変化に適応しよう、右肩下がりのトレンドは変わらない大事にしたいもの、捨ててもかまわないもの、を明確にすれば生きやすい

2023年01月09日

人生において、リセット→リスタートは難しいけど必要だと思う

55歳以上の仕事探し
(今の仕事をリセットする勇気ありますか?)
仕事人は、同じ仕事に長く関わり、その仕事を自分なりに極め得意分野だと思っているほどにその仕事から離れたがらないものです。
私は大卒後に入社した大手メーカーで事務系の仕事に就いて以来約20年間、似たような仕事でキャリアを積みました。
その分野で実績を上げ自信がついていけばいくほど、生涯現役を貫くにしてもその道で生計を立てていこうと考えていました。
しかし、勤め仕事人としての市場価値が年齢とともに右肩下がりになっていくのを実感しているうちに、「このままでは仕事人を続けるのが難しい、どこかでキャリアチェンジをしなくては」という思いを持つようになりました。

そして、思い切って行動を起こしたのが50歳を目前にした時でした。
まさにこれがラストチャンスだという思いで行動を起こしました。
まったくゼロからのスタートだったので、新人扱いされるのは覚悟していました。
飛び込んだ飲食業界、料理人の世界はそれまで生きてきた世界とは別世界でした。
理不尽なことで怒鳴られる、時にはぶたれたり、蹴られたりと暴力を振るわれる、上司や先輩はいちいち丁寧に教えることはなく「見て学べ」などと言う、それに加え、コンプライアンス違反は日常茶飯事で給与等の待遇は悪い、私にとっては驚きの連続でした。
ただ、自分が得たいものが明確になっていれば仕事を面白く感じることができました。

私は現在完全に自炊生活をしておりますが、飲食の仕事を通していろんなスキルを身につけることができたおかげで、いろんな食事メニューを作ることができ、それが日々の食生活を楽しくさせてくれています。
これだけのことでも私の人生は大いに潤っています。
勇気・覚悟は要りましたが、仕事人人生において、“リセット→リスタート”したのは本当に良かったとつくづく思います。
もしそれをやっていなかったら、私はきっと今頃「終わった人」になっていたでしょうね。
あっ、この「終わった人」というのは、小説家・内館牧子さんのベストセラー小説『終わった人』のタイトルからとったもので、俳優の舘ひろしさんと黒木瞳さんが夫婦役になり映画にもなっています。
勤め人人生の終盤に差し掛かっている人が読むと、観ると、いろいろ考えさせられる小説、映画です。
何はともあれ、私は、仕事人生のどこかで、リセット→リスタートすることって必要かなと思う次第です。

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yoron at 08:19│Comments(0)仕事人の叫び 

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