酒好きでも、飲み方は年とともに変えていったほうがいいと思う収入に合わせた生活スタイルを日頃から心掛けよう

2022年06月11日

その人の能力に合う仕事のやり方があるという当たり前のこと

サトウキビの収穫2(お母さん、輝雄)
(いくら自分の仕事のやり方に自信があっても、同じやり方を他人に期待してはいけないという考え方には一理ある)
私の職場は、私を含め数名のパートスタッフで仕事を回しているのですが、先日、私の仕事のやり方について同僚からこんな指摘を受けました。
それは、私が他のスタッフの動きが悪いのを見て、自分では助け舟を出したつもりで、本来他のスタッフがやるべき仕事をやってしまった時のことでした。
「あなたがそんなふうにさっさとやってしまったら、他のスタッフは仕事を覚えられないわよ。(例え、相手の仕事のやり方が遅くても、非効率的でも)その人たちが自分たちのペースでもやれるようにあまり手を出さないほうがいいと思うんだけど」と。
私はハッとしました。
たしかにそうだよなと。

こちらが良かれと思ってやったことが、必ずしも相手にとっては良いことではないことってあるよなと。
例えば、こんな状況を想像してみて下さい。
職場にかなりの高齢労働者で他のスタッフに比べ体力的に劣っている同僚がいたとしましょうか。
その人はその人で仕事を頑張って貢献したいと思っているわけです。
ただ、同じ仕事をやるにも、どうしても他のスタッフのようにはこなせないという現実があります。
そうすると、スタッフによっては、内心「もっとしっかり働けよ!、同じ給料で同じ仕事をしてんだからさ!」と思う人も出てきてしまいます。
私も、冒頭で紹介した出来事だって、本音では、善意からではなくこのような不満めいたところがあったのかもしれません。
「私が力を貸してさっと片付けたほうが、自分も他のスタッフも楽だよな」というような。


そんな私に、同僚は、“人はそれぞれ能力が違うし、その人の能力に合う仕事のやり方がある”という当たり前のことを気付かせてくれました。
私だって、20代、30代、40代の頃に比べたら、明らかに仕事の遂行能力は落ちています。
職場の責任者から仕事上の失敗やミスを指摘されることもしばしばあり、その中にはかつての自分だったら絶対しないようなものもあり、その時に自分の能力が衰えたことを実感します。
このことから言えるのは、自分の仕事のやり方だけを正しいと思い込まず、他人には他人に合う仕事のやり方があるということを知っておくべきだということです。
以前の勤務先で、60代の同僚が、「上司は私たちの仕事のやり方には厳しくものを言うのに、70代の人たちには“あの人たちは年だから”と甘い姿勢をとるのよね!」と不満を漏らしていましたが、気持ちはわからないわけではないものの、冷静に考えれば、上司の思いもよくわかります。

自分も年をとり、かつて自分が批判した人たちと同じ年齢になればそのことが理解できるはずです。
同じ仕事なら年齢に関係なく同じ成果を出さなければならないというのは正論かもしれません。
成果によってその人の能力を評価し報酬に格差をつけるというのは正しい考え方でしょう。
しかし、現実の仕事の現場を見ると、私が属する非正規労働者の世界などは顕著なのですが、能力や成果に関係なく報酬が同じという実態があったりします。
そういう理不尽な面があるから不満も出てきやすいのですが、お互いが協調し合いながら組織の活動を通して成果を出すためには、その人の能力に合う仕事のやり方があるという当たり前のことをお互いが認め合うしかないよなと思う次第です。

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yoron at 07:30│Comments(0)仕事人の叫び 

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