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2022年08月12日

仕事はね、当事者になって実態(現実)を知るからこそ面白いんだ

高島屋タイムズスクエアから見た新宿の風景1
(仕事人なら仕事に面白さを感じなくっちゃね!)
私が現在の業界(飲食)で働き始めて8年強になりますが、これまでいろんな場所(飲食店、施設食堂、その他)でいろんな経験ができたことでこの仕事のいろんな実態(現実)を知ることができました。
いやぁ、いろんな実態(現実)を知ると「仕事って面白いなぁ」とつくづく思います。
と同時に、世の中の多くの人は実態(現実)を知らないんだよなぁとも思ったりします。
まっ、“知らぬが仏”、“言わぬが花”って言葉もあるし、逆に実態(現実)を知らないほうがいい場合もありますけどね。

私が経験したことの中で、「へぇ、裏側はこういうふうになっていたんだ!」と面白く思ったことを一つ紹介しますね。
それはある高級居酒屋の厨房で働いた時の経験です。
そのお店には看板メニューの一つに同店特製のラーメンがあったのですが、お客さんからスープが美味しいと好評でした。
ラーメンというのはスープが命みたいなところがあるのでお店はあれこれ工夫しており、よくTVのグルメ番組などで秘伝のスープなどと銘打って紹介されることがあったりします。
で、何も知らない視聴者は「うわぁ、ここまで手間暇かけて作っているならぜひ食べたい!」と思うでしょう。


ところがです。
私がいたお店では、どうやってその秘伝のスープを作るのかといえば、大きな寸胴にお湯を沸かしながら、お店の料理メニューの仕込みで使った食材の切れっ端(捨ててもいい部分)をその中にどんどんぶち込んでいくんです。
例えば、人参、大根、玉ねぎ、キャベツ等の野菜の切れっ端とか、豚肉、鶏肉等の肉の切れっ端とか。
そして、それらを時間かけて煮込みつつ(この間は他の作業をしている)、時々灰汁をとり、最後は味見をしながら適当に調理料(醤油、味醂、料理酒、塩、胡椒等)を入れて味をととのえスープを完成させます。
TV風で紹介すると、いろんな具材をふんだんに使い、手間暇かけて何時間も煮込み秘伝の味を完成させたとでもなるのでしょうか。

私に言わせりゃ、「なんだ、捨ててもいい部分を捨てないで有効活用しているだけだから低コストだし、それでいて、もったいぶって秘伝のうんぬんかんぬんと言えば付加価値がついて高く売れるんだから、ある意味ボロ儲けじゃないか」と。
スープ作りの過程で、よく鶏ガラとか豚の骨なんかを使う場面が出てきますが、これらって本来食べられない部分ですからね。
ということは、食材としては安く仕入れることができるということです。
でも、宣伝文句で“旨味のエキスの詰まった”なんて紹介すると、いかにも「美味しそう!」と感じるじゃないですか。
こういう裏側の実態(現実)を知れば、商売のし方というのもわかるかもしれません。

ここでは事例を一つ紹介しましたが、私は他の業界も他の仕事もあれこれ経験してきたので、それぞれの業界でそれぞれの仕事でそれぞれに当事者としていろんな実態(現実)を知ることができました。
こういう経験を多くしているほどビジネスの世界のからくりというか実態(現実)がわかるので、冒頭でも言いましたが、「仕事って面白いなぁ」と思うのです。
当事者意識を持って仕事をし、そこで自分なりにいろんな気付きを得ないと仕事って面白くないんですよね。
誰かに与えられるまま、嫌々ながら、辛い思いをしながら仕事したって面白く感じるはずがありません。
何かの仕事をしているんなら、その仕事を離れた際に、「実はこの仕事はこういう裏があるんですよ(実態はこうなんですよ)!」と語れるぐらいでないとね。

私は時々、私と同じように自分が関わっている(関わっていた)仕事に関する記事を書いている人のブログを読みに行くことがあります。
その時に、実態(現実)を赤裸々に書いてあると興味深く読んでいます。
「ほぉ、その仕事の裏側はそうなっていたんだぁ(知らなかった)」と勉強になるんです。
こういう視点で物事を見ることができるようになると、世の中のいろんな事象に対して他人とは違う角度から考察できるようになったりします。
ぜひ、あなたも自分の仕事を面白がってみて下さい。
これまで日々淡々とこなしてきた仕事でも何かしらの気付きというか発見があるかもしれませんよ!

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yoron at 04:27│Comments(0)仕事人の叫び 

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