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2022年11月12日

情報遮断、組織で働く勤め人がやってしまいがちなこと

003 (2)
(まずい情報ほどきちんと報告していますか?)
いつだったかこんなことがありました。
本部の担当者が上司を同行して現場視察にやってきました。
そして、現場の責任者と打合せをしました。
その時のやりとりをその責任者から聞いたのですが、なんでも、担当者の上司は、「XXの件、毎週実行するよう指示を出してあるがやっているのか?」と詰問調で言ったそうです。
すると、担当者は慌てて、「はい、その件は現場から私のほうに毎月報告が上がっています」と上司にその場で報告したのだとか。
そう、要するに、担当者は現場からの報告を自分だけにとどめていて上司に報告していなかったのです。
結果的に上司は恥をかくことになってしまったわけですが、現場の責任者は、「何やってんのかね、あの担当者は。こちらには報告だけさせておいて自分の上司には報告していないなんて!」と怒り気味で私に言っていました。

私のこれまでの組織人経験を踏まえていうと、こういう、言ってみれば“情報遮断”って組織ではよくあるんですよね。
故意でなくても、たくさんの処理案件を抱えていて多忙だったりすると、上司、関係者等への報告が後回しになったり、後でしようと思っていたのについ忘れてしまったなんてことはありがちです。
もちろん、中には、意図的に報告しないというのもあるでしょう。
現場で起きた悪いことの情報を他者に知られると、特に権力者に知られると自分に都合が悪いと思った時に情報を握り潰すというのは組織だったらありうることです。
情報遮断は、現場から上のほうへ向かう方向だけでなく、上から現場に向かう方向でもあります。
経営方針や経営の決定事項が現場に浸透しないという問題は多くの組織が抱えているものですが、これも情報遮断です。
まぁ、故意でなく業務の繁忙さ等が原因であれば改善の余地はありますが、悪質な隠蔽工作のようなものが組織的に行われていた場合は最悪です。

私はこれまで10数回の転職をし、たくさんのいろんな組織に所属して働いてきましたが、仕事の現場では案外日常的に故意の情報遮断が行われているんですよね。
例えば、相手との人間関係が悪い場合、「あいつは嫌いだから」と意図的に相手が必要としている情報を伝えないということがあります。
かつて、ある大手企業で働いていた頃、私が所属する部署の責任者と他部署の責任者の仲が悪かったことがあり、その時は情報を取ったり、業務上の支援をお願いするのに苦労した記憶があります。
担当者同士は親しく交流していて、「ほんと、上の人たちは大人気ないよなぁ」と陰口を叩き合っていたのですが、上から「あそこの部署にはあまり協力するな」と言われてしまうと、悲しいかな、そこは勤め人なので表向きは従うしかなかったという苦い思い出です。
何にしろ、情報遮断は組織にとって最大の障害です。
状況によっては難しい時もあるでしょうが、仕事人であるならば、極力、努めて情報遮断をしないよう日々の仕事を遂行したいものですね。

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yoron at 08:13│Comments(0)仕事人の叫び 

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