2023年01月21日
組織で働く人(雇われ人)がやる気を失う時

(あなたは、どんな時にやる気を失いますか?)
私は新卒以来ずっとどこかの組織に属し雇われ人として働いてきていますが、その間、やる気が出たり、逆に失ったりの繰り返しです。
現在の仕事は、そうですね、わりとやる気を感じつつやっているのかなと。
で、後者の“やる気を失う”時ってどんな時なのかなと考えてみました。
これを考える上でのいい事例が、先日現在の職場で実際に起きた出来事です。
職場の上司が、現場で困っていることの問題解決を上(本部)に依頼したようなのですが、上のほうは早急に対策会議を開いて検討しますと回答したものの、それから時間が経っているにも関わらずいまだにその結果連絡がないとのこと。
上司はボヤいていました。
「上が現場に何かを依頼する時にはすぐ対応しているのに、逆にこっちから依頼するとこのざまだ。まったく、やってられんよ!」と。
自分の思い(言動)に相手がきちんと応えてくれないと不満が生じ、やる気が失われるんですよね。
つまり、組織で働く人(雇われ人)は、自分の期待がはずれればはずれるほどやる気を失っていくもんなんです。
例えば、上司から「これ、急ぎだから至急やってくれ!」と依頼された仕事を、自分なりに一生懸命やって成果物を上司に出したのに、それが実は結果として至急対応は必要なかったということがわかればやったほうはがっかりするはずです。
私ね、若い頃、こういうのがよくあったんですよ。
上司が権力者におもねるタイプだったので、上に対しやっている感をアピールするために、私にいろんな資料をよく作らせていたんです、「この資料、明日までに頼むな」みたいな調子で。
でも、ぶっちゃけ、それらの資料は上司の自己満足に役立っただけで、その上の権力者にはどうでもいいものだったんですよね。
この上司、手書きのメモでいいようなものでも、「これ、ワープロで打っておいて」なんて指示してたんです。
仕事人というのは、誰かに期待され、そのことが自分でもわかると仕事を頑張るものです。
かなり大変な仕事だって、「頼めるのはもうお前しかいないんだ!、何とか頼むよ!」と言われると心が喜ぶじゃないですか。
若い頃は、睡眠時間を削ってまで頑張ったものです。
そして、相手が嬉しそうな表情をし、感謝の一言でも述べてくれようものならそれで報われた気になったものでした。
人使いのうまい上司は、こういうところが上手なんですよね。
逆に、誰からも期待されないし、自分のやった仕事が期待通りにならない時は、仕事に身が入りません。
冒頭で紹介した上司のボヤキではありませんが、「こんな仕事はやってられん!」という気持ちになってしまいます。
理想論になってしまいますが、やっぱ、仕事はできるだけやる気を感じながらしたいもんですよね。
あなたは今、自分の仕事にやる気を感じていますか?
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yoron at 05:10│Comments(0)│仕事人の叫び