大事にしたいもの、捨ててもかまわないもの、を明確にすれば生きやすい組織で働く人(雇われ人)がやる気を失う時

2023年01月15日

マウンティングするのは、自分の生き方に自信がないからだ

佐賀城
(マウンティングする人を見たら思い出そうこの言葉、“人の振り見て我が振り直せ”)
マウンティングという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
意味としては、「自分の方が相手よりも立場が上であること、また優位であることを示そうとする、行為や振る舞いのこと」で、特に、対人関係において、自分の優位性を示そうと自慢したり、相手を貶したりすることを指します。
マウンティングしたがる人の特徴としては、ネットで調べてみたところ、劣等感を持っている、優越感を得たい、目立ちたがり屋、主導権を握りたがる、知りたがり、悪口が多い、おせっかい、といったのがあるのだそうです。
マウンティングしたがる人とはあまり付き合いたくありませんが、自分自身を顧みると自分にもこういった特徴はあるかもしれないと自省したりします。

私のちょっとした知り合いにこういう人がいます。
その人は学校卒業後に誰もがその名を知る超大手企業に就職し定年まで勤めました。
その人とはその人が中高年になった時に知り合ったのですが、勤務先での地位(肩書き)は大したことないのに、私の勤務先がその人の会社に比べ知名度が低く規模も小さかったせいか、会話する際にこちらを見下したような言動が見られました。
私は別にその人を仕事人としてすごいと思ったことはないのですが、その人の勤務先が自社の顧客だったということもあり、その人の前ではへりくだった言動をしていました。
そういうこともあってか、相手とは直接仕事での接点はなかったにも関わらず、相手は自分のほうが立場が上だと言わんばかりの不遜な態度をとっていました。


その人はその勤務先を定年で退職し、現在は無職暮らし、趣味などに時間を使って過ごしているようです。
私は当時とは違う仕事に就き、その人とはもはや仕事上のつながりは一切ありません。
ただ、顔見知りということあってか、相手からコンタクトしてきたのでネットだけでつながっています。
ふつうの感覚でいえば、勤務先を退職したら、勤務先の看板は使えないただの一私人であることを自覚し、一市民として謙虚な態度をとりながら人付き合いをするほうが対人関係はうまくいくものです。
しかし、その人はそうではありません。
私に何か言う時はかつてのような上から目線です。
仕事人としての立場での言動ができなくなったら、今度は得た諸々の知識をひけらかすような言動が多くなりました。
私が何か言ったことに対し、「お前は間違っている。正しくはこうだ」、みたいな。
私からすれば、「だから、何?」という感じですけどね。

かつて、パートの仕事の同僚だったおばさんからこんな話を聞いたことがあります。
そのおばさんは以前は介護の仕事を長くしていたようなのですが、ある介護施設で仕事をしていた時のあるエピソードを紹介してくれました。
入居者の中に元裁判官だったという老人がいたそうです。
その老人は自分がどこかへ移動する際には、誰か介護スタッフが付き添わないと不機嫌になり、「迎えはまだか!」と怒鳴ったこともあったのだとか。
おばさんは苦笑しながら、「きっと、現役仕事人時代は常に送迎付きで仕事していたんでしょうね」と言っていました。
先ほど紹介した元大企業勤務の知人といい、この元裁判官といい、残念なことは、組織の看板がマウンティングする人間をつくってしまったのかもしれません。
思うんですけど、自分の生き方に自信があれば本当はそういう行為ってしないはずなんですけどね。
あなたの周囲には何かにつけマウンティングしたがる人はいますか?

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yoron at 08:11│Comments(0)

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