどうしてどこもかしこも苦労しています。
その理由の一つは、労働条件が悪いんです。
仕事が重労働の割に賃金はかなり低く、大企業などのように多額のボーナスが支給されるケースはめったにありません。
非正規雇用の立場であれば支給されないほうが多いでしょう。
私のところには、他業界で働く友人・知人などから、「知り合いの店主から人材紹介の依頼を受けたのだが、お前は興味ないか?」といった話がよく持ち込まれます。
でも、条件を聞けば、通常の業界の一般的条件なのですぐ断っています。
良い人材を採用することの難しさはこれである程度理解できたのではないかと思います。
では、どうすれば良い人材を採用することができるのか。
それは、一言でいえば、現在戦力になっている人でも心が動くような内容の条件提示をすることです。
お金がすべてではありませんが、例えば、現在年収300万円の人に、同じ仕事を年収1,000万円、かつもっと恵まれた環境で働けるという内容で提案すれば、その人は検討するかもしれないし、場合によっては検討後受け入れてくれるかもしれません。
この場合、大事なことは、相手がそれだけの実力を持っているのか見極めることです。
そのためには、日頃からその人の働きぶりや成果を観察していなければなりません。
それはなかなか難しいかもしれませんが、自分の行きつけのお店のスタッフであれば、間近で観察できる機会はたくさんあるはずです。
何にしろ、良い人材を採用するのは簡単ではないということを、仕事人なら一般常識として知っておいたほうがいいでしょう。
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誰かからあなたに、「〇〇の経験や〇〇の能力を持った人を知っていたら紹介してもらえないだろうか?」を依頼を受けたとします。
あなたの人脈の中に心当たりがある人材はいるでしょうか?
また、仮にそういう人がいたとして、あなたはその人に転職話を持ち掛け、それを成功させる自信はあるでしょうか?
おそらく、私の想像では、例え条件に該当する友人・知人がいたとしても、相手をその気にさせることはできないような気がします。
先程も言いましたが、現在の仕事で力を発揮している人は動きませんから。
私が身を置く飲食業界は全産業界の中で人材不足においてはトップレベルです。
従事者が多いので簡単に人材が採れそうに思うかもしれませんが、なかなかどうしてどこもかしこも苦労しています。
その理由の一つは、労働条件が悪いんです。
仕事が重労働の割に賃金はかなり低く、大企業などのように多額のボーナスが支給されるケースはめったにありません。
非正規雇用の立場であれば支給されないほうが多いでしょう。
私のところには、他業界で働く友人・知人などから、「知り合いの店主から人材紹介の依頼を受けたのだが、お前は興味ないか?」といった話がよく持ち込まれます。
でも、条件を聞けば、通常の業界の一般的条件なのですぐ断っています。
良い人材を採用することの難しさはこれである程度理解できたのではないかと思います。
では、どうすれば良い人材を採用することができるのか。
それは、一言でいえば、現在戦力になっている人でも心が動くような内容の条件提示をすることです。
お金がすべてではありませんが、例えば、現在年収300万円の人に、同じ仕事を年収1,000万円、かつもっと恵まれた環境で働けるという内容で提案すれば、その人は検討するかもしれないし、場合によっては検討後受け入れてくれるかもしれません。
この場合、大事なことは、相手がそれだけの実力を持っているのか見極めることです。
そのためには、日頃からその人の働きぶりや成果を観察していなければなりません。
それはなかなか難しいかもしれませんが、自分の行きつけのお店のスタッフであれば、間近で観察できる機会はたくさんあるはずです。
何にしろ、良い人材を採用するのは簡単ではないということを、仕事人なら一般常識として知っておいたほうがいいでしょう。
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yoron at 07:33│Comments(0)│仕事人の叫び